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文学フリマ京都『余命』インタビュー(野々山りおさん)

文学フリマ京都
短編アンソロジー『余命』
参加記念企画のインタビュー
第八段!

──今回のクリエイターさんは!?
お名前をお願いいたします!

「野々山りおです」
(以下、りおと略)

──わー、りおさん、よろしくお願いいたします。
実は私がWEB小説(当時はケータイ小説と呼ばれていた)を始めて、最初にお友達になったクリエイターさんがりおさんなんです。
りおさんは主に短編小説を書かれていまして、一方の私は超長編を書いていてと正反対。当時短編を書くのが苦手だったのもあり、りおさんの短編がとても好きで、憧れいて、ずっとファンなんです。

りお「いやいや、そんな汗」

──りおさんが、このアンソロ企画を最初に聞いた時、どう思いましたか?

りお「麻衣さんからこのお話をいただいたとき、こんな豪華な企画に私が参加していいんですか?本当に?本当に??大丈夫??と何回も確認しましたよね。かなりしつこいくらい。笑」

──何度も「やっぱり辞退します!」なんて言うので、その度に「参加してー!」と説得していた私です。先にも書いたように、彼女の短編がとても好きなので、どうしても読みたかったんですよね。りおさんは「それじゃあ」と乗り気になってくれるものの、すぐに「いいんですか?」と聞いてましたよね。

りお「それくらい心配だったので……。あと、本当にちゃんと書けるかな?とも。とにかく不安だらけでした。
でも、麻衣さんときたみまゆさんとご一緒できるという魅力がとても大きくて、不安は置いておくことにしました」

──置いといてもらって良かったです!
余命というテーマを聞いた時はどう思われましたか?

りお「悲しいお話は難しいので、書くならば『余命』のイメージと結びつかないようなものを使いたいと。なので、そういう方向で2案ほど設定を考えていきました。ちなみにボツになった1案はコメディでした」

──おお、コメディ案もあったんですね。
『余命』でコメディは、これまた気になるところですが、今回の作品のジャンルはなんですか?

りお「題材的には近未来SFになりそうですが、個人的にはヒューマンドラマのつもりです」

──素敵な作品ですよね〜。
押し通して良かったです。
お気に入りのシーンやセリフはありますか?

りお「シーンでもセリフでもないのですが、文学フリマ京都で販売ということで、『京都』というキーワードを入れたくて、それが達成できて良かったです。本当にストーリーは京都と全く関係ないんですけどね」

──『京都』入っていましたね!
文学フリマ京都だからかな、と私も思いました。
今回の作品ですが、普段書いている作品と何か違いなどありますか?

りお「意識的な部分ですかね?作品の構成が、自分としては今までと異なる作りになっているので、実は結構チャレンジした感じになってます」

──たしかにいつもとは、違う一作だと思いました。これはもう読んでいただきたいです!


©︎ graffage先生

──今回のアンソロは一人一人に扉絵がつくという豪華さにも驚かされましたが、りおさん自身、絵師さんが決まってから、作品へ影響したことはありますか?

りお「どのようなイメージで描いてもらうのか、なかなか思いつかなくて、とにかく完成させてからその時の気持ちで依頼しようと思い、急いで書きあげました」

──ぜひ、graffage先生へひと言。

りお「本当に細かい部分まで丁寧にストーリーの内容を盛り込んでくださって感激しています。自分の書いた文章にオリジナルのイラストを描いていただけるって、本当に幸せなことだと思いました。要望以上のイラストに仕上げていただき、本当にありがとうございます!」

──床下や側面に至るまで、こだわって描いていて私も驚きました。
そして、表紙のまかろんKさんへもひと言お願いいたします!

りお「瞳が印象的で美しいです。どこか幻想的な雰囲気で、思わず手に取りたくなる表紙だと思いました。最初見たとき、『私もこの本買う!』って思いました」

──書き終えた今のお気持ちは?

りお「とある映画を観て、エンタメの力について考えたことが今回の作品に影響したと思っています。
なので、エンタメの力をほんのひとかけらでも感じていただけるような作品になっていたらいいのですが……」

──とある映画……
『トップガンマーヴェリック』ですね?

りお「はい、あらためてエンタメというものを教えてくれたトムに感謝です!笑
あっ、念のためお伝えします……、トムの映画は私の意識に影響を与えたということであって、ストーリーや設定はまったく異なります。戦闘機もパイロットも出てきませんので!!」

──出てきませんです!笑
では、最後に一言お願いいたします。

りお「素敵なアンソロジーに参加させていただき、本当にありがとうございました。自分自身、完成した本を手に取るのが楽しみでなりません。
そして、素晴らしい作品が揃っているので、ぜひ多くの人に読んでいただきたいです。
2023年1月15日(日)、文学フリマ京都、よろしくお願いします!!」

──りおさん、ありがとうございました!
りおさんは、エブリスタ等の小説投稿サイトで、主に短編小説を掲載しています。
ぜひぜひ、チェックしてみてくださいね
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りお野々山りおと申します。恋愛のお話を書いています。読むことが好きなので、いろいろ覗いていますが、ファン登録やスターへのお礼は不要です(どうかお気遣いなさらずに)よろしくお願いします。

estar.jp

 

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