S.S.V.R. 【ボディ活】しっかり食べてローカーボ(中編)
シニアワーカーが増える中、いつまでも元気で輝く「スーパーシニア」を目指す筆者の知見を ジャンル別にレシピ化した このシリーズ。
前編では、シニアにおけるローカーボ(糖質制限)の重要性と誤解や食材の選び方を記事にした。
今回は、筆者が自身で食べてきたローカーボ商品に着目したレシピをお届けする。
現在も販売されている商品には出来るだけリンクを貼ったので、参考になれば幸いだ。
活力レシピ:自分に合ったローカーボ商品を選択しよう
日本でのローカーボ食品の拡がり
日本におけるローカーボ=糖質制限は、2001年 京都の江部康二医師が 自身の糖尿病の臨床研究を進め、糖尿病治療での「(スーパー)糖質制限食」の有効性を主張したことに始まる。
それから約12年後、北里研究所の山田悟医師により「ロカボ」という緩やかな糖質制限食の提唱が始まった。
この「ロカボ」は、糖質を適度に制限しながらも、食事を楽しむことを重視したアプローチだ。
コンビニ業界では、ローソンが この流れに乗り、いち早く糖質オフのふすま入り「ブランパン」を販売して他店との差別化を図った。
また その前後には、RIZAPが「結果にコミットする」というキャッチフレーズで、糖質制限と運動の併用によるダイエットプログラムを展開し、一大ブームとなった。
さらに、2015年に明星食品から「ロカボNOODLES」、2017年にはPascoの糖質オフの「イングリッシュマフィン」が、市場に登場した。
こうして、ローカーボ商品は、少しずつだが確実に増えていった。
ローカーボ商品の百花繚乱時代の突入
2020年から始まったコロナ禍で、運動不足が深刻化し、ローカーボがダイエットにも良さそうだという意識が定着しつつあった。
そこで発売されたのが、2021年4月の日清食品「カップヌードルPRO」(糖質50%OFF)だ。
通常品と変わらぬ美味しさなのに、カロリーもしっかり有る低糖質の主食を可能にしたという点で、衝撃的な商品だった。
現在では、2023年発売のフジパン「Well」のクロワッサンやドーナツが発売され、より美味しくスーパーやコンビニなどで手軽に買えるローカーボ商品が大幅に増えた。
ドラッグストアでも、糖質オフを謳う間食用スナックが各種取り揃えられ、どれを買うか迷うような百花繚乱ぶりだ。
一方、米飯系の代替については、かなり以前から糖質30%オフのレトルトがあったが、元の糖質が多いために糖質オフの効果は小さかった。
またカリフラワーライスなども冷凍食品で存在していたが、カロリーが必要なローカーボには使いにくかった。
この状況は、2021年に登場した フジッコの「ダイズライスBeanus」(米飯比で糖質86%オフ:通販のみ)により大きく進歩した。
独特の香りがあるので 白米そのもののようには使っていないが、カロリーもしっかり有り、カレーやチーズリゾットの素のような、米飯と混ぜて食べるレトルトとの相性が良い。
さらに米粒状になっているので、食感が非常に良く満腹感も得られるのが素晴らしい。
安価なカレールー、特にキーマカレーと相性が良いので、入手したら試してみて欲しい。
後編では、外食時はどうするのかに着目したレシピとローカーボにまつわる困りごとについてお届けする。
S.S.V.R. 【ボディ活】しっかり食べてローカーボ(前編)
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