ちょっとだけ頑張ってみる、を積み重ねる
毎日毎日、日本人は忙しく働いている。
お母さん、妻、1人の女性としてやる事はたくさん。
お父さん、夫、男としてやる事も多いだろう。
毎日毎日、みんな頑張っている。
ただ私の経験上、頑張りすぎると
どこかにしわ寄せがくると思っている。
「頑張ったから、ご褒美してもいいよね。」と何かスイーツを買ったり
「頑張ったから、食べちゃお。」とお腹いっぱい食べたり、
休日に寝過ぎたり、買いすぎたり、飲みすぎたり…
感情的にもなりやすいのではないか。
「こんなに頑張っているのに!」と、
怒りや悲しみが込み上げることも多くなる気がする。
なんか上手くいかないな、気持ちのコントロールが難しい。
と感じるそこのあなたは、頑張りすぎているのかもしれない。
ちょっとだけ頑張るのコツ
私は今年の6月、盛岡珈琲フェスティバルという楽しすぎるイベントに
珈琲屋として出店する事ができた。
大好きな盛岡で珈琲を淹れる事ができるなんて!と
胸を高鳴らせ、焙煎に励んだ。
私の焙煎機は手回しで、150gずつしか焙煎できない。
よって、イベントが近づく頃に何度も何度も焙煎機をクルクル回して
数キロ分焙煎しなければならない。
平日は看護師として働いているので、
そのための時間を捻出し、
クルクルクルクル、クルクルクルクル。
何回クルクルしたかは数えていないが、とにかくクルクルした。
ある朝、クルクルな日々と迫り来るイベントに
疲労と緊張が押し寄せて、朝なのに気持ちが明るくなれない日があった。
朝ごはんを食べ、夫が出勤したあと
私は突然、大好きなお菓子屋さんの焼き菓子を食べたくなった。
丁度一つ買ってあったバナナケーキを袋から取り出し、
ちょっとだけ頑張ってナイフで4等分にした。
いつもなら、大事にお皿にもって、フォークで食べるけど。
もう頑張らない。
つまようじで、食べた。
ひとくち食べたら、深呼吸したくなって
すーーーーーっ、はーーーーーーと深呼吸したのを覚えている。
なんだか気持ちが軽くなって、その日は看護師として1日頑張れた。
頑張りすぎなくても、できる範囲で良いんだった。
楽しんで焙煎しよう、あとはちょっとだけ頑張って、
当日を楽しみにしよう。
そうして無事6月の珈琲イベントを楽しむことができた。
毎日いろんなことを、全力で頑張らなくてもいい。
ちょっとストレッチする
ちょっとだけ散歩してみる
ちょっとだけ自炊する
人はちょっとだけでも、できた事があると
気持ちが上向く気がする。
心が疲れてるかも。と思ったら
ほんのちょっとだけ、何かを頑張るだけでいいと思う。
そんなちょっとの頑張りを積み重ねること。
そうする事で、不要なしわ寄せがなくなり
感情のアップダウンや、食べすぎ飲み過ぎなどの過剰がなくなり
心がすっきり穏やかに過ごせると思う。