#13 ピラティスは「大人の学び直し」
最近、会員様から言われてハッとした。
「普段から力んでしまうのが普通だから、それにも気づいていないから、力まない感覚がわからなかった」
それはそうだ。
だって呼吸を止める癖がある人も、その癖に気づかず当たり前のように止めているから
吸うも吐くも訳が分からなくなる。
そんなお声を聞くと
「当たり前になっていることって怖いな」と感じる。
肩こりも腰痛も首コリも全て「当たり前」になってしまったら
痛いのが普通で痛くない状態を知らないまま(厳密にいうと忘れたまま)
毎日どころか未来を過ごすことになる。
だとすると「力まない」「痛くない感覚」になるように修正するよりも
その感覚を「学び直す」ことのほうが近いんじゃないか。
身体が楽な状態がはるか昔に忘れてしまったなら
今からその状態を一緒に探して、感覚を学び直す。
そうすれば、毎日
「力まないってどういう感じだっけ?」
「今のこの姿勢って合ってるのかな?」と
迷子にならないんじゃないか。
「力まないで」「楽に」「緩めて」というのは簡単だけど
その感覚がどんな感覚かを実感してもらうその『過程』が大切。
いろんなピラティスがあって
いろんな教え方があって
いろんな目的があるけど
大切にしているものも十人十色。
インストラクターとして
その『過程』をどう楽しみながら学び、感じ
一緒に未来をアップデートしていけるかを
私は大切にしたい。
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