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枕草子 にくきもの(4)

清少納言先生:続きをお願いします。
舞夢    :了解しました。

また、酒を飲んでは大騒ぎし、口元を撫で、髭を生やしている者は髭を撫で、杯を無理やり他人に勧める姿は、見ていて本当に癪に障る。
「ほら、どんどん、もっと飲め」とでも、言うのだろう。
身体を揺すり、頭を振り、口許までだらしなく引き下げて、童が「こふ殿に参りて」などと謡う時のようなしぐさをする。
それも、こともあろうに、高位のお方がなされたので、本当に嫌なことだった。

清少納言先生:酒に飲まれるのは、恥ずかしいことですね。
舞夢    :それにしても、ひどい飲み方ですね。
清少納言先生:舞夢君は経験あるの?
舞夢    :酔うのは、先生くらいです。

とお世辞を言っておいた。

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