ミイコさんの質問にお答えします! 蛇足も付けました!
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この記事にいただきました。
ミイコさんのコメント
コメントをくださったのはミイコさんです。
ミイコさんのnote
ミイコさんの最近の記事
今日は、ミイコさんの質問にお答えしたいと思います。
◆ずっと本好き?
僕は、子どもの頃から、超のつくマンガ好き、でした。
初めて読書に夢中になったのは、小学4年生か5年生でした。
マンガではなく、活字だけの『本』に夢中になったのです。
『十五少年漂流記』に、少年の僕は魅了されたのです。
誰かに、
「学校の図書室に同じような本があるよ」
「それは『ロビンソン・クルーソー』という本だよ」
と教えてもらいました。
このとき僕は、初めて図書館から本を借りました。
学校に図書室があるのは知っていましたが、
学校に図書室があると実感したのは、このときが初めてでしたね。
この本も、とにかく面白くて、夢中になって読みました。
知らないことを知って、面白くて、スゴク興奮したことを憶えています。
本の面白さに目覚めて、いくつか本を借りました。
ルパンなんちゃらは、タイトルに魅かれ借りたのですが、半分も読めなかったです。
シャーロックホームズシリーズの、何か1冊も借りていて、これに嵌りました。
ミステリーの面白さに嵌ったのです。
生徒が学年で、20~30人しかいない超~田舎の小学校です。シャーロックホームズシリーズは、10冊前後しかありませんでした。
それを読破して、さらに何冊か適当に借りて、
たまたま自分の好みをチョイスできず、図書館通いが終わってしまいます。
少し悔しいです。
父や母に読書リテラシーがあったなら。
図書室担当の先生に、教育熱心さか、読書愛か、子供への興味関心があったなら。
「どんな本が好きなんだい?」
「だったら、こういう本も合うと思うよ」
というアドバイスをもらえた気がするのです。
とまあ、約3か月かそこいらで、少年じょーじの読書熱は冷めてしまったのです。
麻疹程度の、短いマイブームでした。
以降、高校卒業までに読んだ本は、
『こころ』夏目漱石
『塩狩峠』三浦綾子
だけですね。たぶん。
感想文の課題図書も読んだはずなのに、記憶に残っていません。
なので、ミイコさんの「すっと本好き?」に対するアンサーは、
「いいえ。ずっとマンガ好きです」
となります。
◆大人になってから読書習慣ができたの?
そうなのです。
僕が、本気で読書に取り組んだのは21歳だったと思います。
当時僕は、営業マンになったばかりでした。
社長から「売れるようになりたいなら本を読め」と教わったからでした。
僕の直属上司は、僕の読書熱に水を差しまくりました。
「人が書いたフィクションを読んでも意味ない」
「オレは一切読書しない」
「新聞の方がイイ」
といって、自分は、スポーツ新聞ばかり読んでいました。
となりの課の課長からも、読書熱に水を差されました。
読んだ本の感想を聞かれて、僕なりの感想を語ると、
「浅い」
「何も分かっちゃいない」
と、ケチョンケチョンに貶されたのです。
ちなみに、この2人の上司は、「良かれと思って」僕にアドバイスしていました。
世の中の上司の8割が、このタイプだと、今の僕は思っています。
それでも、21歳の僕は読書を続けました。
不思議に「やめよう」とは1ミリも思いませんでした。
社長に
「カーネギーの『人を動かす』を読まずして、営業マンとは言えないよ」と教えてもらいました。
この本を読んで、実際に、営業成績が上がったのです。
西村京太郎さんのミステリーに嵌りました。
たまたま、謎解き(アリバイくずし)系ではなく、ヒューマン系を読んだのが良かったと思います。
推理小説を楽しみながら、人間としてのものの味方・考え方も向上したのです。
D機関情報
四つの終止符
消えたタンカー
炎の墓標
華麗なる誘拐
これらには、ミステリーの面白さにプラスして、「深く考えさせられる」「僕の常識が変わる」というパワーがありました。
西村京太郎さんの小説はトラベルミステリー以外は、ほぼ全て読みました。
このときに、
本を読む力
文章を読む力
が鍛えられました。
難しいビジネス書や、自己啓発書や、歴史小説も読めるようになっていたのです。
吉川英治の『三国志』に嵌り、
司馬遼太郎作品に嵌り、
浅田次郎さんの『蒼穹の昴』に嵌ります。
北方謙三さんの『水滸伝』にはド嵌りしました。
21歳からの僕は、読書無しでは語れません。
読書は、楽しい娯楽であり、楽しい学びです。
ミイコさんの質問、
「大人になってから読書習慣ができたの?」へのアンサーは、
「そうなのです」
となります。
ん?
誰か、「だったら最初から、その1行で答えろよ」って言いましたか?
僕の、空耳かな。
◆「自分の考えこそ正しい」から抜け出すキッカケはもらえなかったの?
これは、空耳を尊重して、まず答えましょう。
「もらえませんでした」
これが答えです。
むしろ逆でした。
勉強してきた自負があるので、強く固く「自分の考えこそが正しい」と思っていたのです。
読書をすればするほどです。
正しさを求めて読書をしていた、そんな面もありましたね。
◆抜け出せたのは何歳?
53歳です。
(#簡潔に答える男じょーじ)
『反応しない練習』草薙龍瞬
を、聴きました。11~13回聴きました。
僕は、月額1,500円のAmazonオーディブル会員なので、このような高額なオーディオブックも無料で聴けます。
難解な本は、分かった気になって終わるので、オーディブルで繰り返し聞くのが超絶オススメです。
この本のおかげで、
僕は正しいとは限らない
という悟りを得ました。
続いて、『嫌われる勇気』と『幸せになる勇気』を聴きました。
やはり、繰り返し10数回聴きました。
「僕は正しいとは限らない」という前提があったから、
『嫌われる勇気』を、受け入れることに抵抗がなかったのだと思います。
【尊重】と【迎合】の区別って、説明できますか?
1つの正しさがあるのなら、自分と異なる考え方は【尊重】できません。
できるのは、波風立たせないための【迎合】です。
だって、相手は間違っているのだもん。
正しさはたくさんある、という前提がないと、
間違っているのは僕かもしれない、という前提(心の土壌)がないと、
自分と異なる意見を【尊重】するなんて不可能なのです。
『嫌われる勇気』で知るアドラー心理学は、尊重の心理学です。
尊重を理解するためには、「自分は正しいワケではない」という真実を、『反応しない練習』で深く理解しておく必要があります。
ほかの方のことは分かりませんが、僕の場合はそうでした。
上記の3冊を、順番に何回もローテーションして聴きまくったのです。
その結果、53歳にして、やっとです。
「自分の考えこそ正しい」という檻から、抜け出すことができました。
◆蛇足
僕は、この動画を観たので、
74キロから52キロまで、22キロも、3年かけて徐々に痩せました。
ムリなく健康的にダイエットできました。
今は、53~54キロです。
旅行に行ったときや、外食のときは、ルールを外します。
旅行や外食を楽しめないですからね。
僕は、56歳の今が、人生イチ、健康で元気です。
ちなみに僕の場合は、途中、体重の減らない停滞期が2度ありました。
気にせず習慣を続けるだけで、停滞期も、いつの間にか越せました。
最初は、朝食を抜きましたが、肉体労働をアルバイトでするようになって、昼食抜きに変えました。
小腹が空いたときには、ナッツです。素焼きナッツでしのぎます。
最近は、バターピーナッツを「良し」にしています。バタピー、マジで美味い!
◆〆
僕がこれらの本を読んで変わって、1番メリットを感じているのは、
妻のゆかりちゃんでしょう。
それまで僕は、モラハラ夫でしたから。
だって僕は、僕が正しいと思っていたんだもん。
良かれと思って、論破しまくり千代子です。
今は、一生懸命アドラー心理学の実践に励んでいます。
課題の分離です。
愛のタスクへの挑戦です。
僕は、ゆかりちゃんが大好きです。
おしまい