柿の木食堂のお客さんたち
昨夜の強い風雨で、最後の柿の実が落ちてしまいました。明日からは雪の予報です。本格的な冬の到来。枝だけになって眠りにつく準備を完了させた柿の木を見て、寂しい気持ちになりました。
キッチンの窓から見える古い柿の木を訪れる野鳥たちを眺めるのが、毎日のわたしの楽しみでした。食事の準備や後片付け、読書や映画やネットショッピングなど・・。わたしのお城はキッチンです。わざわざバードウォッチングに出かけることは叶いませんが、窓越しに小鳥たちに会える時間はしあわせでした。
気候の変動が怪しい動きをするようになってきたせいか、今年我が家を訪れる野鳥のメンバーが違っています。(それを言えばここ数年、毎年違っているかもしれません)今年柿の実が色付いてからやってきたのはヒヨドリさん、シロハラさん、メジロさん、アオゲラさんです。
表紙画像はヒヨドリさん。春からずうっと我が家にいます。
ヒヨドリさんはちょっと体が大きめで、大きな声で鳴きながらやってくるので騒々しいです。柿の木食堂では一番いばっていました。彼らがやってくると他の小鳥たちは逃げていきます。
次によく来ていたのは、メジロさんたちです。多いときは7~8羽くらいの集団で、あちこち移動しながら柿の実をつついていました。メジロさんは小さいので、硬い表面をヒヨさんがつついてくれると食べやすくなるのです。
ちょこまか動くので、今季は動画を撮りそこなってしまいました。
次に、渡り鳥のシロハラさんがひっそりと通ってきていました。多分今年で三年目の、顔なじみのシロハラさんです。体の大きさはヒヨドリさんと同じくらいだと思いますが、とても静かで気が小さく・・用心深いとも言えますね。いつも辺りに注意を払って柿の実をつついていました。
もちろんヒヨさんたちが来れば、素早く藪に逃げ込みます。
昨日はなんと、ずうっと小さいメジロさんたちに追い立てられていました。昨日には柿の実が3個くらいしか残っていなかったので、メジロさんたちも必死だったのでしょう。
シロハラさんは、わたしのお気に入りです💓春が来るまで我が家で少しでも心地よく過ごしてほしいです。(藪の前に、リンゴの芯とか置いてあげているのです。)
そして、今年初めて会ったお方!アオゲラさんです。柿の木食堂は一見さんも大歓迎ですから。昨日までに数回来ていました。ヒヨドリさんより大きいように見えましたが、とても静かにやってきて周りなどお構いなしでひたすら食べて行きました。ですからシロハラさんも逃げないで近くの枝に止まったままのことがありました。
以上、柿の木食堂のお客さんの記録です。
もう、柿の実はありませんから、これからの野鳥さんたちがどうやって冬を越すのか気がかりです。
わたしも、なんとか厳しい冬を乗り越えなくては・・・