文学フリマ京都『余命』インタビュー(鳥谷綾斗さん)
文学フリマ京都
短編アンソロジー集
参加記念インタビュー第七段!
──今回のクリエイターさんは⁉︎
お名前お願いいたします!
「鳥谷綾斗と申します」
(以下、鳥谷と略)
──鳥谷さんと私は、今回のイベントがはじめましてなんです。
鳥谷さんは『散りゆく花の名を呼んで、』でジャンプ(あのジャンプですよ!)のホラー小説大賞を受賞して、デビュー。その後も大活躍を続ける作家さんです。
さて、そんな鳥谷さんですが、今回のアンソロ企画を最初に聞いた時、どう思いましたか?
鳥谷「詳細を知る前から『絶対参加する』と思いました!」
──おお、ありがとうございます。
余命というテーマを聞いた時はどう思われました?
鳥谷「『色んな作品が生まれそうだ』と思いました。生き物なら避けては通れない、けれど普段は意識しないもので、深みも含みもある大きなテーマです」
──そうなんですよね。
生きるもののすべてにとって避けることができない問題です。
今回、そんな『余命』をどんなジャンルで描いたかお伝えいただけますか?
鳥谷「家族もののヒューマンドラマです」
──いつもはホラーを書かれている鳥谷さんのヒューマンドラマ!多くは語れませんが、今回の鳥谷さんの作品を読ませていただいた時、「あ、私この作品好き!」と思ったんですよ。
鳥谷「ありがとうございます」
──お気に入りのシーンやセリフはありますか?
鳥谷「ラストシーンのおばあちゃんのスタンプ連打です。気持ちや想いを載せる媒体(?)が言葉以外にもできたんだなぁ、と書いててしみじみしたので」
──良いシーンでしたよね〜
普段書いている作品との違いなど、あらためて教えていただきたいです。
鳥谷「ホラーやサスペンスばかり書くのでジャンルから違っていました。でも主人公を追い詰めるところは変わりありませんでした」
──なるほど笑
©︎セン先生
──扉絵の絵師さんが決まってから、作品へ影響したことはありますか?
鳥谷「ラフからイメージどおりで、この絵に恥じない作品にしなければと気合が入りました!
文字入れもさせていただいたのですが、雰囲気を損なわないよう配色辞典やデザイン書とにらめっこしました」
──あ、文字入れは鳥谷さんご自身がされていたんですね。
鳥谷「そうなんです。完成した扉絵を見て『スマホと電話の中身が光っているところ綺麗すぎる……天才……!!』とふるえました」
──作品にピッタリのイラストで、私も凄い!と唸りました。ぜひ、セン先生へひと言
鳥谷「センさん、素敵なイラストを本当にありがとうございます!
黒電話やスマホの小物も細やかで、思いつめた表情も絶妙で、何より主人公の千咲の瞳が好きです。
瞳の色のリクエストに応えてくださって感謝申し上げます。宝物にします!」
──これは、絵師さんも喜んでくれそうかと!
そして『余命』の表紙絵師さんへもひと言お願いいたします!
鳥谷「綺麗で、少しこわくて、大人の童話という印象のイラスト。表現力が圧倒的だと思いました。ありがとうございます!」
──では、書き終えての感想をお願いできますか?
鳥谷「登場人物(と、それに近い立場の方々にも)に『どうか幸せになってほしいなぁ』と仰ぎました」
──想いが込められている作品をありがとうございます。
それでは、最後にひと言お願いいたします!
鳥谷「素敵な企画にお誘いいただき、ありがとうございました!ホラー三昧な人間が書いた『余命』です。楽しんでいただけたらとても嬉しいです!」
──こちらこそです!
鳥谷さんはほぼ毎週、ブログ[LINK]でホラー映画の感想を更新中!
集英社のチャットノベルアプリTanZakさんにて『殺人権利、お売りします。』という人怖ブラックホラーを連載中です!
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