
第535話 【考え方】【4】ド直球で説明しよう…なぜ「考え方」が重要なのかを
※kindle本の『挿絵』を描いてくださるイラストレーターさんを募集します
※もちろん、お仕事として『報酬』をお支払いいたします
※かるいタッチが希望です
※クラレコが第1希望です
※6冊出しますし、表紙にも検討させていただきます
今日の記事は、kindle出版する『いいかい、タケルくん』、
サブタイトル、
『ブサイクで21年間彼女ナシの僕が「彼女なんて簡単にできる!」と、そう言い切れる理由』の、初稿です。
ここに初稿を書き、推敲して、専用ブログサイトへ、
そして、対話形式に加筆修正してkindle出版します。
以下、
【考え方編】【4】ド直球で説明しよう…なぜ「考え方」が重要なのかを です
※54歳のタケル初老がタイムスリップして、高校1年生のタケルくんにアドバイスします
※高校1年生のタケルくんは、いわゆるこじらせ男子です
※タケル初老は、こじらせを完全に克服した【こじらせマスター】です
※固有名詞以外は、実話です(タケルとは、なせじょーじなのです)
◆ミホちゃんは早く結婚した
いいかい、タケルくん。今日は、君が大好きなミホちゃんのことを少し話そうと思うんだ。
【僕の時空の層】でのミホちゃんのことだ。
ミホちゃんは、かなり早く結婚した。20代の前半だった。東京で就職して、職場恋愛だと聞いた。
どんなイケメンがマドンナのミホちゃんの心を射止めたのか、クラスメイトの女子に聞いたら、
「大っきい、熊みたいなオジサンだよ」
って言われてさ。
少しショックを受けたんだ、当時の僕は。
この時、少し後悔した。なぜ、僕は告白することもなく「ムリだ」と決めつけたのだろうか。振られてもいいからアタックすれば良かった。アタックしていれば、今「もし…」なんて妄想をしてモガクこともなかった。
ミホちゃんは、確か、里帰り出産をしたんだと思う。ちょうどお盆休みだったから、クラスメイトが声をかけあって『出産祝い』とかこつけて、ミホちゃんに会いに行った。
ミホちゃんの実家におじゃましたんだ。男子3人、女子3人だったかなぁ。もう少しいたかなぁ。
赤ちゃんのことは憶えていない。僕は、ミホちゃんに会えるだけで満足だった。女子たちは、やがて自分にも訪れる『結婚』や『出産』の先輩なわけだから、あれこれミホちゃんに真剣に質問していたっけなぁ。
そんな賑やかな談笑に、ミホちゃんのお母さんが割って入ったんだ。そして衝撃の言葉を言った。
「こんなにイイ男の子がたくさんいるのに、よりによってもの凄く遠い所へ嫁いじゃって~、誰かもらってくれたら良かったのに~」
ってね。
僕の顔を真っすぐに見て、
「あなたどこの人? え? すぐそこじゃない⁈ も~う、ホント貰って欲しかったわ~」
って、冗談と分かっていても、でも衝撃の一言だったんだよ…。
◆考え方は人間の源泉だ
さて、タケルくん。
考え方が、なぜ重要なのかを、今日はド直球で解説するよ。
考え方は人間の源泉なんだ。だから重要。これが結論。
例えばさ、家を建てる時タケルくんなら、その地面や基礎、土台を、「水平にして欲しい」って思わないかい? 思うよね。基礎や土台が水平じゃないのに、床で水平にするってオカシイでしょ。
この、最初の肝心なところが、家の建築なら【基礎】や【土台】で、僕たち人間ならば【考え方】って、ことなんだよ。
トンネルって、両方向から掘るって知っている? どうやらそうらしいんだ。ということは、掘ることそのものの技術や技法や、チームの連携や効率なども重要だろうけど、【方角】や、掘り進める【角度】って超重要じゃない?
方角がずれて掘り出したなら、最悪、反対から掘り進めてきた相方と、出会えない場合がある。そうなってからやり直すっていっても、もの凄いロスになるのは、簡単に想像できるだろう?
家の建築やトンネル工事なら、出だしが肝心って分かりやすいよね。
しかし僕たちは、僕たちの【言葉】や【行動】の、源泉にあたる【考え方】を、さほど重視していない。
ちがうかい?
ただ、自然に考え、軽く考え、あるいは良く考えもしないで、発言し行動している。
反射的だったり反応的だったりすることも四六時中ある。
◆努力について考えよう
よし、タケルくん。考える練習をしてみよう。
タケルくん、「努力」を説明してくれるかい。
努力ですか…。ええっと。努力とは…、ええっと、頑張ること、とか、頑張ることを続けることとか、かなぁ。
うん、そうだね。その通りだと思うよ。じゃあ、ここからさらに考えてみよう。
例えば、毎日、朝起きたらすぐに【腕立て伏せを10回】だけやる中学生がいたとする。これは「努力」と言ってイイよね?
で、その中学生は【腕立て伏せを10回】を半年間続けた。毎朝だよ。その結果、10回の腕立て伏せは、もう全然辛くなくなった。筋力がついてラクチンにこなした。ラクチンになってからも毎朝の【腕立て伏せを10回】を続け、2年が経っていた。その中学生にしてみたら、もう、毎朝の日課でクセのようなものだった。
7か月目からは、本人は頑張っていないんだよ。ただ惰性で、習慣となって行っていただけなんだ。
頑張っていないから、これは「努力」とは言えないかな? それとも努力かな? タケルくんはどう思う?
いや、努力だと思う。2年も続けるなんて凄いよ。
よしよし、考えが深くなったの、分かるよね?
もっと深くしてみよう。
じゃあ、継続は「努力」なのかな? たとえ習慣になったとしても、継続していることが素晴らしいという理由から。どう思う?
う~ん。継続は、努力な気がするけど…。
じゃあ、タケルくんの、毎週ジャンプを読むも、あれも努力でイイかな?
かれこれ5年以上、毎週欠かさず読んでいるよね。1度も欠かしていない。さあ、どう思う?
あれは努力とは、さすがに言えないかなぁ。
どうして? ああ、娯楽だからね。なるほど。
とまあ、こんな風に、いくらでも深く考えることはできるんだよ。
◆2人の名言
ここで、タケルくんに、努力について語られた【名言】を紹介しよう。
1人目は、王さんの名言だ。そう、世界のホームラン王の王さんだ。
たぶん、タケルくんの時空の層の1982年には、王さん、まだ言っていないんじゃないかなあ。だとしたらタケルくん。君は王さんご本人より先に、この名言を知ることになる。なんか凄いね。
王さんは努力について、こう語っているんだ。
努力は必ず報われる。
もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない。
何とも厳しい意見だろ? 結果が出ていないのならば、それはまだ「努力」と呼べないって、そう言い切っている。
王さんは「努力」を、そのように定義しているんだ。
努力は必ず報われる、って。報われないなら、それはまだ、ちょっと頑張っただけだ。足りない。報われるまで頑張り続けなさい、ってね。
もう1人。西野亮廣さんの名言を教えよう。
ん? ああ、西野さんは、コッチではまだ1歳だ。もうすぐ2歳になるかな。2021年には確実に言っているから。
何者? ええっとねぇ。お笑い芸人だよ。ま、いづれ知ることになるから。で、その西野さんの名言だ。
努力は必ず報われる。
もしキミの努力か報われなかったとしたら、それは「努力する方法」が間違っているんだ。「努力する方法」を間違ったまま努力を続けても、報われることはない。「努力」の中には、“努力する方法を間違わない努力”も含まれているんだ。
短く言い直すと、
間違った方法の努力は努力とは言えない とか、
努力には”努力する方法を間違わない努力”も含まれる とかになる。
水泳選手がバットを持って素振りしても、それは『間違った努力』だよね。
西野さんは、「考えろ」って言っているのさ。
そして、考えることも「努力だ」と言っているんだよ。
考えて、正しい努力をすることが肝心だと教えてくれている。
王さんは「量」への言及だった。
西野さんは「質」への言及だ。
ちなみに、西野さんは、王さんの名言を、もの凄く大切にしている。
ちゃんと考えたのならば、あとは努力の「量」次第って、そういうことになる。
◆考え方が重要だという、偉人たちの言葉
努力とか、量って言葉を聞いたら、タケルくん、見事に表情が曇ったねぇ。
おっと、八つ当たりはなしだ。
あと、誤魔化しもね。なんせ僕は、高校1年生の僕の心境を知っているからさあ~。誤魔化したって無駄だろ?
今のタケルくんが、努力が嫌いなことも、努力する自信がないことも知っている。そこで、質問するけど、54歳の僕、どう感じる?
努力に自信ありそうかい? それとも無さそうかな?
そうなんだよ。今の僕は、努力に自信がある。コツコツ頑張ることや、そのしつこさには中々な自信を持っているのさ。
変わったんだよ。
だから、タケルくん。きっと自然に任せていても、きっと君は努力できる人間になる。
たださ。早い方が良くない?
ま、努力は、またいづれ語ることになると思う。
話を戻そう。
考え方が、なぜ重要なのか、だ。
偉人たちが、似たような言葉を残している。それを一気に紹介しよう。
心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
ウィリアム・ジェイムズ(心理学者、哲学者)の言葉
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
マザー・テレサの言葉
心が変われば、態度が変わる
態度が変われば、行動が変わる
行動が変われば、習慣が変わる
習慣が変われば、人格が変わる
人格が変われば、運命が変わる
運命が変われば、人生が変わる
野村哲也さんの言葉
考えが変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば性格が変わる
性格が変われば人格が変わる
人格が変われば人生が変わる
何かの研修で聞いた、タケル初老の記憶
心、と表現している方も多いが、考え方と置き換えても、決して間違った解釈にはならないと思う。
多くの偉人たちが、こぞって「考え方(心)が、源泉だ」と説いている。
言葉や行動を変えない限り、成果も未来も変わりはしないだろう。しかし、そのためには、まずは考え方を変えなさいと、そろいもそろって言っているんだ。
捻くれた考え方のままで、なんかイイような言葉を喋ったところで、きっと相手には響かない。
傾いた土台の上に、無理やり垂直に柱を立てても、いずれその家は歪む。
京セラの社長の稲盛和夫さんが、この様な名言を語ってくれている。
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
ポイントは掛け算なんだよ。
掛け算だから、どれか1つでも【0】があったなら【0】になるんだ。
マイナスが1つあったなら、答えはマイナスになる。
能力の、0やマイナスは考えにくい。
熱意も同じだ。熱意が0って、そんなことはないだろう。
ただし、考え方には【マイナス】があると、稲盛さんは言う。
ハウツー本の教えを鵜呑みにして、口をポカンと開け続けている女子がいたなら、行動力や継続力は長所なのに、熱意や能力もプラスなのに、
「自分の頭でちゃんと考えなかった」
という、【考え方】のマイナスが原因で、結果は大きなマイナスになるだろう。
いいかい、タケルくん。
タケルくんお得意の、「どうせムリだ」という考え方は、【0】の考え方だ。熱意や能力を【0】にしてしまう、そんな怖ろしいパワーを持っているんだ。
いいかい、タケルくん。
考えるんだ。
この考えで良いのかと、さらに考えるんだ。
本の情報を鵜呑みにしちゃいけない。この初老の言葉も鵜呑みにしちゃいけない。
自分の頭で、自分が、ちゃんと考えるんだ。
明日からは、何をどんな風に考えれば良いのかのヒントを語ろう。
◆将を射んと欲すれば先ず馬を射よ
僕は、社会人になってから歴史小説を読むようになったんだ。
だから、ミホちゃんのお母さんの、
「こんなにイイ男の子がたくさんいるのに、よりによってもの凄く遠い所へ嫁いじゃって~、誰かもらってくれたら良かったのに~」
を聞いた瞬間に、
将を射んと欲すれば先ず馬を射よ
という諺が、すぐに浮かんだんだ。
ん? 意味? そのままだよ。
直接狙うだけが方法じゃない。周りから攻めろ、ってことさ。
もし、僕がお母さんに気に入ってもらえたなら…。もしかしたなら、そこが突破口になったのかもしれない、って、一気に妄想が膨らんだ。
むなしい妄想だった。
マドンナは、天然だったよ。
女子たちに「赤ちゃん生むのってどんななの?」って聞かれて、
「大きいウ○チするみたいだった~」
ケラケラ笑って、そう言ってさあ。みんな大爆笑さ。
可愛かったなぁ。
じゃあ、またな。
=== ここまでを、コピペ&推敲しサイトに投稿します ===
ブログサイト『いいかい、タケルくん』の、
【考え方】【4】↓
いいなと思ったら応援しよう!
