【アッサンブラージュ】Assemblage4088について
アッサンブラージュとは?
もともとはワイン業界で使われていた用語ですが、
最近では日本酒でも複数の原酒を混ぜ合わせて作るブレンド酒のことを
アッサンブラージュと言ったりします。
恩田酒造のアッサンブラージュ
恩田酒造でも2024年、少し変わったアッサンブラージュを試みてみました。
全く違うタイプのお酒かつ澄み酒とにごり酒を混ぜ合わせた、
かすみ酒のようなものを作りました。
まず混ぜ合わせたお酒は次の2本
舞鶴鼓 40%純米大吟醸生原酒(通称トロピカル)
舞鶴鼓 88(八割八分磨き)にごり
これら2本の共通する特徴としてはどちらも自社田で栽培した酒米「一本〆」を100%使用しているということで、それ以外は真逆のような2本です。
精米歩合に関してはお酒の名前「Assemblage4088」の通り、
40%と88%の、米をよく磨いたお酒と、ほとんど磨いていないお酒を混ぜ合わせています。
味わいに関しても甘く爽やかなトロピカルと、米の旨みとキレの強い88にごりが合わさっています。
今回のアッサンブラージュで目指した味わい
日本酒初心者でも飲めて、食中酒としてもいろんなものに合わせてみたいと
思える日本酒。
ここをターゲットに2つの原酒の割合を変えていきました。
レシピとしてまずは、
88にごりの強い個性を出しているお米のつぶつぶをミキサーですりつぶして
シルキーな食感を目指します。
トロピカルの強い甘さは残しつつも、味の濃い料理と合わせてもいいように甘辛のバランスを整えます。
トロピカル100mlに対して88にごりを10mlずつ増やしていき、
口に含んだ時は甘さを感じつつも、後半はスッキリキレて
爽快なバランスのポイントをぴったり見つけることができました。
見た目も、うすにごりのシルキーな感じになりました。
色は少し黄色のマミーみたいな色です笑
今回はとりあえず2024年の長岡酒の陣の限定酒として試飲してくださった方に感触を聞いていきたいと思います。
10/4追記 長岡酒の陣では限定酒ということでとても好評でした。
ラベルもゆるい感じが鶴と油揚げの鶴のキャラクターも相まって
ゆるいラベルの酒蔵なんですか?と言われました笑
【現在のお取り扱い店情報】
長岡市
・佐田酒店
新潟市(中央区)
・Yamazaki酒店
新潟市(西蒲区)
・岸本商店