未来の約束、一つ増えるだけで、
こんにちは。乳がん闘病中のまいです。
乳がんの治療のみならず、卵子冷凍保存という現実まで突き付けられ、かなり精神的にやられてる毎日。
正直、今、生きてるん、しんどい。
まだ30代で、今すぐ死ぬわけでもないし、いくらでもこれからやりたいこともできるのに。
それでも、今すぐ、明るい未来は見えない。
不幸中の幸い、ステージが低い段階でがんを見つけることができて、転移もなく、抗がん剤治療を避けられたという事実は、他のがん患者と比べるとかなり状況はいいんかもしれん。
そういうことではなくて。
他の誰かの人生と比較するとかではなくて。
あたしは、あたしの人生の中で、あたしなりに今、苦しいん。
しんどいん。
誰かや何かと比較してましとか、良かったとかではなくて。
早く見つかったから良かったとかではなくて。
それでも、今、苦しいん。つらいん。それが現実。
考えたってしゃーないけん、できるだけ、考えんようにしとるけど。
病気になってなかったら?
なぜ、今、このタイミング?
なんで、10年待ってくれんかった?
どうして、私が?
やろうと思えば何でもできるけど、やりたい気力がわかない。
明るい将来が描けない。
今は、勉強できない。踊れない。歌えない。
食べたいもんも、欲しいもんも何もない。
こんなん、無理やりあがいたって、今は無理なんじゃって思っとります。
つらい時、つらいっていうことを受け入れんかったら、後から二倍、三倍になってやってくる。逃げても、結局、向き合わなあかん時が、いつか来る。
ほれやったら、今、「つらい」ってちゃんと噛みしめた方がいい。
生きてるん、しんどいって。
それでも、
すごく些細な未来の約束、一つ。
誰かに会う。どこかへ遊びに行く。仕事がある。やるべきことがある。
その小さな約束一つで、
ほんの少しだけ、心がときめく。
ほんの少しだけ、明るい方が見える、気がする。
いつか、全部過ぎ去った後にこれを読んで、
あぁ、こんなこと考えとったなぁ、、、
って思う日が、いつかは来るんやと思う。
現実、今、私は、風呂上りに痺れた脇が気持ち悪いなぁと思いながら、これを書いてる。
術後の傷跡付近は感覚が麻痺しとって、すごく「気持ち悪い」。
この感覚が薄れる日も来るんやと思う。
いつか。
それでも、私は生きていかなあかんから。
未来を描くために早く東京に戻りたいと思っとるわけです。
乳がんと生きてく、未来を、始めなあかんから。
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