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【医療×IT】スマートデバイスで病気の兆候を捉えらえる?

Webシステム開発企業に勤めるmaitoです。

私のnoteでは、スマートシティやAI、VR、AR、MR、XR、ドローンなど

に関わるテーマを扱います。


本日紹介する記事はこちら。


AIの技術が進歩して、「○○×IT」の技術がますます進化しています。


医療分野においては、特定の分野に限り、

画像診断技術がすでに医師の診断制度を上回っていたり、

International evaluation of an AI system for breast cancer screening

Nature volume 577, pages89–94(2020)

https://www.nature.com/articles/s41586-019-1799-6


スマートデバイス(スマホやスマートウォッチ)で、手軽に健康管理ができるアプリやソフトウェアが開発され、


5Gの通信規格が導入されることで、遠隔手術や遠隔診療の実現に大きく近づいているかもしれません。


◆AIの技術が医療業界に与える恩恵とは?

 一番大きなところでは、

 「人手不足の解消」、「医療費の削減」、「人材コストの削減」があげられます。


 医療診断の補助ツールとして、AIの技術を導入することで、医師が診察する前に検査や問診が終了し、治療の方向性のみ最終決定すればよくなります。

 

 また、本来であれば病院にかかる必要のない状態の方が、不要な受診をする必要がなくなり、医療費の削減につながります。


 逆に、病気の兆候を早期に捉えることで、高度医療にかかる前に治療をすることも可能になるでしょう。


 裏を返せば、本当に技術や能力のある医師のみが生き残り、それ以外の方はAIにとって代わる可能性もあるかもしれません。


◆そもそも医療診断補助ツールとして有用なのか?

 AIは万能ではありません。人が創ったものである以上必ず限界はあります。


 AIに頼りすぎてしまってはいけません。

 逆に、疑いすぎて自分が理解できることのみに固執してしまってもいけません。(無知の知を知る)


 画像診断する前に画像のノイズを消したり、解析しやすい形式に変換したり、どこに注目すればよいか指針を与えるのは人の役割です。

 

 どのような仕組みで生まれた技術なのかを理解し、使い方さえ正しく把握すれば、専門家に限らず一般の方でも、うまく活用することは十分に可能です。


 技術に対して柔軟な姿勢で受け入れ、実際に身をもって試してみて、それが自分にとって、周りの人にとって、社会にとって本当に恩恵をもたらすのか。

 正しい判断のできる人でありたいですね。


◆AIによって浮き彫りになる人としての役割とは?

 AIが人間に優るのは圧倒的な計算・分析力です。

 既存の膨大なデータから、目の前の事象を分析し、尤もらしい答えを導き出します。

 

 医師は、これまでの知見や自信の経験、あるいは洞察によって想定される病気を診断し、適切な治療法を提案します。

 

 すべてAIが同じことを再現できるとは言いませんが、分野によっては可能です。


 では、医師は不要なのかというと決してそうではありません。


 人は自分の人生に大きな影響を与える場面においては、リスクが大きく機械にすべてをゆだねることはできません。


 自分の命の選択を迫られる場面では、やはり専門家の権威や「その人」が信用できるかどうか、に大きいです。


 モノやサービスがあふれ、多少の不満はあっても、不自由なく生活できる人の方が多い時代だからこそ、「選ばれる人」になる努力をすることが、専門家に限らずすべての人に重要なことかもしれません。


◆医療×AIのビジネスの可能性について

 医療×AIの分野は今後も盛んになると思いますが、腰の重い政府がもっと後押しすれば、遠隔医療の技術も進歩するでしょう。

 予防医療に予算を割く方針を打ち出していますが、多くの人は将来の健康に対する価値をまったく感じていません。


 大病を患った経験のある人にしか、「健康」の価値は感じにくいからです。


 ただ「健康」という価値を売り出すのではなく、別の価値に変換して訴求できる人が医療×AIの分野では成功するかもしれませんね。


 コロナウイルスの流行している現代においては、医療崩壊を防ぐために、医療人材のマッチングサービス(人材ソースのシェアリング)は確実に求められます。


 「自分の専門スキルを売りたい・余力のある医療従事者」と「人手が足りず困っている病院(不満)」とのお互いの利益になり、救える人も増える。

 まさに三方善しのビジネスモデルですね。

 

 また、日常生活のバイタルサインをチェックする必要のある、患者さんと担当医あるいは受診機関とをつなぐサービスを作れば、プラットフォーマーになれるかもしれませんね。


 患者さんは保険料と同額程度で月額会員制でサービスに登録し、医師にはマージンが入るようにして、マイページには宣伝したい企業の健康食品や、広告を掲載することで広告費を得る。

 

 場を提供できるプラットフォーマーや仲介役は圧倒的に有利ですし、ビジネスアイデアを提供できる人材は重宝されます。


 あなたの専門分野でも、いまの業界を改善したり顧客の生活を豊かにするビジネスアイデアを考えてみてはいかがでしょうか。


◆スマートデバイスで病気の兆候を捉えらえる?まとめ

 今回は、医療×AIの最新トピックを交えつつ、ビジネス面での考察も紹介しました。

 

 技術は鮮度があり、あっという間に浸透し、いつの間にか当たり前になります。


 当たり前になると、疑うことを忘れ、問題があっても見逃してしまいます。

 

 ビジネスも人生も当たり前を疑って、振り返ることが何かを変えるきっかけになると思います。


 毎日投稿するので、お時間ある方はお付き合いください^^

 ではまた。