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『幸せな子育て』          vol4「社会をつくるのは私たち」

vol3「より良い睡眠、健康的な食生活」の続き…

6、ルールを一緒につくろう!
家族がお互いに気持ちよく暮らしていくためにはルールが必要です。
家族は共同体です。ルールを作るには対話が大切です。
家族で、夫婦で、親子で話し合って決めていきます。
 
基本的にはだれかが困った時、そこにルールが必要な場合があります。
誰かが我慢し続けたり、一方的に怒ったり、イライラしたりしていると家族が仲良く暮らせません。
 
・ごはんを揃って食べたいけど、それぞれ自分のことに夢中で集まらない…
・モノが出しっぱなしで、散らかっていると気持ちよく過ごせない。
等々いろいろあると思いますが、誰がどのように困っているかをわかりやすく伝え、どうしたらいいかを一緒に考えるようにします。
必要ならルールを決め、守れない時にどうするかも決めます。
 
特に幼少期の子どもいる家庭でよく問題になっているのが、ゲームやYouTubeについての取り扱いです。脳への刺激も強く、夢中になってやめられない子もいます。ゲーム等に執着が強いのも特性の一つです。また過集中で夢中になりやすい、気持ちの切り替えが苦手、注意されたことに衝動的に暴言を吐くといった行動も、問題ですね。
刺激が強いため睡眠そのものの質を下げたり、寝る時間が遅くなることでより良い睡眠を確保できなくなります。度が過ぎるとゲーム障害の危険性もあります。ルールを話し合って決め、過剰にならない工夫をしましょう。
 

とはいえ、ルールが多すぎるとがんじがらめ、守れないことに目が行きやすくヤキモキします。本当に困ることだけにして、できるだけ少なくしましょう。
 
子守代わりに助かる!と一度導入すると大変になるのがメディアの怖いところです。乳幼児期の子育ては本当に大変…です子どもの成長に伴い避けては通れないメディアの世界。安易に導入するのは気を付けましょう。親が環境を作ってあげられるのは乳幼児期だけです。子どもは自分の世界を作っていくし、親はそれも尊重していくことが大切だと思います。

近年は、スマホの普及でさらにメディアの影響が強くなります。
全く避けるのは難しい時代だからこそ、上手な使い方を身に付ける必要がありますね。

メディア依存にならない為に、我が家の場合、外遊びを親子一緒に楽しむようにしていました。
室内では息詰まっても、自然の中ではゆったり過ごせます。体をたっぷり使って遊ぶとスッキリして、子どもたちもご機嫌でした。



7、お父さんの協働が『幸せな子育て』の鍵!!

核家族で父母で子育てしている場合、『幸せな子育て』のキーパーソンはお父さんです!
家事は母親だけでせず、家族みんなでするようにしましょう。
お母さんが「私ばっかり!」とイライラしたり、不機嫌にならないためには重要なことですね。

子どもたちが小さい時は、お母さんの負担が大きいため、できるだけお父さんの関りを増やす工夫が要ります。仕事でままならないこともありますが、今何が大切か…父親も家庭にしっかり向き合って、家事や子育てを協働することをお勧めします。
今の連続が未来を創ります。
家庭でのお父さんの存在、妻にとっての夫の存在…これからの家族の在り方は、お父さんの「今の関わり」にかかっています。
子育ての時期は仕事を調整することも大切なことです。

とはいえ、なかなかムズカシイ…と感じる社会であるのも事実です。
知恵と工夫と、遊び心で乗り切りたいですね!

私は親も子も仲良くできる友だちとお互いの家を行き来したり、預かり合ったりして『孤独育児』にならないようにもしていました。ごはんやお風呂まで一緒に済ませとくよ~なんてことはしょっちゅう。大変だけど本当に楽しい時期だったなあと思いだします。
 
 
参考:日本小児科医会の提言
二歳までのメディア視聴を控える、授乳中食事中の視聴を控える、一日2時間まで(うちゲームは30分以内)、子ども部屋に置かない、生活の時間設定やルールをつくる。
就寝時間目安 幼児20時(11~14時間)小学低学年21時(9~11時間)
 
参考:ゲーム障害
ゲームに熱中し、利用時間などを自分でコントロールできなくなり、日常生活に支障が出る病気。WHO(世界保健機関)では新たな病気として2019年5月に国際疾病分類に加えた。対処として・開始年齢を遅らせる・親子でルールを作る・リアル生活の充実をはかる。
 
 
8、社会をつくるのはわたしたち

親にも子にも生きづらさを感じている方は大勢います。理由もいろいろあります。
様々な特性、原始反射の統合の関係、寝る時間が遅く不規則であったり、ゲーム依存や糖質の依存、不安定な家庭環境などの愛着障害によっても、適応障害などの類似した特徴が出ることがあります。
 また様々な特徴から、親に叱られたり、友達から仲間外れにされることが多い子どもは不安障害などの二次障害を起こしやすくなります。

ともあれ、まずは、是非『家族仲良く、より良い睡眠、健康的な食生活』の内容をできるところから実行してみてください。どんな子どもの子育てにおいても大切なこととなっています。
 
簡単にやめられないのが子育て、だからこそ学びとなり人生の糧となる共育ちです。諦めず、めげずに、何度でも一緒にチャレンジしていきましょう!!
特に幼少期は子どもと深く関わるチャンスです。
その中で、自分を見つめ本当の自分に出会い、自らの器をぐいぐいと広げ、利他的に生きることの喜びを学び、幸せな生き方を仲間と支え合いながら創造していきましょう。
 
『幸せな子育て』はそうしてナントカ創られる…ふりかえった時にきっと夫婦で笑い合える…と私は思います。
 

森でいっぱい遊んだら、大好きな絵本の時間

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