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過去にとらわれないための心理学勉強❼

 前回の記事では、エリクソンの禅性的発達理論の青年期、成人期の心の発達についてまとめました。
(https://note.com/maimai_hello/n/ncd59b709ec38)

今回は壮年期と老年期を見ていきます。

エリクソンの漸成的発達理論
https://www.kango-roo.com/word/21198より引用

⑦壮年期/中年期(世代性(生殖性)VS自己停滞)
 成人期までは社会的、家庭内ともに役割は自分の世代が中心でしたが、働き盛りを過ぎて帰属性などが確立され、変化が少ない時期にさしかかります。自分中心であったライフスタイルが後輩や次世代への移る時期です。培ってきた知恵、経験を次世代に伝えることを通して、自身の成長、活性化につながります。
 次世代を支えていく子、アイデア、技術を生み出して、育て、関心を持つことをエリクソンの造語で「世代性」といいます。
 壮年期に次世性が低いと他者と関わりあいがなくなるため、自己満足や陶酔に陥り、本人、後輩双方に「停滞」や孤独が起きます。
 「世代性」の方が上回ると、よりよく生きていく能力が培われます。

⑧老年期(自我の統合VS絶望):
 エリクソンの発達理論の最終期です。死を受け入れられない、衰えに対しての恐怖を抱くことは「絶望」となります。
 肉体的衰えにより、機能の低下が起きやすい一方、培ってきた経験や知恵、人徳が結実する「自我の統合」の時期。
 「自我の統合」がうまくいくと、「良い人生だった…」と死を受け入れることができます。


***参考文献***
・人から人に伝えわるパートナリティ心理学 自己探求のワークブック ウィラード B. フリック
https://www.m-mental-clinic.com/lifecycle.html

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