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女子の『生理的に無理ゾーン』を回避するには、【知っている】は全然足りない

◆生理的に無理というゾーンに入るな

やあ、タケルくん。

さて今日は、どんなタブーを回避しなければならないかという、具体的なことを話そう。

あ、はい。
お願いします。


考え方編で、林修先生が語った「女子の脳から考える恋愛システム」という話、憶えているかな?

ああ、なんとなくは。


林先生は、女子の脳は男子の脳と違って、
①「一目惚れゾーン」が超~狭い
②「普通ゾーン」が超~広い
③絶望的な、「生理的に無理ゾーン」がある

という3つの特徴がある、と教えてくれたんだよね。

そ、そうでした。


で、今回はタブーを語るワケだから?

あ、3番だ


そう。
③の『生理的に無理ゾーン』に入っちゃダメ、ってことになるね。

そこを詳しく解説しよう。


◆生理的に無理とは

女子が「生理的にムリ」というゾーンは、その85%以上は、不潔ということだと思う。

これは、自分の身を守る防衛本能でもあるよね。
目に見えない菌やウィルスが、ウジャウジャいることは周知の事実だろ。それは顕微鏡のなかった大昔でも、経験上や感覚的にも認知され続けてきたことだろう。

汚いのを、「イヤ」っていうのは、本能的な反応だよ。
誰だってイヤさ~。

顔が悪いからとか、太っているからとか、痩せているからとか、そんなことにまで「生理的にムリ」という女子は、決して大多数ではない。


さて、ここで大事な特徴を明確にしよう。

清潔であることも、顔の悪さも、太りすぎも、やせすぎも、すべて努力でなんとかなる領域だ。

努力で…。
ん~ん。
顔だけは無理なんじゃないかなぁ?


いいかい、タケルくん。

顔だけで「スキ」って思ってもらうには、多くの男子の場合、整形手術が必要になるのかもしれない。なんせ女子の一目惚れゾーンは、超~狭いんだから。

でも、「普通ゾーン」でイイんだよ。

「生理的に無理ゾーン」を回避し「普通ゾーン」に入るくらいなら、そんな、整形手術なんていらないのさ。
髪型を整えたり、笑顔の練習をする程度で充分なんだ。

そ、
そうかなぁ


タケルくんが、「ムリ」だと思えば無理になるけどね。

あ、
思った通りになるっていう、あれか!(※考え方編を参照ください)


おお。良く思い出したね。
その通りだ。


いいかい、タケルくん。
さらにね。
何も、女子全員の普通ゾーンに入らなくたってイイんだよ。
そりゃあ、女子の中にも面食いはいるさ。

そういう一部の女子は、気にしなくていいんだ。

何かの本で読んだけど、どんなに好かれる人物でも10人中1人には嫌われるらしいし、どんなに嫌われている人物でも10人中1人には好かれるらしい。

また別な本には、10人の人間がいたなら、2人はアナタを好きになってくれて、7人は好きでも嫌いでもなく、1人は嫌うと、そう書いてあった。

きっと、トシちゃんやマッチや藤井フミヤだって、女子の10人中1人くらいは「嫌い」って言うものなのさ。
アイドルでもイケメン俳優でもない僕らが、女子全員に好かれようなんて、そんなことを考える必要は1ミリもない。

太りすぎも、君が気にしている痩せすぎも、そこまで気にしなくても大丈夫。一部の女子は「太っている方が好み」だったり、「痩せている方が好み」だったりもするものなんだ。

まあ、太りすぎならダイエットをした方が良いし、痩せすぎなら良く食べて筋トレをした方がイイ。その程度のことなんだ。

もちろん、自分の彼氏がすぐに病死するようじゃ、それは誰だって回避したいに決まっている。その「病的にまで」っていうレベルなら、彼女ができる可能性が極めて低い。
っていうか、彼女とか恋愛とか以前に、健康のために即、病院へ相談するべきじゃないか。

つまりね、もう一度言うよ。

女子の「生理的に無理ゾーン」を回避するには、キチンと清潔を心がければイイんだよ。

不潔は、超~~~タブーだ。

そして、清潔であることも、顔の悪さも、太りすぎも、やせすぎも、すべて努力でなんとかなる領域だ。


◆「臭い」は、最重要回避事項

さあ、ここからがタブーの本番だ。

最も嫌われるのが「臭い」ということなんだよ。

①口臭
②ワキガ
③足の臭い

この3つには、最新の注意を払はなければならない。

あ、
口臭!


そうだ。
タケルくんは小学生のとき、同級生に口臭を指摘されたよね。

あ、はあ


指摘したのが、やんちゃな武夫くんだったから、君は話半分にしか聞かなかった。
「嫌がらせなんじゃないか」って、そう思うことで、ことさら深刻ではないと言い聞かせてしまった。

よく知って…


そりゃあ、僕は君だからね。
口臭についての具体的なことは、また後で話そう。

他にも、ワキガの人や、足が臭い人もいる。

わきが…?


そうか、初耳か。
脇汗が強く臭うという特徴の人が、一定数いるんだ。そういう、気の毒な体質の人もいる。

僕の知り合いには、足が汗をかいたり蒸れたりしたときに、他の人以上に臭いという特徴の人がいる。
僕はそう思ったことはなかったが、当の本人がそういうんだよ。

1つ1つ解説しよう。


◆口臭対策

口臭対策は簡単だ。歯磨きをチャンと行なえばイイ。

あ、
はあ。


タケルくんが面倒くさがって、やらなかったり、いい加減だったりしているのを、僕は君だから良~く知っている。

胃が悪いんじゃ?


それは、口が臭いヤツの言い訳だ。
常套句だ。
ちゃんと歯磨きをすればイイだけ。仮に、それでも臭いなら歯医者や、もし胃が怪しいなら内科に、きちんと相談に行くべきじゃないかなぁ。

ちなみに今の僕は、1度の歯磨きに10分間くらいかけて丁寧に磨く。

え?


そうだよ。丁寧に磨けば、10分くらいかかるんだよ。

それに3ヶ月に1度、歯医者に通っている。痛くなくてもだよ。定期的にプロにクリーニングをしてもらうんだ。

僕は、54年生きてきて『掃除のタイプは2つある』って、気がついた。
部屋の掃除でも車の洗車でも、2つのタイプに分かれるんだよ。

①汚れてから、掃除したり洗車したりするタイプ
②汚れが定着しないように、汚れる前に掃除や洗車をするタイプ

車を洗車して分かったのは、汚れてからの洗車がどれだけ大変かということだ。
そして、1週間に1度洗車した場合、どれだけ楽かということも体験した。

高校生になったばかりで、君はまだ若い。
それでも、半年に1度は歯医者に行くべきだ。痛かろうが痛くなかろうがだよ。

そして君の、歯の磨き方は下手くそすぎるから、歯の磨き方も教わった方がイイ。

ちなみに、歯の磨き方の『常識』は年々進化するから、若い先生のいる歯医者さんを選んだ方がイイと思うよ。

イイね。痛くなくても歯医者に行くんだ。
歯磨きも、手抜きしちゃダメだぜぇ~。


◆ワキガ

タケルくんはワキガじゃなくって良かったね。

はあ。


ワキガの人は、皮膚科に行って相談するべきと思います。

それと、自分に合ったデオドラントを色々試して、見つける努力をしなければならないでしょう。

ただ、専門医への相談を省略することは、僕はオススメできません。医療の力をちゃんと借りて、その上でのデオドラントだと思うのです。

例えば僕は、50歳のときに痔の手術をしました。肛門科に行くのは、かなり抵抗がありました。でも、どうにもこうにも致し方ない状況となり、病院へ行って診てもらい、即、「手術しましょう」となったのです。

待合室には、老若男女、たくさんの患者さんがいます。

辛い思いや恥ずかしい思いをしているのは僕だけじゃないんだ、って、その光景を見て悟りました。


◆足の臭い

僕の知人で、「オレは足が臭いんだ」と、自分からハッキリ言う人がいたんだよ。

はあ。


実はその知人を僕は、チョット嫌いだったんだ。足の臭いじゃなく、性格が合わなくてね。

でもね。
その知人が、「オレは足が臭いんだ」って言った後に、「だからオレは、子どもの頃から他人ん家に行ったなら『僕、今、足臭いので、足を洗わせてください』って頼んで、洗わせてもらうようにしていたよ~」って、続けたんだよ。

この話を聞いて僕は、その知人を見直したんだ。

自分のコンプレックスを隠そうとするんじゃなく、自らチャンと明かして、『臭い』という迷惑をかけないようにする…。

その心の姿勢が、ステキだなって、そう思ったんだよ。


◆食べ方

タケルくんは、人の「食べ方」って気にしたことあるかい。

ああ、
お父ちゃんに良く「肘つくな!」って、子どものころ叱られて…。
だからかな。肘ついて食べる人は気になるなぁ。


うん。その躾は、僕もすごく感謝している。大人になってからお父ちゃんに「叱ってくれてありがとう」って思ったことの1つだ。

でも逆に、「なんで躾てくれなかったの」っていうことが3つある。

1つは、食べるときに口を閉じないことだ。

口を…。


そう。口を閉じて噛むのが『普通』であり、『マナー』でもある。

でも、お父ちゃんは口を開けて噛むから、「クチャクチャ」音がする。

これは、タブーだ。

自分が気を付けていないことは、子どもたちにも言えないし、そもそも、『不快に思う人がいる』ということを、きっとお父ちゃんは知らない。

だから、僕は、大人になってから自分で自分を躾けた。
今でも、ちゃんとできているか、ふと、不安になったりする。

タケルくん。食べるときは口を閉じて噛むんだよ。


◆姿勢

僕が、お姉ちゃんに嫉妬していることが、残りの2つだ。

僕は、口をポカンと開けていた。今は直ったと思うけど、思春期をポカンと開けたままで過ごしたかと思うと、情けなくて泣けてくるよ。

子どものころ、お母ちゃんはお姉ちゃんに対し、「口!」って良く叱ってただろう? 記憶あるよね。

あ、はい。


小さい頃のお姉ちゃんの写真は、ことさらに口が真一文字に結ばれている。
写真を撮る前に「口!」って言われるから、そういう写真ばかりになったんだよ。

羨ましかった。
だって、お母ちゃんは僕には甘くて、そんな指摘してくれなかった。口をポカンと開けて過ごした青春時代…。

本当に悲しい。

いいかい、タケルくん。

君はまだ、高校1年生だ。僕は君が羨ましいよ。
僕には誰も「口を開けるな」って、指摘してはくれなかったんだ。

噛むときも、何もしていないときも、口は閉じるものなんだ。

僕がイイ大人になってから、何度何度も、自分で自分に言い聞かして、恥をかきながら身に付けた習慣だ。

自分の意識で身に付けられる。今のうちに、身に付けなよ。


もう1つは『猫背』だ。姿勢の悪さだよ。
これも、お母ちゃんはお姉ちゃんに厳しく躾けたハズだ。なんとなく記憶に残っているんだよね。

で、僕は一切指摘されなかった。

猫背は、
①背中を「伸ばす」という意識
②内側に丸まる肩を「開く」(前に出る方を後ろへと開く)という意識

この2つの意識が必要だ。

①の「伸ばす」は、誰でも意識しやすいと思うけど、
②の「開く」は、長い間気づかなかった意識なんだよ。

この2つを、セルフチェックするとイイよ。
特に、②の方だね。肩甲骨で肩を後ろに引っ張って、胸を張るように意識するんだ。


◆指摘してくれるのは人

いいかい、タケルくん。

他人の欠点を指摘するって、もの凄くメンタルパワーを消費するんだ。精神的エネルギーを、めっちゃ使っちゃうだよ~。

女子の鼻から鼻毛が出ていたら、タケルくん、簡単に教えてあげられるかい?

あ、
いや~ぁ。


でしょ。

そんな指摘をして、嫌われたくない。恥をかかして可哀そう。でも、教えてあげないともっと可愛そうかなぁ。って、教えてもいないうちからすでに、精神的エネルギーを使い始めている。


欠点を指摘してくれる人のことを、良く『愛のある人』っていうけど、54年生きてきて、このパターンは非常に少ないと思っている。多くはない。

欠点を教えてくれるパターンは、

①嫌われてもイイ、その人の為に教えてあげたい
②好かれている自覚があり、嫌われることはないと思っている
③一瞬嫌われたとしても、その後リカバリーできると思える
④嫌われても別に良い(仕方ないし、気にしない)
⑤そもそも嫌いだから、いいや、言っちゃえ!

と、こんなものだろう。

そして、この中で多いのが、僕は、④だと思う。

タケルくんに、「口クセ~」って言った武夫くんは、きっと④だ。

もちろん、①~③の「愛」と呼べる動機から指摘してくれるケースもある。ただ、指摘する方は躊躇う。傷つけてしまうんじゃないか、怒り出すんじゃないか、売り言葉に買い言葉を言われて自分も傷つくんじゃないか。

誰かが教えてくれるんじゃないか。そのうち、当人が気づくんじゃないか。

そんな風に、なかなか言い出せないものなんだ。

だから、そこまで考えるとね。
④も⑤も、動機はありがたくはないけれど、指摘してくれたという『行為』は、もの凄くありがたいことなんだ。

深い愛と勇気のある人と、行為は、同じなんだよ。


さらにね。
こんな状況を理解したなら、こうも思えるんじゃないかなぁ。

自分の耳にチョットでも入ってきたならば、それは勘違いなんかじゃない

その小さな声の後ろには、10~50倍もの、多くの『陰口』が隠れている。

間違いない。そういうものなんだよ。僕は、そう考える。
つまりね、
例え、④や⑤のケースでも、自分の欠点を言ってくれたなら、僕はその人に『感謝』する。

人格否定する人の言葉までを受け止める必要はない。

でも、自分が努力すれば変えられる点を指摘しているのは、現象の指摘や、現状の否定であって、決して人格否定ではない。

④にも感謝しよう。以外に⑤ってないしね。

④をしてくれたその人にも感謝した方がイイけど、無理ならムリでかまわないよ。

でも、その『指摘』には、感謝しようじゃないか。


◆臭いの注意点

人間の五感の中では、「嗅覚が最も早く慣れる」って、言われているんだ。

考えてみれば、誰かの『大』の直後のトイレはもの凄い臭いなのに、自分が排せつしている最中に「臭い」と悶え苦しむことはないよね。

あれは、徐々に臭うから、慣れて「臭い」って感じないのだと思うんだ。
何が言いたいかというと、臭いは、自分では気づきにくいんだよ。

他人の家に行くと独特な臭いがするときがあるよね。
あれ、おそらく、その家族は気づかないんじゃないかなぁ。

その臭いに慣れちゃっているから。

だからね。誰かに「臭うよ」って指摘されたときに、「臭くなんかない」っていう反論や拒絶は、理にかなっていない。

そう理解しようよ。


◆知るとやるとは天地の差

臭いに対してとか、食べ方が汚いとか、姿勢が悪いとか、そのような欠点を克服しない場合、2つのパターンがあると思う。

①気づいていない
②行動がともなっていない

でね。
①の『気づいていない』って、本当かな?

本当に気づいていない場合もあるだろう。
でも、「気づきたくない」「違っていてほしい」という深層心理が邪魔をして、気づいているにもかかわらず、気づいていない方へ自分を誘導するケースも多い気がするんだ。

そして、明確に気づいているのに、②の行動が伴わないパターンも多い。

欠点は直した方がイイのに、なぜ、行動が伴わないんだと思う?

ああ、
面倒だから、かな。


僕もそう思う。

自分のことなのに、その自分が面倒がっているんだ。ことの深刻さを分かっていなかったり、分かろうとしていなかったり。

少し努力をしても続けられなくて、続けられない自分を、つい自分が責めてしまう。

こうなると、負のループに入る。

「どうせ」という言葉が出てくる。

どうせやったところで、
どうせオレなんて、
どうせオレは続かないし、

ってね。


いいかい、タケルくん。

口臭や、体重、口の開け閉めや、姿勢。
これらは物理的なことだから、物理的な行動が伴わないと変化は起こらない。

知識として「知っている」というのは、このような場合は無意味だ。

タケルくんは良く、お母ちゃんやお父ちゃんに、

「知っているよ~」
「分かっているよ」

って、文句言っているよね。

あ、
はぁ。


知っていてもダメ。分かっていてもダメなんだよ。

やらなければ!

「知るとやるとは天地の差!」

この言葉を君に授けよう。
この言葉は、公演家の田中真澄さんの言葉だよ。


ちなみにね、今のタケルくんは、コツコツ続けることに自信無いだろ?

はあ。


54歳の僕は、その「コツコツ」に、絶対の自信がある。
いや、むしろ僕には、その「コツコツ」しか長所はないかもしれない。

変われば変わるもんだよな~。

ビックリだろう?

は、
はい。


詳しくは、このタブー編の次の【行動編】で語るけど、そのコツコツについて、ごく軽~くだけ、ここでも触れておこう。


◆習慣化のコツ

習慣化のコツは、5つある。

①努力とは言えない小さなことを目標にする
②毎日やるのが1番簡単と知る
③10年やると決める
④何度でもリスタートして良いと心得る
⑤トリガーを作る

では、①から解説しよう。
君が面倒くさがっっている歯磨きを例にしようか。


努力とは言えない小さなこと

①は、努力とは言えない小さなことだ。

歯磨きなら、「30秒でイイ」と決めるんだ。

え?
さっき10分って…。


継続できるようになったら、時間は好きにすればいい。
それよりも、毎日コツコツ、継続できるかが鍵なんだ。ポイントなんだよ。

面倒くさいとか、今朝ぐらいはとか、夜ちゃんと磨いたしとか、なんだかんだ、頭の中に『妨害』が浮かぶ。
これは、継続しようと思うと、それが何であれ浮かぶんだ。

最近の脳科学で分かったらしいんだけど、脳は変化を嫌うんだよ。だから、なんだかんだ難癖をつけて、もとに戻そうとする。変化を妨害するんだ。

だから、10分なんて立派な目標なんか、絶対に立てちゃダメなんだよ。

タケルくんは、腕立て伏せも続かないだろ?
あれも、30回とか、なんかカッコイイ目標とかを設定するからなんだよ。

腕立て伏せは、5回で良し、って決めるんだ。
歯磨きは30秒で良しだ。

もちろんもっとやるのはイイが、「面倒だなぁ」って思ったときには、本当に30秒や5回という、『努力とは言えない小さなこと』だけでいいから、それだけはチャチャっとやるんだよ。

小ちゃい目標でイイ。いや、小さい目標じゃないとダメなんだよ。


毎日やるが1番簡単

②は、毎日やるが1番簡単 だ。

2日に1度とか、ダメ。
毎日。
毎日が一番簡単なの。

習慣になるから。
本当なんだよ。

習慣になったら、脳は変化を嫌うから、「やらないと気持ち悪い」ってなるんだ。

タケルくんは岬中出身では、初めて自転車通学をする高校生だ。最初みんなが「ムリだ」「やめとけ」って言ったよね。

で、どう?

別に、そんな大変じゃない。
逆に、雨でバスの方が大変。


それが習慣の力だ。
来年からは、自転車通学者がメッチャ増える。これは君の功績だ。

毎日やるんだ。
歯磨きは当然だが、腕立て伏せも毎日の習慣にするんだよ。


◆10年やる&何度でもリスタート

③は、10年やると決めるだ。
そして④は、何度でもリスタートだ。

これはね、みんな、1年とか1ヶ月とか、そんな変な目標にするんだよね。
だから、ちょっとサボると「もうダメだ」「オレってダメだ」って考えちゃうんだよ。

何度でも、1からやり直せばイイだけじゃないか。完璧じゃないとダメって、誰かが言ったのかい?

今日、決意して始めるのも、10日後決意して始めるのも、そんな大差ないじゃないか。
だったら、サボってしまっても、また今日から始めればイイだけだろ?

そのためには、1年とか3年とか、短い期間設定はダメ。最低でも10年って決めるんだよ。一番いいのは「一生やる」って決めることかな。

まあ、「一生」は現実感が薄くなるから、「10年やる」って決めて、そして何度でもリスタートしな。

必ず、脳が「続けた方が楽」って認めるときがくるから。

サボったことで、自分を責める数十秒があるのなら、さっさとリスタートすればイイだけじゃないか。


◆トリガー

⑤は、トリガーを作るだ。

この「トリガーを作る」っていう考えは、ノーベル賞級の発明だよ。
継続が、めっちゃ楽になるんだ。

トリガーって?


引き金って意味だけど、要は、「これをやったら、必ずこれをやる」という仕組みを作るんだ。

意思の力で何とかするのではなく、やってしまうように仕組化するんだよ。

例えばタケルくんは、自分が食べた食器は、必ず台所に、自分で持って行くだろう?

はあ。
お父ちゃんに怒られるから。


だね。あれも感謝だ。
で、あれをトリガーにして、食器を流しに持って行ったなら、それをきっかけに何がなんでも歯磨きをするんだ。『食器』と『歯磨き』の間には何も挟まない!

トイレも風呂も、テレビも。なにも挟まない。即、歯磨き。
そう決めるんだ。

するとね。

「歯磨きしなくっちゃ」って、考えなくてもイイようになるんだよ。
勝手に、条件反射的に歯磨きするようになる。

そうだなぁ。
腕立て伏せは、「トイレに行ったなら必ず5回」って、決めれば?

トリガーを決めて、トリガーを引いたなら四の五の言わずに決めた課題を、即、実行する。

そこには、「やると決めたから」という理由だけで充分だよ。

トリガーは、確実に行なってしまうことにするとイイんだよ。ど忘れ防止にもなるんだ。


◆まとめ

女子の「生理的に無理ゾーン」に入れられてしまうのが、

クサイ、食べ方が汚い、口がポカンと開いている、姿勢が悪い、などだ。

臭いは、毎日のケアや配慮と、必ず専門医へ相談すること。
痛くなくても歯医者に行けよ~。

食べ方や、口や、姿勢は、何度何度も言い聞かせれば、自分で自分を躾けることはできる。

習慣化は、小さい目標、毎日、10年、リスタート、トリガー、だよ。


これらを『実行すれば』、必ず、女子の「生理的に無理ゾーン」は回避できる。

普通ゾーンに入れる。

このあとは、さらに、恋愛におけるタブーを教えるからね。

まだ、タブーがあるんですね。


まだまだある。

次回からは、「普通ゾーン」や「一目惚れゾーン」に入った男子でも、

それをやったらダメよ

という、定番タブーを解説するよ。


ひとつ、原則的なことを言っておくとね…。

女子は、「幸せになりたい」んだ。
そして、「この人は幸せにしてくれる男性だろうか?」という、女性の本能によるチェックがある。

つまり、

こういう男性は女性(私)を、幸せにはしない(その確率が高い)

という言動が、タブーってことなんだ。


現代と違って昔の女性は、男性よりも体力や武力に劣る身体的特徴ゆえに、何百万年という長い年月、幸せを男性に委ねてきた。

だから、自分のパートナーを『選ぶ』という行為は、女性の遺伝子レベルに深く刻まれた、宿命なんだ。

女性にとっては、真剣勝負なんだよ。

大事だから繰り返すね。

まずは、はじかれちゃダメ。
だから、タブーを学ぼう。


じゃあ、またね。



『いいかい、タケルくん』【タブー編】【2】

=== ここまでを、コピペ&推敲しサイトに投稿します ===

ブログサイト ↓

PS.
※この記事はkindle出版します、『いいかい、タケルくん』【タブー編】 ~ ブサイクで21年間彼女ナシの僕が「彼女なんて簡単にできる!」と、そう言い切れる理由 ~ の初稿です。
※この初稿を、推敲して専用ブログサイトに投稿します。
※さらに、対話形式に加筆修正してkindle出版します。
※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第552話です。
※kindle本の『挿絵』を描いてくださるイラストレーターさんを募集します ※もちろん、お仕事として、キチンと『報酬』をお支払いいたします
※かるいタッチが希望です
※クラレコが第1希望です
※6冊出しますし、表紙にも検討させていただきます





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