嫌になっちゃうな
親戚の苦手なおばさんからラインが入っていたのでテキトーでしかない返事を送った。あの人のラインはただの自慰みたいなもので、ほんとに毎回うんざりする。
汗をぶったらしながら友人としたキャッチボールの最中に球が僕の鼻に当たり大変険悪なムードになった。僕の鼻は120万の爆弾だ。プロテーゼにダメージを与ることは許されない。僕の唯一の地雷だ。大変大人気ない態度をとったが、どうせ理解してもらえないのだからどうだっていい。おかげで今この時間になってもまだブルーな気持ちが続いてる。
よく行くドトールで、対面で読書をしている親子の隣に座ってぼーっとしていた。カウンターにはゲームに夢中になる人や勉学に勤しむ人が連なっていて、各々休日を過ごしていた。きっと平日は皆何かしら精を出すことをおこなっているんだろう。だから休日に全力投球できるんだろう。それがどれだけ僕には羨ましく映るか、分からないだろう。ダイエットするぞと奮起してもちょっとの嫌な出来事でその決意は崩れ去り、親の顔を見ていればやる気も出るだろうと壁に無数に貼り付けた写真もただの景色となり、カーテンの開け閉めも怠り、芯のエネルギーは後退しているのに衰えない食欲、中身も容姿もすべてに嫌悪感を抱く。僕の憧れる人たちは、僕の歳のころにはすでに結果を出している。僕は今日も飯を食らうだけ。食欲、腹が立つ。何もしていないのに、生きようとしてるのに心底腹が立つ。