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女性にモテたかったなら1年以上”平等な男性”であれ。満を持してから,あの娘だけを特別扱いして,「君は,僕には特別なんだ」とポロッと言ってみ…知らんけど

今、『公平』についてモヤモヤと考えています。
考えを深めたり整理するには、書くのが1番です。

ということで、noteを”らくがき帳”扱いしてみます。

◆公平と平等

言葉の定義をハッキリさせておきましょう。
Google検索してみましたが、あえて引用しないで、僕の感覚で書きます。

・公平

公平:多くの人が納得する、判断や処理や評価や分配など。かたよりがないこと。
by じょーじの見解

ポイントは「同じではない」という点です。
同じ月給や時給なら公平かというと、それは違います。

「同じなら、さぼった人が得している」
「だから不公平だ」

となるのです。

不満タラタラが溜まったり、流れたり、爆発したりします。


・平等

平等:完全に同じにすること。一様に等しいこと。同じ時給、同じ配給、同じ支給、同じサービスなど。
by じょーじの見解

「あなたは5歳で小さいからこの量で、高校生のお兄ちゃんは身体も大きく食べ盛りだからこの量」

これは平等ではありません。

5歳だろうが3歳だろうが15歳だろうが、同じにするのが平等です。


◆不公平と不平等

不公平と不平等。こっちを考えると分かりやすそうです。

「不公平だ」と訴える意味は、イコール、「等しくしろ」ではありません。
むしろ逆です。

「金持ちからも貧乏人からも、同じ金額を取るのか? 不公平じゃないか」
例えばこの意見なんかは、「偏りを作れ」「金持ちからは多く取れ」という意味です。

つまり「不平等にしろ! それが公平だ!」という主張です。

机上の空論ではありません。
日本は累進課税です。
収入が少ないと、所得税は10%です。収入が多いと、30%や40%も取られたりします。

不平等なのに、誰も文句を言いません。
高額納税者に、感謝申し上げます。ありがとうございます。


◆悪平等

「悪公平」という言葉はありません。
しかし、「悪平等」という言葉はあります。

成果を上げまくった社員と、成果を出さなかった社員に、同額のボーナスを支給する。昇給も昇格も同じ
自然災害の避難所で、支援物資や救援物資を、たとえ何であっても同じ数にして分配する。

こういうのが悪平等と呼ばれます。


◆女性性と男性性

おそらく、女性性が強いと”平等”からアプローチすると思います。

「みんな同じ時給」
「みんな同じ労働時間」

ここから入場(参加)する気がします。

能力が高いからといっても、1人だけ時給が高いというのは、納得しない人が多そうです。

「逆に私、時給を50円下げてください」という人がいても、
明日は我が身を想像するからなのか、
かわいそうという優しさゆえか、
「なに自分だけイイ子ちゃんするねん」という理屈なのか、

とにかく反対しそうです。

しばらくして、
・明らかにAさんは能力が高く、かつ、みんなにも気を使って感じがイイ
・Bさんは、家庭の事情で毎日1時間遅れるが、仕事ができて協調性もある

と、多くの仲間が認めた場合、「あの人は皆と違っても仕方がない」と許容されます。

順番は、平等…からの公平、です。


対して、男性性が強い人は、いきなり”公平”から入場します。

どういうルールなのか。
それは公平か。

要は、同じじゃなくていい。その違いに納得できるか。
そっちを気にします。
ルールを気にします。

そのが納得できたなら、あとは、周りの人は関係ありません。
そのルール内で結果を出せばイイだけですから。


◆女性が恋人に求める「私だけ」

女性は、恋愛対象の男性には、「私だけを大切にする」ことを望みます。

しかし、前提があります。

みんなに、ちゃんと平等に接することができる

これが前提です。
不美人や嫌いな人を差別する男性が、自分だけには特別に優しくても、決して響きません。ときめきません。(仮説なのに断定的になってきた)

ちゃんと平等が実践できる、まともな人。
そのまともな人が、私だけは”特別”って思っているみたい。

この2つがそろって、初めて、ときめくのです。
変なヤツに特別扱いされても嬉しくはありません。(断定しちゃったよ)


◆〆

中途半端な思考で終わってしまいました。
いつか、もっと深堀します。

分かっていることは、僕は、「同じであれ」という同調圧力が嫌いです。

もう1つ分かっていることがあります。
ビジネスでぶいぶい言わせていた時代、僕は、同調圧力の権化でした。
一致団結の名の下に、「オレに従え」とグイグイ迫りました。
そのくせ自分は自由でありたい。そういうヤツでした。

唐突ですが、
僕は、妻のゆかりちゃんが大好きです。





おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第976話です

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奈星 丞持(なせ じょーじ)|文筆家
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