見出し画像

モンゴル料理は手作りでおもてなし -ボウズ-

こんにちは。乳がん闘病中のまいです。

今の大学、留学生や社会人からの学びなおしの人が結構多いん。

昨日、モンゴル人のお友達の自宅に招かれて、モンゴル料理を振る舞ってもらったん!


そもそも、彼女と出会うまでモンゴルなんて全く興味がなかった。

チンギスハンの国、遊牧やゲル、羊の国ってそんなイメージ。

彼女と出会って、彼女の国の話を聞いてにわかにモンゴルへの興味はうなぎのぼり。今私が一番行きたい外国は、モンゴルです!


モンゴル人とお友達に

私、大学内の「留学生相談室」というところで一時期アルバイトしてました。

ここは、日本語が母語じゃない留学生が日本語の添削をしてもらいに来るところ。ゼミの発表資料だったり、時には投稿論文だったり。文法的にどうってことは詳しく説明できんけど、前後の文脈を見て文章が通じるかどうか、くらいなら私にも判断できるけん、2年くらいアルバイトしてたん。


彼女は同じく、日本語の添削をする側で。モンゴルで日本語を学び、今は日本語教育コースに在籍して日本語が母語じゃない人にどうやって日本語を教えるかってことを研究してるん。

3年ほど前。

年末、確か最後の勤務日だったと思う。

帰省したい人の替わりに私か彼女が代勤で入り、一緒に勤務したことがきっかけ。

その日は年末だったこともあり学生さんが一人も来なかった。

空いている時間は内職(自分の勉強)しててもいい仕事で、そこが気に入ってたんやけど。

その日は終始、モンゴルの話で盛り上がっていた。

パソコンがあったから、モンゴル料理やお祭り、スポーツの写真を見せてもらいながら彼女がたくさん説明してくれた。

中でも印象的だったんは。


モンゴルは基本、家畜の肉を食べて生活しよるんやけど、冬場は凍った肉を解凍して食べる。生肉が出回るのは夏の間だけ。でもその新鮮な肉は。なんと、家畜が食べた草の薫りが肉から漂うのだと。

その話を聞いて。


モンゴル、行ってみたい!!!!



モンゴル料理

その後、彼女と親しくなって、何回かおうちに招かれました。

その度に彼女は手作りのモンゴル料理を振る舞ってくれる。

一番よく出てくるのが、ボウズ。(ボーズ、が正しいんかな?私は彼女の発音聴いてると「ボウズ」と表記したくなる)

(参考:TABIPPO.NET)

モンゴル料理は小麦や乳製品、肉を材料とするものが多くて、野菜料理が少ないってどこのサイトでも言われてますけど。

私は彼女が作ってくれたモンゴル風ポテトサラダ、美味しいなと思ったし、あとトマトで野菜を炒めた温サラダ(炒めてるんだから炒め物じゃないかと思うけれど、サラダらしい)もめちゃくちゃ美味しかった。家庭料理なんやろね。

上のサイトでも紹介されとる、「ツォイバン」は焼うどんみたいで、日本人にもなじみやすいお味。彼女に聞いたところ、肉じゃがと同じ味付けなんやって(笑)じゃがいも入りのうどん、と聞くと何それ?って思われるでしょーが、めちゃくちゃ美味しかったん(* ´ ▽ ` *)


全ての料理で、麺や餃子の皮は小麦粉から手作り。

ボウズを作る時も、ホーショールやツォイバンを作る時も、小麦から。

小さい頃から食事の準備を手伝うし、大家族の分、大量に作らなあかんから、生地から手作りするんは手慣れとって苦ではないそうな。


彼女の家に遊びに行くと、いつもおしゃべりしながら手際よく小麦粉を練って、種を作り、皮で包んで蒸し上げるという工程をあっという間にこなしていく。


今日は、そんな工程の一端をご紹介させていただきます。


モンゴル料理:ボウズとは

モンゴル風餃子、というのが一番簡単な説明?

でも日本で食べる餃子ほど野菜が入っているわけではなくて、中の具はシンプルにひき肉と玉ねぎだけ。

皮が厚めでモチモチしてて、皮の中に肉汁がたまるけん、一口で食べんともったいない!


分量は彼女がいつも目検討でやっているので、分かりませんけど(笑)

必要な材料は以下の通り。


・ひき肉(牛と豚の合挽き)

・玉ねぎ

・塩水

・こしょう

・小麦粉

・蒸し器に塗る油


モンゴル料理の味付けは、基本、塩。

具も肉がメインでとってもシンプル。素材の味が際立ちます。


ボウズの作り方

①小麦粉をボウルに入れ、塩水を適量入れてこね合わせる

画像1

画像2

画像3

画像4

彼女はいつも、小麦粉を量ることなく無造作にボウルに入れていく。

その量を見て、もう目検討で水の分量が分かるらしい。

まとまると、こんな感じ↓

画像6

②まとまってきたら、台の上でこねる

画像5

こねたらしばらく寝かせておく。

画像7

③具を作る。ボウルに挽き肉、玉ねぎのみじん切りを入れる

画像8

④塩水、こしょうを入れる

画像9

⑤手でこね合わせる

画像10

具の出来上がり♪

画像11

⑥寝かせていた生地を切り分けて、細長い棒状にのばす。のばしたら、ボウズ一個分のサイズに切り分けていく。

画像12


⑦一個サイズに切り分けた生地を軽くつぶして、小麦粉の入れたボールの中で転がす

画像13

画像14

⑧一個分の生地を綿棒で薄く伸ばす

画像15

彼女が綿棒をころがしながら生地を一回転させると、あっという間にキレイな薄い楕円形が出来上がる。手慣れてて、めっちゃ作業が早い!Σ( ̄□ ̄;)

⑨生地に具を包んで形を整える

画像16

包むときの形は家や個人によって若干違うらしい。彼女のは大きなシュウマイみたいな形。

⑩蒸し器に油を敷いてから、具を詰めたボウズを並べていく

画像17

キレイよなーー(* ´ ▽ ` *)

⑪蒸し器で20分蒸す


出来上がり

出来上がりはこんな感じ!

画像18

皮がモチモチしとって、中からは肉汁が溢れるので、一口でいきましょう。

具の塩味だけでも十分美味しいんやけど、彼女はいつもケチャップを添えてくれるんで、ケチャップ付けて食べます。

画像19

手作りの皮がほんっまに美味しくって、いくらでも入るん(* >ω<)

これが大好物で、彼女と遊ぶときはできればお外でお茶やのぅて、彼女のおうちにお呼ばれされたいのです。


ボウズ、食べたくなってきたやろ??

いいなと思ったら応援しよう!