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かみ合いそうでかみ合わないふたり

私にはふたりのこどもがいる。めありー&ぼぶ。
私はまいけるという名だけど母親。
めありーは2歳、ぼぶは0歳(2021年3月現在)生まれた順番で言うと姉弟ということになる。この辺はまた詳しく書きたい。

さて、めありーは生まれた時から左手の親指を吸う子だ。
その後、スプーンや鉛筆を持つ様子を見ていると左利きかな?という感じがする。
抱っこゆらゆらでの寝かしつけをしたくなかった私は、彼女が3ヶ月くらいのときから添い寝で寝てくれるように練習した。
泣いても泣いても起き上がって抱っこすることはせず、ひたすら添い寝でくっついて、頭を撫でたりお尻をトントンしたりした。
抱き上げてもらえないめありーは「この世の終わり泣き」で応戦してきて、私の心が折れるのが先か、と思った。
でも1週間くらいで、めありーは添い寝で寝られるようになった。
左手親指は口の中、そして右手で私の耳をまさぐりながら入眠というのが基本スタイルになった。

一方、ぼぶは右手の親指を吸う。
寝かしつけで困ったことはなく、私が暴れ回るめありーとベッド上で格闘中、ふと振り返るとぼぶはもう夢の中ということがほとんど。
布団でも、絨毯でも、フローリングでも寝られる。
ちょっと寝にくそうな時は、耳を触ってあげると目がとろんとして寝始める。

という感じで、ふたりは真逆の入眠スタイルなので、隣同士に並べておけば、勝手に耳を触り触られして寝てくれるんじゃないかと思った私。
やってみると、初日で早速スンと寝入ってくれたのだ。
それまで寝かしつけに結構時間がかかっていたので、私は狂喜乱舞し、ふたりがくっついて眠っている姿を記念撮影した。
その時の写真がこの記事のトップ画像だ。

それ以降、めありーとぼぶはお互いを補い合って、毎日仲良く寝付いてくれています。

…ということはなく、
心乱れためありーがウトウトするぼぶのお口から指を引っこ抜いて泣かせたり、ぼぶの耳を引きちぎろうとして泣かせたりするので、うまく行く日はあまりない。
人間、心穏やかな日ばかりじゃないから仕方ないと思いながら、今日も私は寝かしつける。
もう何年かしたら、寝かしつけも要らなくなってしまうんだから。

なにはともあれ、事あるごとに見返すことになるお気に入りの寝顔写真があの日撮れたので、めでたしめでたし。

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