10/21-10/27の日記
10/21-10/27の日記
文フリのお知らせ
https://note.com/mainichiparfait/n/nee12f3829abd
◯10/21
地元に帰ってきた友人と昼に集合し、ランチを食べに行く。集合場所は通っていた高校の最寄り駅で、反対口はそれなりの開発などが行われているようだったが、目的のお店のあるほうはほとんど変化が見られず、その変わらなさにおののく。卒業からは、もうそれなりの年数が経っている。
変わらない住宅街を歩き、カフェとファミレスの中間のような店でお昼ご飯を食べ、パンケーキを食べる。あの漫画が面白かったとか、このアニメを見ているとか、高校にいるときとさほど変化の見られない会話をし、楽しい。体調がどうとか医療費がどうとか医療費控除がどうとかいう話が加わったのが、まあ変化といえば変化か。年月の重み。
店を出ると、もう夜。来たときとは別の道を歩いて帰る。途中、見たことのない新しい歯医者があった。かつて通った町、遠くにあるとき、あのときとずっと変わらずそこにあるような気がするし、実際に訪れても変わらないように見えるが、実際、それなりの変化はある。
駅の改札で引っかかった友人がICカードに入金するのを待つ間、通りすがりの見ず知らずの女性にいきなり、謂れのない暴言を吐かれ、悲しい気持ちになる。過ぎ去りぎわに暴言を吐ける人、いったいどういう反射神経をしているんだ。そういう人に会うたび、何かうまいこと言い返したいと思うが、一度も返せた試しがない。悲しい。実力派のラッパーだったら最高のアンサーを返せるのに。練習するか。MCバトル。突然の暴言に対抗するために。
ごはんメモ
朝 鮭、ネギと豆腐と卵のスープ、ご飯
昼 ベーコンエッグとトマトのガレット、サラダ
おやつ パンケーキ
夜 牛スジカレー、レタスのサラダ
◯10/22
友達がアフタヌーンティーの予約をしてくれたので、久しぶりに吉祥寺へ。待ち合わせの一時間ほど前に到着し、吉祥寺の人の多さに慄きながら、人波を避けるように駅から離れ、ずっと気になっていたカフェに寄る。
天気が良すぎて暑いので、レモネードとプリンを注文する。そのプリンが、ずっと求めていた食感と味で打ち震える。数年前にセブンイレブンで売っていたイタリアンプリンにどハマりしてから、あの感じを探し続けていたのだ。まさにそれ。
さらに、席にご自由にどうぞの日記が置いてあり、絶賛日記づいている日々なので、さまざまな巡り合わせに嬉しくなる。見知らぬ人々が地球上の一点で交差しながら書いた日記を読み、続きに自分の日記も書き添える。海外からの旅行客、東京を離れる人、上京する人。手書きの文字、ほんの一瞬、ここを通り過ぎた人々の一日。知らない言葉、知っている言葉。ある旅行客の書いた、「cute cafe」の二単語が、話の流れで読み分けはできるものの、ほとんど全く同じ書き方でおもしろかった。「cute」と「cafe」は、英語を母語とする人々の中では同じ字面になりうるんだなという気づき。ネイティブスピーカーにだけ分かる、一つ一つの小さな、歴然とした違いがあるのかもしれないが。
ウキウキで店を出、まだ時間があったので近くにあるパン屋に寄るが、思った以上に並んでしまい、若干の遅刻。早々に謝る。文フリの準備の相談とか、ほかの友達のこととか、無限におしゃべりをし、無限にお茶を飲む。いろんな話をするのは楽しい。楽しすぎて、明日が平日で仕事なのが信じられない。毎日友達と楽しく過ごしたい。願望。
食後、しょっぱいものを食べたくなり、少々の食休みを挟んでからうどん屋へ。盛況の立ち食いうどん屋、次々にうどんが打たれ、茹でられ、提供され、熱気に満ちた雰囲気がとてもよかった。帰り際、人に贈るものの話をしながら、人に贈るものを買うところを見守り、帰宅。
文フリのさまざまなことが具体的になっていってうれしい。もう十月も後半。なんだかんだあっという間に当日になりそう。
ごはんメモ
朝 牛スジカレー、レタスと卵のサラダ
昼 アフタヌーンティー
おやつ プリン
夜 とろ玉うどん
◯10/23
ありスパを聞いて玉子サンドを食べたくなり、出勤途中にあるパン屋で玉子サンドを買う。玉子サンド、好きだ。そもそも卵が好きだ。食べ慣れた、マヨネーズで茹で卵を和えたものも好きだが、関西風のだし巻き卵が挟まれているのも好き。
ウダウダと先延ばしにいていた原稿の校正をようやく始めた。始めてしまえば案外楽しく進められるものである。本を出すという作業、だいたいどれもそうだ。
ごはんメモ
朝 目玉焼き、ソーセージ、トマト、ご飯、ヨーグルト
昼 パン、玉子サンド、カツサンド
おやつ なし
夜 鶏マスタード、豚汁、ご飯
◯10/24
アフタヌーンティーのお土産でもらったマーマレードが、一切苦くなくておいしいく、びっくりする。
柑橘は大好きだ。だからマーマレードは嫌いではないのだが、苦いものはあまり得意ではない。マーマレードを食べるときはピーナッツバターも一緒に塗ると苦味が程よくなって良いというライフハックを母から授けられて以来ずっとそうしているので、今回も、もらったジャムがマーマレードだと気づいてピーナッツバターを買った。
が、ピーナッツバターを塗ると存在が薄れてしまうほどの優しい苦さ。そのまま少し舐めても、甘酸っぱくておいしい。ジャムを見るだけで、よく煮詰められていることが分かる。何度も煮こぼししながら丁寧に作られたのだろうか。あるいは、皮は少なめに作られているのか。どちらにせよいいジャムだ。トーストしていない柔らかい食パンに塗ったら、ぴったりだった。
ごはんメモ
朝 目玉焼き、ソーセージ、白菜のコンソメスープ、パン(+ピーナッツバターとマーマレード)
昼 豚肉、ご飯、野菜のスープ
おやつ 芋けんぴ、煎餅
夜 クリームリゾット、オクラ
◯10/25
文フリで発行するものの全てを無事脱稿した。細々したものをいくつか作る予定はあるが、ひとまず一番メインのものをクリア。当日新刊を並べられそうで一安心である。
友人たちに頼み、寄稿もしてもらった。一つ一つに絵を添えた。自分で書いたものに絵をつけるのも楽しいが、書いてもらったものに絵を描くのも楽しい。読み取って具現化するという行為、いつでも楽しい。
早く紙で読みたいな。作ったものが紙に印刷されて届く喜び、何度経験してもこの上なく嬉しい。あとはブックケースは自分で組み立てねばならないので、当日までに地道に組み立て、本が届き次第封入していきたい。来週からは、徐々に本が届き始めるはず。
ごはんメモ
朝 トースト(+ピーナッツバターとマーマレード)、トマト
昼 ごま塩ツナおにぎり、豚まん
おやつ 煎餅
夜 お好み焼き
◯10/26
日曜に買ったバゲットが、むちゃくちゃ固くなってしまった。時間を置きすぎたか。無理をして食べたら、口の中がズタズタになりそうなほどの固さ。どうにかこうにか二切れ食べ、明日スープに浸して食べると誓う。味はちゃんとおいしい。
寄稿してくれたお礼用に別冊で架空日記を印刷しようと思っており、夜、その絵を描き始める。スターハウスの前に、熊が佇む絵。書き下ろしの架空日記の中で、古いスターハウス式の団地が出てくるので(ネタバレ)それを描こうと思ったのだ。が、当たり前のように難しい。消失点? パース? なんだそれは。どうにかこうにかこねくり回し、できる限りの整合性を取る努力をする。
団地が好きで、スターハウスが立っているのも遠くから見たことはある。写真でも何度も見た。が、実物を見たことはない。やはり実物を見なければだめか。いずれ見に行きたいと思っていた赤羽台団地のスターハウス(を含む、まちとくらしのミュージアム)の見学ツアーが予約できるかどうかサイトをチェックする。が、直近の明日の昼以外は、一ヶ月以上先まで満員。ということはおそらく、こまめにチェックすればときどき空きが出るのだろうが……ひとまず予約できる一番近い時間帯を予約し、再び絵と向き合った。
ごはんメモ
朝 牛肉、トマト、コンソメスープ、ご飯
昼 栗と小豆のおこわ
おやつ シーラカンスもなか
夜 なすとトマトのグラタン、バゲット
◯10/27
なんとか絵を描き終わる。頑張った。楽しかった。できるかぎりのものができたのではないかと思う。絵を描くのは大変だが、楽しい。文章を書くのと同じく。
朝、コンソメスープにバゲットを浸して食べたらおいしかった。夜には残りの分をポトフに浸して食べた。固くなってしまったパンを無事食べ終え、一安心。
ごはんメモ
朝 なすとトマトのグラタン、コンソメスープ、バゲット
昼 栗と小豆のおこわ
おやつ ポテト
夜 ポトフ、バゲット、りんご
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