父の日にちなんだ料理の話

2020年6月21日 16:41

こんにちは。乳がん闘病中のまいです。

地元・徳島で手術することに決めて、実家にもんて（戻って）きて、早2ヶ月ちょい。
18歳で実家を離れてから、こんなに長く実家におるんは初めて（笑）

まぁ、えぇとこと、やなとこ、どっちもあるよなぁ(^^;
こちらが「居候」の身になるわけで、実家の生活リズムに自分が合わせるわけですよ。
一人暮らし歴が長くなると、生活リズムも食生活も自分のもんになってくからなぁ。長期にわたるとなると、しんどくなってくる。

今日は父の日なんで、私の父と料理の話をしてみようかと。
父の日に実家におるなんて、何年振りやろ。。

うちは共働きだったんで、子どもができてから父は料理をするようになったんやって。
実は両親は長年、職場が一緒やったん。
うちは車が一台しかないから、大体時間を合わせて行き帰りは一緒。
でも、母が時間にルーズなんで、出かけたい時間に出かけられない！
準備が間に合わん！母！
で、待ってるんが嫌で、父は私が中学生の時から職場まで歩いて通勤するようになりました。

おんなじような理由で、朝ご飯や高校時代のお弁当は父が担当。母や朝弱いんやろな…
私と兄が3学年違いなんで、6年間のお弁当期間中、5年間を父が担当しとりました。（最後の一年は父が単身赴任でおらんかったんで、母が作ってくれました）
高校時代の友人には、私の弁当は「おやじ弁当」って呼ばれとったん（笑）

母も料理をしないわけではない。
父には「レパートリー」があり、基本、自分が食べたいものしか作らんの。
父の得意料理は「焼き物」。フライパンとかオーブンで焼くやつね。
父が作らない、例えばハンバーグとかロールキャベツとか、カレーライスとか、そういうものは母が担当。
煮込むものや、ひき肉料理（笑）

と、言うわけで、我が家の料理を6～7割方担当するのが父なので、父の食の好みがもろに食卓に影響するん。

両親共に定年退職済みなんで、基本二人とも家にいる。
行くところと言えば、スーパーかスポーツジムか習い事（母のみ）。
日々の話題と言えば、毎日、「今日は何を食べるか」
父が高血圧になってから塩分に気を遣うようになって、外食はほとんどせぇへんの。
だから、今日は何を食べるかっていうより、「何を作るか」が正しいんかな。

朝ご飯が終わったら昼ご飯の話。
昼ご飯が終わったら夕ご飯の話。
買い物に行ったら、明日の夜ご飯までどうするかって話。

まぁ、料理と食べることが好きなんやろね。
台所に立ってるんが苦ではないらしい。片付けも含めて。

実はこれには訳があって。
父は昔、かなりタバコを吸ってた。うちの中で唯一タバコを吸っていい場所が「台所の換気扇の下」だったもんで、そりゃ、台所に長く居（お）りたいよなぁ（笑）
今は吸わんくなったけど、過去に積み上げてきた習性は変わらんもんで。
台所は居心地えぇみたいね。

父の料理には本人にしか分からん美学があって、
汁物とか具沢山にするん嫌らしい。
私からすると、全体に野菜の量、控えめだと思われる。
普段、野菜とタンパク質ばっかり摂ってる私にとっては野菜、全然足りん！と思うわけ。
最初の頃は文句言っとったんやけど、そろそろ、言ってもどうしようもないってゆーんが分かってきたけん、もぅ何も言わん。
作ってくれるだけありがたいと思って出されたものを文句言わずに食べるようにしてます。

逆に、たまに私が私のやり方で作ると、「具が多い」とか言われたりする。

あと、父は料理で冒険しない。
使ったことのない食材にはチャレンジせーへんから、今はチャンス。
そろそろ、私が定番のレパートリーに飽きてきて、「何食べたい？」って聞かれても「なんでもいい」としか答えんようになったんで。
こっちのスーパーにはえぇ食材があるけん、こっちでしか作れんもん作ったろ！っていうわけでそそのかしてます(^^)v
作るんは大体私やけど（笑）

魚がね、安いんよ！