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【日本のロックを熱く語る】GOING STEADY

ゴイステは我らが青春である。
ヴォーカルの峯田くん、一つ歳下ですが、演技もお上手ですよね。

GOING STEADYは、解散後に銀杏BOYSというバンドに変わったのですが、わたしがその曲と出会ったのは銀杏の夏フェス動画を観ていたときのこと。

ゴイステでは大ステージでしたが、銀杏になり小ステージに移ったのをいいことに?その年のライブの峯田くんはもう好き放題でした。
白いセーラー服にパンチパーマ姿で口にマイクをくわえ吠えまくり、舞台セットの柱によじ登り、舞台を転げ回り、口からよだれや泡を吹きまくり…
まだゴイステも銀杏も知らなかった彼とわたしでしたし、そのうち彼は黙って早送りし始めました。

こういうバンドはけっこう多いけど、やり過ぎるとやはり見てられない感が出てきたりして、、、

しかし、その途中に彼がふと、
「あれ?今の曲、なんか良くなかったか?」
と、巻き戻しをし始めたのです。

そのとき歌っていたのが、伝説の名曲
【駆け抜けて性春】
あのとき聴き逃さなくて良かったです。

「わー、たしかにこれはとてもいい曲だね!」
「しかし、俺はこのヴィジュアルがどうにも…」
好きな人はお好きですから、個人的にというお話。

その後、過去にGOING STEADYとしてジャージ姿の峯田くんが歌う駆け抜けて性春を聴き、これは文句なしに素晴らしい名曲じゃないかと思ったのです。

駆け抜けて性春に限らず峯田くんが書く詩は恋の詩が多く純情や青春という言葉がピッタリでしたが、この曲はそんなイメージの詩の代表作だと思います


あなたがこの世界に 一緒に生きてくれるのなら
死んでも構わない あなたのために


たしかに、好きな人と共に生きられる喜びとは、本来このくらいに大きいものだと思っています。
それを当たり前に思ってしまったら終わりですね。

そして、この後彼らが銀杏BOYSとなり、そのアルバムでもやはりこの曲が収録されているのですが、わたしは、初めて銀杏の駆け抜けて性春を聴いたときに、背筋が凍るような驚きと衝撃を覚えました。

サビのあとにもう一つ新たなサビが加わっていたのです。それを歌っていたのはなんとYUKIちゃん、言わずと知れた元ジュディマリのYUKIだったのです。全く予想してなかったし、歌詞がまた驚きでした。


わたしは幻なの あなたの夢の中にいるの
触れれば消えてしまうの 
それでもわたしを抱きしめて欲しいの

強く 強く 強く


ゴイステの原曲にこのサビが加わったことで、峯田くんが歌っていたあなた、という女の子が幻だったというストーリーに変わってしまっているのです。
なんて切ない…

こんな展開は誰も予想していなかったし、2つのバンドでこの作品を完成させた。スゴい人だな、と。

その後、解散後のGOING STEADYにハマったわたしはさくらの唄というアルバムを愛聴していました。
オレンジ色の夜桜の写真のジャケットが綺麗です。

彼らはとにかくよく叫ぶバンドなのですが、絶叫系のバンドは常にわたしのストライクゾーンど真ん中だったので、ゴイステは逆に耳に心地よかった。
わたしは、叫ぶほどの感情や高揚感、情熱を大事にする様なロックバンドをこよなく愛してきました。

さくらの唄は名曲揃いのアルバムですが、峯田くんのストレートな歌詞に焦点を当てて、3曲ピックアップします。

もしも君が泣くならば。
これは歌詞全部掲載したいですが、構いませんかね?


誰も君のことを悲しませたくない
誰も君の泣き顔見たいなんて思ってない
胸の中にある気持ちを決して恥じる事はない
人間なんて誰だって駄目なんだ

アゴがはずれるぐらい幸せ噛みしめたい
胸がはちきれるぐらい幸せ抱きしめたい
愛より恋より今すぐ君だけがほしい
人間なんてラララ

I WANNA BE SO BEAUTIFUL
I WANNA BE SO BEAUTIFUL

もしも君が泣くならば僕も泣く
もしも君が死ぬならば僕も死ぬ
もしも君が無くなれば僕も無く
もしも君が叫ぶなら僕も叫ぶ

I WANNA BE SO BEAUTIFUL
I WANNA BE SO BEAUTIFUL

もしも君が泣くならば僕も泣く
もしも君が死ぬならば僕も死ぬ
もしも君が無くなれば僕も無く
もしも君が叫ぶなら僕も叫ぶ


泣いているときに一人じゃないんだと感じられる。
楽しい感じの曲たし励まされるような歌詞もいい。
「もっと美しい人間になりたい」というメッセージが(四回ずつ計八回)繰り返されるのも素晴らしいと思います。わたしも美しくなりたいと思います。

佳代。
この曲は他の曲よりかなりリアルな描写で、佳代という女の子との昔話と想いを語っている作品です。
今でも好きなんだろうなとか想像してしまいます。

サビではなく、気に入っている歌詞を掲載します。このパートだけは、その他とテンポやメロディがガラリと変わります。


ドイツ土産に僕にくれた ビルケンのサンダルのタグは かわいいからまだつけてあるんだ


実話かしら?というくらいリアルな歌詞ですが、まだ恋してるんだろうなぁ、とか思ってしまいます。
なんだかかわいらしくて好きな歌詞なのでした。

星に願いを。
出だしは静かで潔い歌詞で始まりますが、途中からは叫びを伴う激しいアップビートな曲に変わります。
その後また静かに、最後はラララの合唱で終わる。短い曲で、感動を伴うような構成になっています。
説明が下手ですね。よければ聴いてみてください。


あの星の光が示すように 僕等の命がゴウゴウと燃えている
アイ・シー・ザ・ライト、輝きがやむ事は無い

歩んできた道に後悔は無い
向かうべき道に希望が見える
アイ・シー・ザ・ライト、輝きがやむ事は無い

傷赤く愛深く、あふれる喜びが僕にあり
傷赤く愛深く、孤独の森に彷徨うとも
傷赤く愛深く、声高らかに歌い続けよう
傷赤く愛深く、どうか僕等の未来を灯せ
星に願いを…星に願いを…星に願いを!!

幸せの向こう側に笑いながら手を振る君がいた
ひとすじの流れ星がきれいだなあ ラララララ


峯田和伸くんは、恥ずかしいくらい真っ直ぐな男の子だと思うし、ヴィジュアルだけでは判断出来ない、心の清く優しいロッカーだと思っています。

GOING  STEADYはいつの日もわたしたちは若者なんだ、青春時代を過ごしてるんだと教えてくれます。

信じるか信じないかは自分次第。
年齢なんて、ただの数字だ!!

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