人生を変えるステップ:恐れを手放す「実践」編③
人生を変える(自分が成長していく)ためのステップの私の実践編③。
・物事がうまく進まない
・同じ問題が起きる
・前進したいのに勇気が出ない
・人間関係がうまくいかない
「自分の個性」は変えられないし変える必要はない。でも、自分の考え方や行動は変えることができるし、それによって受け取る結果や未来も変わる。
それこそが「自己成長」だと私は思っています。
そのために必要なことが「自分の恐れと向き合うこと」
スポーツでいえば、毎日の練習で技術は習得できる。
でも自分の中に失敗への恐れがあれば、いざという時に身体が思ったように動かない。この恐れという足かせを取らないと、どんなに技術を身につけてもそれが発揮できない。
自分の個性や培ってきた知恵、前向きな気持ちを使って、自分の望む人生を作り上げていくには「恐れと向き合う」作業が必須です(^^)
前進・飛躍・成長に必要な「恐れを乗り越える」というプロセス。
1)恐れと向き合う
2)新しい選択への覚悟と決意
3)それを生きる
私の実践編の最後は、3番目の「それを生きる」についてです。
「恐れが原因で」やっていないことがあればやってみる。
「恐れが原因で」やっていることがあればやめる。
「自分の中にある恐れと、自分の普段の行動や言動がどこで結びついているか」を内観し、一つでも見つけたものがあれば、それまでの行動と違うことをする。
では、具体的にどんなことをしてきたのか?
「人といると周りのことばかり優先する」自分を変えるために、ある時期は、飲み会やランチ会の時には必ず「今日は自分のことを最優先!」と決めて参加し続けました。
自分が食べたいものを食べたいと伝える・皆が盛り下がっててもそれを気にして場を盛り上げようとしない・帰りたくなったら帰るなど。それまでやっていなかったことを意識してやり続けました。ある時期は、いい子になるのをやめよう!と決意。
人を悪く思ったり愚痴を言う自分を「たまにはいいんだよ」と受けとめる。寝たかったから1日中でも寝る。ご飯を作りたくなかったら作りたくないと伝える。嫌なことは嫌だと伝える。
ある時期は、いい子になるのをやめよう!と決意。
人を悪く思ったり愚痴を言う自分を「たまにはいいんだよ」と受けとめる。寝たかったから1日中でも寝る。ご飯を作りたくなかったら作りたくないと伝える。嫌なことは嫌だと伝える。これが私の「いい子をやめる」という範囲ですが・・(笑)それでも、これだけのことが苦痛なくできるようになるのに、数年かかりました。
「私なんて・・」の自己卑下。これは厄介です。これをとるのが一番時間がかかったかもしれません。何と言っても「自分は存在してはいけない」と思っているのだから、そこを根本から変える必要がある。約20年あらゆることを試しました。私がやった実験で本が一冊かけるくらいです(笑)
新しい自分の行動を決めて、その自分を生きる。
元のパターンが出てきても、また次に新しい行動をする。
そうすると、脳の認識が少しずつ変わってきます。
「あれ?これを言っても大丈夫なの・・?」
「あれ?私を優先させても、誰も困ってない・・」
「あれ?前より自分を卑下することが減ってきた・・」
「あれ?前より人といて緊張しなくなった・・」
新しい行動が、新しい自分を作る。一度その行動が脳に「大丈夫認定」されたら、恐怖はかなり減っていく。
これが、私が19歳の時から46歳の今日までやり続けていることです。
ほとんどは「あの人にこれを言ってみる」「これを買ってみる」「このイベントに参加してみる」など小さなこと。でも時には自分を大改造すべく大きなことにもチャレンジします。
4年前には、小さな恐れを一気に払拭すべく、バックパッカーに挑戦。海外に行くと、絶対に誰かに助けてもらわないといけない。それが怖くて一人旅なんて絶対無理!と思っていたけど、行くと決めて、実際に海外に行ってからは、あらゆる人に助けもらいました。
少しでもわからないことがあったら、片言の「中一英語」や携帯の翻訳機を駆使して、道ゆく人、バスで一緒になった人、空港の軍人さんにまで声をかけました。それが私の恐れをとる「訓練」になるとわかっていたから。【恐れが原因でやっていなかったことをやる】を繰り返しました。
おかげさまで、人に頼ること、助けてもらうことが前よりも格段に上手になりました(^^)
心中事件をオープンにしてその体験談を語るコミュニティ・FBの「人生の作り方」無料グループの運営も、私の中の恐れを取るための大きな行動の一つでした。本当の私(私の過去)を知ったら皆どう思うんだろう?一生色眼鏡で見られることになるのでは?
隠してたわけではないけど、あえて人に伝えることもしていなかった私の一側面。それを表に出すのはバックパッカーを超える大きな恐怖でした。
それでもその恐れを乗り越えることができたのは、そのマイナスを背負ってでもやり遂げたいことがあったから。「家族のために幸せになる」という目的があったから。
そして、前回も書いたこの問いを、今も事あるごとに自分に言い聞かせています。
「恐れを人生の主人公にするのか?」
「自分が人生の主人公になるのか?」
答えはもちろん、後者です(^^)
「助けてもらっていいんだ」
「一人で頑張らなくてもいいんだ」
「どんなに頑張っても人は迷惑をかける時はかける」
「それでいいんだ、それが人間なんだ」
「お互い傷つけ合いながら成長するんだ」
「みんな未熟なんだ」
「だからこそ人は助け合うんだ」
「だからこそ人は許し合うんだ」
新しい行動を繰り返す事で、「迷惑をかけてはいけない」「自分は罪を背負っているのだから」という脳の認識(考え方)も変わりました。仕事も人間関係も自分との関係も、全てが驚く程成長しました。
脳の認識(考え方)は決意をしただけじゃ変わらない。たった今「よし!今から自分は変わるんだ!」と決めても、明日にはまた元の考え方に戻ってしまう。なぜなら考え方は習慣だから。
自分の考え方(脳の認識)や心の変化は、「新しい自分を生きる」ことによって作られます。そう、行動です。
「自分が変わってから行動する」のではなく
「行動することで自分が変わる」
「恐れがなくなってから行動する」のではなく
「恐れを持ちながらも行動し続けることで恐れが無くなる」
変化の鍵は「行動」です。
たった一回の「行動」ではなく、毎日、毎回新しい行動をする。やっていないことをやり、やり続けていることで不必要なものはやめる。それが新しい自分を「生きる」ということ。そうすることで新しい自分が「作られていく」。これが、私が自分の体験や実験(笑)を通して行き着いた答えです。
私は恐れ(トラウマ)が本当に強かったので、この「自分を変えるステップ」だけではなく、他にも手放しのためにいろんなことをやりました。ですので、「これさえやればOKです」とは言えません。
でも、小さな恐れなら、十分にこのステップで自分を変えていくことができます。あとは、覚悟と決意。そしてそのために、人生に目的を持つこと。
「一度しかない自分の人生、あなたはどう生きたいのですか?」
「何が本当のあなたらしさですか?」
「どんな人生を作りたいのでしょうか?」
全てはこの問いの答えがスタートです(^^)
そしてこの問いの答えの実現もまた「行動(それを生きること)」によって作られます。
人生は創造です✨
まい先生(中村舞)
マイコーチングオフィス代表。企業研修講師&プロコーチとして15年。5000人以上を指導。コロナ禍をきっかけに、13歳の時の心中事件で家族3名を失った体験を乗り越えた経験と「どんな出来事があっても、どう生きるかは自分で選択することができる」という生き方を分かち合う。
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