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2024夏アニメ お気に

夏アニメも、殆ど終わりました。
今季は五輪がありましたので、一部変則的なところもあったかと思いますが、楽しむ事は出来ました。

☆☆☆

小市民シリーズ

原作の米澤穂信さんと言えば、飛騨高山が舞台の氷菓(古典部シリーズ)がありますが、今作の舞台は岐阜市でありました。
小市民を目指すとは、中々キャッチーではありますが、平凡や凡庸同様に実は難易度が高い気がします。
成ろうとして成るものでも、成りたくて成れるものでも無いでしょう。
高校生の日常推理ものではありますが、最後はほぼ警察沙汰ですから、何ともホロ苦い終わり方でした。
但し、続編制作が決まっていますから、そこからのリカバリーを、期待せずにはいられませんね。
内容的には、岐阜の風景も良かったですし、画が綺麗でありました。
時折心象風景を描いて、多少混乱するところもありましたが、丁寧に描かれていたのは確かです。

菜なれ花なれ

とある噂に依ると、本来2クールだったものが、1クールに変更されたと言う話もあって、終盤かなりの圧縮感もありました。
それでも、群馬が舞台でオリジナルの青春ものとして、充分面白かったです。
あの色彩と言うか、画の感じはちょっと独特でしたが(名称がわかりません)、物語自体が面白かったので、些末な事でした。
高校の枠を超えて、集まって何かをやるのは、何か良いですよね。
地上波の枠だけはアレで、BSで視ていました。

時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん

原作の宣伝時代から、上坂すみれの上坂すみれに依る上坂すみれの為のアニメになるんだろうと思っていたら、その通りに実現しましたね。
ロシア語の基本設定で、出落ちにならないのかなとは思いましたが、序盤はそれで押しながら徐々に物語に引き込んで行く感じは、良い塩梅だった様に思います。
訳アリと言うか、能ある鷹は爪を隠す系はやはり楽しいです。
EDがカバーで回替わりと言うのは、目新しくはありませんが、意欲的な制作の顕れでもあるでしょうから良かったです。

ATRI -My Dear Moments-

近未来天変地異系アニメですね。
まぁ、切ないけれどコミカルな演出もあって、シリアスが重い分バランスが取れていたと思います。
ヒューマノイドに心はあるのか?
あります。
まだ最終回が残っていますが(来季食い込み)、綺麗な着地をしてくれる事を、祈っています。
EDの、ナナニジ(22/7)起用もナイスです。

負けヒロインが多すぎる!

正直、色物枠だと思っていました。
ほんと、スイマセン。
まぁ、杏奈があんな感じなので、誤解していました。
誰に負けてるのか?と言う話もありますが、メタ的に言えば温水の発言なので、彼の解釈違いと言う事ですね。
そうでなければ、失恋女子全員がマケインになってしまいます。
それはさておき、濃いキャラクターの面々も慣れてしまえば可愛いもので、中盤以降の切ない雰囲気も良かったです。
こちらも、メインヒロイン3人夫々の、カバーで良かったです。

【推しの子】第2期

大人気作シリーズの続編で、面白さは間違い無い筈ですから、後は出来映えだけですが、クオリティも気合充分と言った感じで、高かったかと思います。
舞台編としては、区切りはついていますが、最終回は来季食い込みなのでまだです。
気合入り過ぎて、万歳(万策尽きた)なのですかね。

☆☆

義妹生活

VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた

疑似ハーレム

真夜中ぱんチ

転生したらスライムだった件 第3期

天穂のサクナヒメ

しかのこのこのここしたんたん

ザ・ファブル


(順不同)


雑感

そんなこんなで
春が素晴らしかった分、夏はどうなるのかと思っていましたが、平均程度ではあったでしょうか。
案外バラエティにも富んでいて、楽しむ事が出来ました。
放送枠の被りは今更ですが、今季は特に内容と言うか設定等の傾向が似ていると言うか、被りが多かったですね。
大抵は1つあるかないかですが、ロボ被り・配信者被り・EDカバー被りと3つもありました。
まぁ、転生召喚ブームを思えば、可愛いものですが、偶然なんですよね?
P.A.WORKSが3本、動画工房とエイトビットが2本で、有力制作会社の作品が集中していましたが、雨後の筍の様に初めて目にする制作会社が出てくる一方で、諸事情があったにせよ、興味深いものがありました。
まぁ、有名制作会社作品に外れ無しです。
多分。

来季の秋アニメは、どうなんでしょうかね。

(了)

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