Encountering the World
「世界に出会う」ということ。
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知覚心理学者ギブソンが提唱したアフォーダンス理論をダーウィンの進化論と組み合わせて、分かり易く解説したエドワード・リードの書籍。
対象との出会いの中で知覚されるアフォーダンス理論は、博物館教育、理科教育とも非常に相性が良いと思う。
それが所謂「見方」なのか、「真実」なのか、は私にはわからないけれど。
まずはモノと出会う博物館教育の分野で、このアフォーダンス理論を用いることでより鮮明に描かれる来館者の体験について整理してみたい。やることはたくさんあるよー
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それにしても。
Encountering the World って。
なんて素敵な題名だろうか。
「研究」とは、そんな情緒的なものでないとは思いつつ、早逝された著書リードさんのことも思うと。
生き物として、身体一つで世界と相対する。大きな「世界」に包囲される、敬虔な気持ちになるのである。
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