【心中事件を乗り越えてー心無い言葉を言われた時はー】
「心無い言葉を言われたMさんへ」
昔、ある人に怒られたことがある。
『どうして子供を作らないの?』
「仕事は辞めたくないし、両親もいないから何かあったら見てくれる人もいなくて・・」
『ダメだよ、そんなこと言ってたら!だから少子化になるんだ!!』
「トラウマです。母親が自分の子を殺めたので、自分もそうなるかと思うと怖くて子供を作れませんでした」と言ったら、その人はどう答えただろう?
『大丈夫、そんなことないって。子供作りなよ』ってしれっと言っただろうか。
「心無い言葉」に傷ついたという相談をよく受ける。
親からだったり、友達からだったり、ただの知人だったり、知人にもなってないような間柄だったり・・・相手は色々だけど、私が聞く限り、全て「心無い言葉」だ。
心無い言葉を発しているその人にも「心」はある。
「自分基準の正しさや思いやり」で作られた心。
きっと上記の人も、その人なりの正しさがあったんだろうし、「この人のために」と精一杯の思いやりだったのかもしれない。
でも本当に必要な「相手の心」がそこにない。
相手はどんな人なのか
何を経験してきたのか
どんな考えを持ち、どんな感情を感じているのか
どんな価値観を持っているのか
何を自分に望んでいるのか
どんな言動を喜ぶのか
相手のことを知ろうとしていない。
相手の立場に立っていないし、相手の心を尊重していない。
「自分はこうで、こんな経験をしてきて、こんな考えでこんな気持ちで、これが大事だと思ってて、だからあなたもこうしなよ」と、あるのは「自分」だけ。
そう考えると、ひどいなあ・・と思うけど、実は私もやっちゃう時がある。だから、ものすごく気をつけるし、自分が心無い言葉を言われた時には反面教師として受け取る(しばらく根に持つけどww)
ほぼ全員、経験があると思う。
独りよがりの正しさや思いやりの押し付けを。
正しさや思いやりって難しい。
相手のことを考えているようで、本当にそれが相手のためになっているのかはわからない。答えはその人しか持っていないのに「これが相手のためなんだ!」と思い込んでしまうこともある。
自分が人と関わる時は、「相手の立場になる」ことをできるだけ忘れずに。心無い言葉を言われた時は、「自分の世界だけで生きているんだな」とスルーする。
難しいけど、ずっと私がチャレンジしていることです。
Mさんも心無い言葉への傷ついた気持ちが癒えたら、一緒に「スルー力」を身につけるべく頑張りましょう!(^^)
まい先生(中村舞)
マイコーチングオフィス代表。企業研修講師&プロコーチとして15年。5000人以上を指導。コロナ禍をきっかけに、13歳の時の心中事件で家族3名を失った体験を乗り越えた経験と「どんな出来事があっても、どう生きるかは自分で選択することができる」という生き方を分かち合う。
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