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「死ぬ気で頑張った!」
そう言える目標はいくつあるだろうか。


私自身
やると決めたら必ず達成しないと
気が済まない性格なので
毎日、毎回死ぬ気で頑張っていた(気がしていた。)



人には、頑張っても頑張っても報われないこともある。
それは持って生まれたもの。
例えば、容姿や体型、性格、価値観、感覚。

少しは変えられるかもしれないが
根本からは変えられない。


そうわかっていても
追い求めるのが人間。
終わりが無い、終わりが見えない
ながーい道をひたすら模索しながら歩き続ける。

たまに寄り道をしながら。


ここで思い出したいのが
常に努力をし続ける人って
言い換えると「満足をしない人」
なのではないだろうか。


最近は
「自己肯定感が低い」という言い方をされるみたいだが
そんな簡単な言葉では言い表せない。


このことに気づいたとき
時間をかけて自分の今までの人生を振り返ってみた。
思い出せる限り、幼稚園の頃までさかのぼって。

そうすると見えてきたのは
「満足したことがない」ということ。


そろばんで県で1位になっても
テストで100点をとっても
表彰をされても
中学受験に受かっても
大学に受かっても
もちろん、アナウンサーになる夢を叶えても
自分で開業をして経営者になって日々目標を達成しても



一度も満足をしていない。



なんて大変な人生なんだろう。笑



子供の頃、一番褒めてくれたのは祖母だ。
次に高校時代にカナダへ留学をしたときのホストママ。
(美味しいものを食べすぎて15キロ太っても、「You are incredibly beautiful!」と毎日褒めてくれた。笑)


悲しいことに
褒められたときの記憶よりも
常に高い目標を作って、
苦しみながら日々を過ごしていた姿のほうが
鮮明に思い出せてしまう。



なので
私の中の「努力」は「辛い」記憶しかない。


もちろん楽しい努力は存在しないかもしれないが
もう少し努力の過程を楽しめたら
人生は少し楽になるのかもしれない。


そう気づいた32歳。
気づかせてくれた30代。


では「努力」をどうやったら
苦しい・辛いという感覚から変えられるか・・・


よし
「努力」ではなく「Enjoy」に言い換えて
毎日を過ごしてみよう!


とはいえ、なかなか口だけでは難しいから
「努力してる」と感じたら
どの努力を箇条書きにしてみて
「努力」の箇所をEnjoyの書き換えてみよう。

・1キロ痩せる努力をしている
・週2回は走る努力をしている
・人を許す努力をしている
・心を広く持つ努力をしている …

・1キロ痩せるためにEnjoyしている
・週2回走るためにEnjoyしている
・人を許すためにEnjoyしている
・心を広く持てるようにEnjoyしている


こうやってEnjoyに書き換えてみると
「どうやって?」が抜けていることに気づいた。


そうか。
「どうやって?」が明確ではないから
(正確にいうと、毎日目標を達成するために無意識に頑張っているので自然にできているのだと思う…
嫌味ではなく、だからすぐにオーバーワークに気づかず体調に出てしまう…)
「私はこれを達成するために●●を頑張った!」と認識できずに
自分をいつまで経っても
評価できずにいるのではないか。
自分を褒められずにいるのではないか。

さらに言うと
自分を褒めることを
「許す」ことができていないのではないか。


ここまで来ると
自分自身が可哀想になってくるが
これが現実なんだと思う。



日本の平均寿命でいうと
あと半世紀はあるこれからの人生。


できれば
もう少し自分のことを休ませて
甘やかせることを覚えて
成長していきたい。




















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