S.S.V.R. 【ボディ活】しっかり食べてローカーボ(後編)
シニアワーカーが増える中、いつまでも元気で輝く「スーパーシニア」を目指す筆者の知見を ジャンル別にレシピ化した このシリーズ。
前編では、シニアにおけるローカーボ(糖質制限)の重要性と誤解、中編では日常的な食品を記事にした。
今回は、外食時はどうするのかに着目したレシピと、ローカーボにまつわる困りごとについて お届けする。
活力レシピ:外食でもローカーボを堪能しよう
いつものお店でローカーボ
牛丼
三大牛丼チェーンでは、ローカーボメニューが しっかり用意されている。
吉野家の「チーズ牛サラダ」は、Rizap牛サラダが、アレンジされて定番に残っているメニューだ。
牛肉とチキンとチーズでタンパク質豊富で、野菜に大きめのブロッコリーが入っているのも嬉しい。
豚汁や豚皿を加えて、3種類の肉を味わえるメニューとして重宝している。
松屋は定食からライスを除いた「ロカボライフ応援メニュー」がある。
以前は、湯豆腐が付いていたのだが、無くなってしまったのが残念だ。
すき家の「牛丼ライト」は、ご飯の代わりに豆腐と野菜を使用したメニュー。
こちらも肉増量タイプにしてカロリーを増やすのが、自分には ちょうどいいようだ。
カレー
カレーを食べたい時には、細かく砕いたカリフラワー を採用したCoCo壱番屋の「低糖質カレー」がいい。
このカリフラワーは、普通のカレーだと少し違和感を感じることも有るが、スープカレーとの相性が抜群だ。
トッピングが豊富なので、豚しゃぶやソーセージを足すのが お気に入りだ。
麺類
麺類が恋しくなる時には、リンガーハットの「野菜たっぷり食べるスープ」を食べに行く。
名前の通り麺は無いのだが、野菜がたっぷりで、食べ切るのにかなり時間がかかるほどだ。
生姜とワサビのタレが付いてくるので、それを使って味変させたり、卵や肉味噌のトッピング、ギョーザを楽しみながら、ゆっくりスープまで飲み干す様にしている。
ラーメン特有の濃厚スープを味わいたいなら、横浜家系(壱角家)の「ベジタブル家系」のMAX盛りトッピングが、ボリューム感満点でお勧めだ。
こちらも麺無しだが、味玉、チャーシュー、海苔のおかげで、スープまでしっかり飲み干したら、ラーメン完食気分になれる。
ローカーボ実行での困りごと
ローカーボ最大の問題点は、炭水化物に比べて、タンパク質や脂質のコストが高いことだ。
そのため、カロリーをキープしながらローカーボを貫くと、通常の食事に比べて、お金がかかる。
低糖質パンやロカボヌードルの様に、通常よりも+70円くらいなら かなり安い方であり、外食だと+300〜400円は覚悟することになるだろう。
また、ローカーボの食生活を続けた時に、空腹時に和菓子などを多めに食べると、「糖質酔い」という状態になることがある。
これは、大量の糖質摂取で急激な血糖値上昇が起き、その後すぐに大量にインスリンが分泌されることで、急に酔っ払ったような感覚になるのだ。
血糖値の急変動に身体が慣れてくれば解消される。
ローカーボがアンチエイジング効果が期待できるからといって、囚われ過ぎないようにして欲しい。
ストイックにど糖質制限を追求してもよいが、それが大きな負担になるくらいなら、白米だって蕎麦だって ご褒美感覚で量を減らして食べていい。
そのくらいの気持ちで ローカーボに取組むことが、結果的に長続きする秘訣なのだ。
ストレスを感じずに日常に取り入れるための工夫や、健康維持のためのメリットを再確認しながら、自分に合ったローカーボで、スーパーシニアへの準備をしていこう。