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《season》厄除けとお護摩

厄除けは1月1日から節分までの間に、というのが一般的らしいです。そんな節分から既に1か月が経とうとしておりますが、備忘録として2月の最終日にすべりこみで書きます(・ω・)ノ

東京都足立区にあります、西新井大師へ友人と行ったときのお話です。

お護摩に行ってきました。

お護摩とは?

お護摩は、ご本尊様の前に護摩壇を置いて、真中の炉の中に護摩木と呼ばれる薪に火を燃やして、ご本尊十一面観世音様・弘法大師様に祈ります。このお護摩の火によって皆様の悪い心(煩悩)を燃やし清らかな心になり、色々なお願い事が叶えられるのです。

引用:お護摩 | 西新井大師

ざっくりいうと、受付でお札をいただき(購入)、お護摩と呼ばれる儀式で、お祈りしていただくのです。申し込める願目は、厄除け・家内安全・商売繁盛・災難除・開運等々、多種あります。

お護摩が始まると、お坊さんが十数人ほどずらりと登場され、お経を読んでいただきます。「お護摩の火によって皆様の悪い心(煩悩)を燃やし清らかな心になり、色々なお願い事が叶えられる」ということですが、中盤で中央の炉に大きな炎が上がり、そこで我々が託したお札が炎にサッと通される場面があります(燃え移らないかいつもドキドキするところ)。
※焚いているのは「護摩木」という特別な薪だそうです。

途中、我々も手を合わせてお祈りするところがあるのですが、わたしはその間、昨年の振り返りと今年一年の思いを自分の中で整理することにしています。

厳かな場での炎には、不思議な力があるような気がしますね。冬の澄んだ空気の中ということもあり、気持ちがすっきりしました。

昨年は辛いことがいろいろあったので、これでリセットです。
<(`^´)>!

御朱印いただいてきました(書き置き)

お説教タイム

怒られるわけではないですよ♪

以前訪れたとき、その日は節分の前日だったので、お坊さんが節分の豆知識を教えてくださいました(節分だけに?)。

豆撒きの豆

ご祈祷済みの福豆

豆は一般的には大豆とされていますが、大豆でなくてもよいそうです。

穀物には精霊が宿っていて、その精霊が鬼の邪気を吸収してくれるのだそうです。鬼は豆が当たると邪気がなくなり、鬼ではいられなくなってしまうため、あわてて逃げていくのだとか。

生の豆はダメ

豆が邪気を吸いとる…ということは、その豆に邪気が移るということですよね。

そう、生の豆からは芽がでます。Oh(゜ロ゜)!
邪気の芽が出ないように、しっかり炒った豆を使いましょう。

と、諸説あるかもしれませんが、こんな感じのお役立ち情報をお話しくださいました。

パワーを感じざるを得ない豆(※美味)

ちなみに、豆はお供えしてから使うとのことでしたが、「◯◯大師祈祷」と書かれた豆もスーパーなどで見かけますので、そういうのはきっとそのまま使ってよいかと。

恵方巻

すっかり定番になった恵方巻

黙々と食べていると、なんだか笑いがこみ上げ、クスクス笑ってしまうのが我が家の恵方巻イベント。だいたい祖母が最初に堪えきれなくて、見ると肩が揺れています(それを見て順に脱落)。

ところで節分とは?

節分(せつぶん、せちぶん)は、雑節の一つで、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと。節分とは「季節を分ける」ことも意味している。江戸時代以降は特に立春(毎年2月4日ごろ)の前日を指す場合が多い。

引用:節分 - Wikipedia

ということで、なんと、2月だけではないんですね。そしてその年の立春・立夏・立秋・立冬によってその前日である節分の日も変わってくるのだそうで(全然意識していなかった人)。

旧暦で2月の節分は、冬から春に変わる節目。“大晦日から新年”という大きな意味があるそうです。それで2月の節分だけが年中行事としてメジャーになったとか。そんなわけで「厄除けは1月1日から節分までの間に」ということなんですね。へぇぇ。

おまけ

あにとおとうと。
「鬼は~外!」で追い払われてしまうわけですが、どこかではこうして仲良く豆を食べているかもしれない??という絵です。

旧暦でもお正月を迎えたところで。
改めて、今年もよい年になりますように!

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