豊かな暮らしの種を蒔く 猫編
それぞれの
いのちの仕組みの暮らし
がある。
我が家の動物たちと暮らすこと
をご紹介します。
猫が我が家に来るまで
我が家は築130年の家。
住み始めた当初はねずみに悩んでおりました。
しばらく住んでいる人がいなかった家は
畑にもよくいる小さなねずみの通り道となり
台所にある食料は、ご馳走です。
きっと農村では当たり前のような光景なのかもしれないけれど、
ずっと街暮らしだった私は驚いて、日日の大きな悩みとなっていました。
それが思わぬ形で解決することになりました。
ねずみ事変以外にも様々な形で
猫がもたらしてくれた幸せとは。
当時は「動物を飼う」という選択肢は全く無く、
いのちの重みを背負うのは私にはできない。
という氣持ちで
お世話をする自信がなかったり
「飼い主」として全うしなければ。
と力が入っていたのかもしれません。
ただ、私たちが住んだことにより家の中にある食料が増えたので
日日増してゆくねずみの家族の威力。
殺すことはできない、
と頑なな私。
毒エサなどもご近所さんから提案していただきましたが
なんでも口にいれる小さな子たちがいる
ということで設置する氣を持てず。
毎朝台所へ行くと、蓋をした鍋の中のスープを食べていたり
パンをかじっていたり
足を滑らせてゴミ箱の中に入って出られなくなっているねずみ。
今思うと漫画のような滑稽な光景ですが
ねずみたちに暮らしを脅かされているような感覚でした。
私たちが攻撃してこないと理解しているねずみたちは
日中姿を隠さずに私たちの居間に遊びにくるまでとなり、
バケツを逆さまにしてえいっとすれば捕まえられるほどになりました。
このまま共存する選択肢をとるのか、
どうしたらいいのか、、
意を決して粘着式のねずみとりを導入したら
1歳の息子が頭にねずみとりを乗せている…!
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