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第97話 敵意帰属バイアス


敵意帰属バイアス。

敵意は分かる。敵意だ。帰属も、なんとなくわかる。一応辞書で引くと

所属し従うこと 引用:goo国語辞書

とあった。

バイアスは

傾向、偏向、先入観、データ等の偏り、思考や判断に特定の偏り、思い込み要因、認知の歪み 引用:実用日本語表現辞典

と、調べて明確になった。

足し算すると、【敵意に所属し従おうとする傾向】とか【敵意に所属し従おうとする認知の歪み】ってなる。

わかりずらい。


この敵意帰属バイアスを知ったのは、キングコングの西野亮廣さんのYouTubeでだ。

メチャクチャわかりやすくて、長年のモヤモヤがすっきり晴れた。ゆかりちゃんにも参考になると思うから、西野亮廣さんの音声を、僕なりにかいつまんで文章にする。

僕は、6月くらいから西野亮廣さんのファンになってしまった。

この「なってしまった」という表現は「なりたくないのになった」ではなく、「ファンにならざるを得なかった」の方だ。YouTubeを思いっきりたくさん聞いて、オンラインサロンに入ってメルマガを読んで。気がついたらファンになってしまっていたのだ。

なってしまうしかない、だから僕も素直にファンになってしまった。

こっちの「なってしまった」だ。

西野亮廣さんを深く知ったなら、ファンにならざるを得ない。


古くからのファンには「にわか」と言われるだろう。確かに、にわかファンかも知れない。でもファンになってしまった。

ひとつ付け加えると、僕は、ツイッターも見るだけ。発言の仕方が良くわからない。リツイートも良くわからない。「ハッシュタグをつけてつぶやいて」は、ハッシュタグもつぶやき方もわからない。ハッシュタグは#のことなのか? と、現在をもってもインターネットを使いこなしていない。つまり、西野さんがさんざん叩かれたときに、僕は、一切叩いていません。

叩かれていたことも知らなかった。


◆西野亮廣さんのYouTubeの内容

~~~西野さんのYouTubeの要約~~~

サロンメンバーさん主催で、西野亮廣さんの講演会が開催されることになった。その際のポスターが、西野さんの顔写真をイラストにしたものだった。

西野さんは(集客だけを考えるなら写真の方が良いだろう)と思い、SNSのコメントで「イラストにしたのは、何か意図があってでしょうか?」と質問した。

すると「イラストをバカにしないでください!」というコメントが寄せられた。

第三者が「地元のイラストレーターさんを起用したかったのでは」と解説してくれて、西野さんは(なるほど)と思った。しかし「このイラストは素敵です! 〇〇さんは仕事をしながらも・・・」と、あたかも西野さんがイラストを非難したかのようなコメントが続けられた。


※これ、よくある。ズレた論点で怒る人いるよね~。僕の直属上司も全く同じタイプなのだ。


敵意帰属バイアスの人がいる。

間違って足を踏んでしまったのに、「わざと踏まれた」と捉える人などが、そういう人だ。

この敵意帰属バイアスの人には、説明をすればするほど裏目に出る。「あなたは間違ってますよ」「あなたは理解できてませんよ」と取られ「バカにされた」となる。指摘が正しければ正しいほど、相手の傷は深くなる。

対処法は、相手は本気で「攻撃された」と思っているので、追加のきっかけを与えない、つまり【声をかけない】、しかない。

原因は【自信のなさ】【見下された】という、思い込みにある。

そして、この敵意帰属バイアスゆえの攻撃には、常習性がある。

リーダーが、仲間にこういう人がいて本気で助けたいのであれば、遠回りに感じるかもしれないが、その人に自信をつけさせてあげるしかない。

~~~要約終了~~~

※途中の※は僕の意見

※いつもながら、説明がメチャクチャわかりやすかった。

※この文を読んで分かりにくかったなら、それは僕の文のせいだ。西野さんの音声を直接聞いて欲しい。



◆腑に落ちた

~~~ここからは僕の考え~~~

所長はこれだ! 敵意帰属バイアスの人なんだ。僕が本能的にアドバイスを避けたりしたのは、正解だったのだ。

所長は、自信がないんだ。


自信がないということは、自分が自分を褒められてないんだ。まあ、あの日々の言動ではそうだろう。

評価のコップが満たされてないんだ。

評価には【自己評価】と【他者評価】がある。そのどちらでも良いし、両方でも良い。心の中のコップが満たされれば、人は自信を持てる。

ただし、『自己評価が少ないけれど、他者評価だけでコップが満たされている』ということはまずない。そして、心のコップが満たされない人は、その不足分を他者評価で満たそうとする。

それが、最近巷で叫ばれている【承認欲求】というものだろう。


一方、承認欲求の無い、もしくは極端に少ない人がいる。僕もその1人のつもりだ。

他者評価がなくっても自信のある人。僕のイメージではイチローさん。代表例だと思う。それから、西野亮廣さん。

心のコップが自己評価で満たされていて、他者評価を必要としていないんだ。


さて、自信をつけさせてあげる。

これは難しい。【自信をつける】であれば、僕は自分との小さな約束を守ることから始める。

【自信をつけさしてあげる】では、上記の「自分との小さな約束を守る」をサポートする・・・。何かに挑戦させて結果を出させる・・・。それを当人に気づかれないようにサポートする・・・。

この案は、良くてベター。ベストではないと思う。

【自信をつけさせてあげる】に、西野さんがどんな解答を出すのか興味津々だ。



◆ゆかりちゃんに西野亮廣さんの良さを語った

3分だけなら語って良いと許可を得て、僕は語ったのだ。

ゆかりちゃんの友達の孫へ、絵本『えんとつ町のプペル』を買ったけど、あれは【映画】【ブロードウェイミュージカル】【舞台】【人形劇】と展開するみたいだ。

絵本は無料公開したんだ。分業で描いたみたいだ。最初は鉛筆のみで絵本を描いたらしい。鉛筆で色を表現したんだってさ。

クラウドファンディングをメジャーにした。オンラインサロンも。最初は「ネット乞食」と揶揄されたらしい。

僕もオンラインサロンに入った。

ボイシーというラジオみたいなのがあって、それをYouTubeに上げてて、YouTubeって動画でしょ。なのに静止画で、これがまた戦略があって凄いのよ。

熊本県、鹿児島県の豪雨被害の支援に、即クラウドファンディングを立ち上げてさ。僕も寄付したよ。リターンがメルマガ。


結局15分も語ってしまった。


ゆかりちゃんは、「マコなり社長と同じで、キンコン西野は悪くないけど、西野はちっとも悪くないけど~。わたし、西野が嫌いになりそうだわ~」

ゆかりちゃんに、そう言われてしまった。



◆まとめ

マコなり社長、なんかすみません。でも、社長が勧めたナッツが、ゆかりちゃんの好みのど真ん中でした。

「美味しいナッツを知ったから、マコなり社長は嫌いにならんで~」って、ゆかりちゃんは言っております。あのナッツは、定期購入にしました。半分はゆかりちゃんに持ってかれます。


西野亮廣さん、なんかすみません。でも、ギリセーフです。「嫌いになりそう」であって、まだ嫌ってないはずです。また、これは西野さんが日頃言っている「知らないから嫌い」とは違います。僕がさんざん語るから嫌いです、はい、すみません。

僕はもう、西野さんの活躍は話しません。話すのはゆかりちゃんが求めた時だけにします。

代わりにカジサックを勧めて、中和しておきます。(カジサックもメチャ面白い)


僕が、誰かに感激して、感動して、ファンになって熱く語ると、ゆかりちゃんは迷惑のようです。


そしてゆかりちゃんは、「じょーじはnoteの【スキ】を気にしてるから、承認欲求ありありやん!」と痛いところを突いたりします。


それでも僕は、そんなゆかりちゃんも大好きなんです。




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奈星 丞持(なせ じょーじ)|文筆家
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