【就活エージェントについておもったこと】
私は就職活動中、大手からベンチャーまで10社就活エージェントに登録し、たくさん助けていただきました。
※ここではエージェント会社の紹介は致しません。また、推奨や批判も致しません。
※これは学生の私が感じたことを、これから就活する人向けに発信したい個人的な意見です。
はじめに伝えたい大切なことは、就職活動において必ず自分(学生)が主体でいることです。
全てを他人に丸投げにしていては何も前に進むことができません。
それは、就職するのはあなた自身だからです。
それに、もし運よく内定をもらえたとして、実際に働いたときに「なんか違う」と思ったらもったいないと思いませんか?
それにそうなった時に思うのは、「もっとちゃんと調べておけばよかった」ということではないでしょうか?
でも、もしその企業を知るきっかけがナビサイトであろうが、エージェントであろうが、後悔のない選択、自信を持てる選択をすることが大事です。
主体的に、そして自責で生きましょう!
それでは、話に入っていきます。
ちなみに【全てエージェントに頼ってはならない】からが本題です!
就活エージェントとは?
就活エージェントとは、自分に合った企業を紹介してくれるサービスのことです。
【流れ】
・個人情報登録(希望や面談日時も答える)
・面談(30分~1時間程度)
就活状況・志望業界・志望職種・就活軸などを聞かれる
・紹介(面談中に紹介されることもあれば、面談後に詳細が送られてくることもある)
・簡単な企業説明
・選考対策(選考ポイント・ES対策・面接対策)
・説明会や選考を受けた後、報告
・選考結果を伝えるor聞く
・後日また紹介される
このサービスは全て無料で受けることができます。
私の場合、大手かどうかよりもどんな人に担当してもらうかの方が重要だと感じました。どれだけ大手企業と繋がりがあろうと、紹介してもらえなかったら意味ないですからね…。
結局運ゲーってことですね。
メリット・デメリット
まずは簡単に、エージェントに登録するメリット・デメリットについて書いていきたいと思います。
【メリット】
・サービスは全て無料
・圧倒的情報量
・自分で企業探しをしなくてよい(効率的ではある)
・エージェントと話して、自分の向きたい方向性が見えてくる
・自分を肯定してくれる(精神的安定)
・基本的に優しい人が多い
・選考を受ける企業に聞きづらいマイナスなことを質問できる
・自分が考えてもみなかった業界・企業に出会える
・エージェントとの信頼関係のある会社を紹介されるので、選考の流れがスムーズ(ES・書類が免除になることもある)
・書類選考の添削や面接練習をしてもらえる
・面接内容や選考に受かりやすいポイントを教えてもらえる
・採用人数や採用状況を教えてもらえることがある
【デメリット】
・担当者によって当たり外れがある
・担当者が他の人と混乱していて毎回同じ話をさせられる
・紹介される企業にあまりしっくりこないことが多い
・興味のない業界を何度も紹介される(結局よく調べないまま説明を受けることが多く、モチベーションが上がらない)
・遠回りして時間を無駄にすることが多い
・無料でESの添削をしてもらえるが、実はあまりちゃんと見ていないことが多い。または、添削後の文章が明らかに私の言葉ではなくなっている(※添削してもらう人は自分を良く知っている人が良いと思います。)
・説明会・選考を受けたら毎回報告しなければならず、面倒
・断ることが苦手な人は、エージェントに流されてしまう
ここまでメリット・デメリットを書いてきましたが、使ってメリットがあるかどうかは人それぞれです。
結果としてお伝えすると私はエージェントに紹介していただいた企業に就職することはありませんでした。
それにはいくつか理由があるので、それは続きに書きます。
全てエージェントに頼ってはならない
私はお世話になったエージェントの方々に大変感謝していますし、恵まれたことにとても良い方々に担当していただくことができ、登録してよかったと思っています。
また、エージェントの方のおかげで自信を持つことができました。
しかし、「仕事面」ではあまり好きとは言えませんでした。
それは向こうもビジネスとしてやっているからです。
言い方は嫌な感じですが、人(学生)=商品、人(学生)=金です。)
それは決してお金儲けが悪いとか、サービスが悪いことだと言っているわけではありません。
ただ、上記でも述べたように、エージェントは「学生のため」だけを思っているわけではありません。企業側の「利益」を考えて紹介してくださいます。
だからこそ、「あれ、この業界は興味ないって言ったのに…」と思っても、「働く条件や人柄があなたにあっていると思いました」などと言うように、様々なアプローチで強引に紹介されることもあります。
また、自分は商品であるというプレッシャーも私にはあり、より緊張してしまうことがありました。
🐸
私は生粋の断れない性格の持ち主なので、紹介された企業は興味がなくとも、説明会だけでもなるべく参加するようにしていました。
しかし、聞ほとんどの場合いてもやっぱり興味は持てませんでした。
興味のない説明会で時間を無駄にした罪悪感は半端ないものでした。
正直なところ興味ないことに理由をつけるのに私は大変苦痛でした。そのため、断る理由探しに時間を取られ精神的にも削られていきました。
その時からこれじゃあ、一歩も前に進んでいない!違う方向にばかり歩いてすすんでいると気づき始めました。
学生はもっとわがままになっていい
上記でも述べましたが、結果として私はエージェントに紹介してもらった企業ではなく、自分でエントリーした企業に就職する予定です。
理由は二つあります。
一つめは、紹介していただいた企業に心が動かなかったからです。上記でも述べたように私の性格上自分の判断を信じたかったのです。ですので選考に進んだとしても、モヤモヤした部分があれば辞退をするようにしていました。
二つめは、選考に通らなかったからです。やはり人事の方は面接のプロです。気持ちのない薄っぺらい言葉を見透かされてしまいました。
🐸
紹介されてもしっくりこないことがほとんどだったことの理由に、「自分で見たもの、決めたこと以外納得できない」という私の頑固な性格がそう思わせていると気づくことができました。
また、私はどこかエージェントに「頑張って紹介してもらっているのに、、、」というような、お願いしている申し訳なさを感じていました。つまり、対等な関係性を築けておらず、全部お任せしてしまっていたのです。
しかし、これに気が付けたことで、私にとって重要な軸に「その企業の商品やサービスを自信を持てるか」を加えることができました。
やっぱり自分が納得しない企業で働きたいなんて思えませんよね…。特に新卒で働くなら尚更。
ただ、これはあくまで私個人の性格や価値観の問題なので、どう思うのかは是非ご自分の心に聞いてみてください。
コロナでどこも採用枠が減ってしまっているからこそ、私は妥協で決めたくない!無駄な時間を過ごすのはもったいない!と思うようになりました。
そして同時に「もっとわがままになろう」そう決めました。
このわがままとは、「積極的に主張する」「自分の興味のないものは断る(時間を割かない)」ということです。
エージェント側も学生が求めるものが何なのか明確であればあるほど、紹介する企業との相性の良さが上がっていくのではないでしょうか。
だからこそ、もっとわがままになりましょう!!
結局エージェントは使うべきなの?使わないべきなの?
ここまでいろいろと話してきましたが、私はエージェントを使ってよかったと思っています。
何よりエージェントの方と話すことで落ち込んだ気持ちが軽くなったことや自分で見つけた企業+紹介された企業で自分の中の企業選びの基準が確立されたからです。
また、大人の人と話す機会にもなりますので、面接慣れすることもできました。
ただ、役に立つか、効率的かと言われれば微妙です。
まだ就活を始めたばっかりだったり、何をしたら良いかわからなかったりするのではあれば効率的だと思います。
そうでない場合は上記でも述べたように、ストレスに感じたりしてしまうこともあるからです。
だからどこに重点を置くかで、使うべきか使わないべきかはあなた次第!だと思います。
まとめ
これらの経験から、私はエージェントを使うことが必要か必要でないかは、その人の性格によると思います。
悲しいですが、就職活動は「運」の要素も多いと感じます。
対「人間」なので、仕方がないです。
だからこそ、これまでもこれからもエージェントの紹介で素敵な企業に出会える人もいれば、私のようにたまたま自分で見つけた企業が魅力的だったということもあります。
そして同時に、就職活動は「情報戦」です。
私としては無料なら取りあえず頼って情報収集するのが賢いやり方なのではないかと思いました。
大変長くなりましたが、読んでくださった方はありがとうございます。
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