各駅散歩の旅(110)
今回は、ちょっと行きたい場所を見付けてしまったので、そこを目指してみました。
偶々、前日に見付けちゃったのですよ。
いずみ野駅
[いずみ野線]
横浜市内シリーズ78
天気にも恵まれまして、風も心地好くてお散歩日和でありました。
横浜の郊外、泉区の果てですが、いずみ野線開業で宅地化が促進されましたが、北部の郊外部と比べれば、かなり閑静な場所でありますね。
16時少し前でしたが、まだまだ陽が高くて、北口から歩き始めました。
お散歩
駅周辺は、戸建てや低層集合住宅が建っていましたが、10分も歩けばすっかり長閑な風景となりました。
一応、バス通り沿いでしたが、交通量も疎らで、のんびり歩けました。
松陽高校は、いずみ野線より歴史がありますね。
新幹線のガードを潜って、表通りに出ると、シルエットの富士山を見る事が出来ました。
陽射しが眩しい。
宮沢遊水地
30分程歩いて、到着しました。
珍しく今回の、目的地でありました。
遊水地と言っても、恐らく常設の池や水路があり、親水公園でもある様でした。
遊水地の奥へ進むと、立派な橋がありました。
この橋こそが目的でありましたが、一般道路用途の現役の橋でした。
偶々前日に存在を知って、偶々翌日に相鉄ターンのお散歩だったのでした。
和泉川
遊水地から土手に上がって、和泉川左岸を上流へと遡りました。
このシリーズのお家芸である、川沿い歩きですが、お家芸は過言でした。
少し歩いて宮前橋で右岸に渡ると、宮沢のバス停がありました。
こんなところだったのか。
台地上(尾根筋)の表通りから、少し入った辺りとなります。
昔からある行先でしたが、鉄道空白地帯でありますから、バスは必須で長らく存続しているのですね。
宮沢のバス停を過ぎると、川の周辺は農地や雑木林が、広がり始めました。
農地は別としても、恐らく意識的に自然が残されているのかと思われます。
横浜市内とは思えないくらいではありますが、少し川から離れれば宅地が進んでいる筈です。
再び宅地が隣接する様になりましたが、川周辺が緑地親水公園となっていたりしました。
その管理維持には、地域有志団体のボランティアが大きな役割を果たしている様で、環境保護や水害対策と言う意味でも、良い距離感が保たれている感じがありました。
東山橋付近になると、宅地が迫って来る様になり、かなり市街地の雰囲気が強くなりました。
徐々に相鉄本線が近くなり、宅地が広がって行った様子が伺えました。
これが和泉川の面白いところで、下流部は意外にも宅地化が余り進んでおらず、ブルーラインやいずみ野線の開通が、相鉄本線開通よりもだいぶ後だった事があるのかも知れませんね。
二ツ橋水辺公園
くつろぎ橋から上流は、また少し緑が多くなって、二ツ橋水辺公園となっていました。
かなり陽が翳ってしまいましたが、鯉幟が元気に泳いでいました。
と言ったところで和泉川の遡上も、厚木街道に突き当たった、二ツ橋で終了となりました。
お散歩2
遡上終了と言うのも、二ツ橋を境にして突如、和泉川が暗渠の出来損ないみたいな感じになっているからでした。
和泉川の源流は、更に1.6キロ程北上した、瀬谷市民の森となっていますね。
厚木街道の緩い坂道を、のんびり歩いて行きましたが、先程迄とは一転して賑やかな雰囲気となりました。
ショッピングモールがあったり、人通りや交通量も多かったですね。
厚木街道は、歩道が狭くて若干歩きに難いところもありましたが、昔から変わっていないのかと思います。
周囲の建物等は、代替りしているかと思われますが、道路の拡張は厳しい感じでした。
ゴール
そんなこんなで
ゴールは、三ツ境駅でした。
110分のお散歩でした。
西陽が、眩し〜。
水辺が最高なのは、涼しげで平坦だからです。
横浜北部と比べて、南部はやっぱり落ち着きます。
瀬谷も、旧鎌倉郡(戸塚瀬谷泉栄)グループの一員ですから、横浜では外様なのです。
まぁ、冗談はさて置き、和泉川の自然は意志を持って保存活用されていますから、この長閑な風景と環境は大事に護って行きたいものですね。
和泉川の源流にも、何れ訪れてみたいものです。
(了)