アヌビス
アヌビス神の黒い箱
ふと手に入れた箱、鍵なし説明書なし、で開け方がわからない 古いもの オカルト大好きで 買ったよ4千円、箱の名前はアヌビス神の箱と書かれた、厨二病が騒ぎ出した
調べて 調べたよ アヌビスはエジプトの神で冥界の使者、魂の管理人らしい
開け方がわからなくて、壊そうとしたけれど、壊れなくてイライラ
けれど けれど 真ん中には犬のマークが書かれていた、私はまた調べた
どうもわからないけれど、どうしても 箱を開けたくて、血を流して見て
箱の上に垂らしてみた、そしたら そしたら 空が真っ黒になり 雷鳴とともに
箱が空いた、
「え?だれあなたは?」
「どうもー、エジプトの神冥界のダルビシュ アヌビスですーいやー 出れましたわ
ここはどこ エジプト ローマ? ああゲルマン いやいや あてさせてーなあ、飛んで飛んで、ダレイオス、ううん、わかった 南のニュージーランド?」
「日本、埼玉秩父 荒川村」
「は? 日本あんさん冗談きついわ、日本 生まれてないで、堪忍、まさか せくしーコマンド、卑弥呼はんでっか?」
「いや、天皇の国の。」
「あかん、あかん一からいってなあ、冗談いうと 冥界にあんさんを飛ばすで、ここは何年のどこ?」
「西暦2024年の日本」
しばらく 沈黙が続き
「ほな あほなー わし2000年以上も寝てたんですか? どないするの
これではオールドやん 老人やんわし、ナンパも 供物も、大切な仕事も全部パァやん、どないする、ハローワークいかな始まらないやん」
「あんた全身真っ黒だから 就職は無理よ。」
「もうあかん 行動や厚労省に居座るか、シリウスはんに確認せんと
「シリウス??」
「しらんの?宇宙人やん か 付き合ってもらうでええか?」
シリウスと 私ハルカクリスティーンの旅が始まった。