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人生が変化する人としない人のちがい。

30代のころから、色彩療法士、コミュニケーションの講師としてクライアントの心理面にアプローチをする仕事をしてきた私。

さまざまなクライアントとの出会いが増えれば増えるほど、カウンセリングやセミナー後に、人生が劇的に変化する人をたくさん見てきました。

ですがその一方で、なかなか変化しない人もいるということに気づきます。

すぐに変化する人としない人の違いは何なんだろう?
変化しない人は、どうして変化しないんだろう?

と疑問に思い、ずっと考えてきました。

それを紐解いていくと、もちろん原因はけっしてひとつではなく、一人一人まったく異なるさまざまな要因が絡み合っていることが多いです。


しかし、多くの人に当てはまる原因があります。

それは

「実際に行動をしていくための肉体のエネルギーが足りていない」
「頭で理解しても、行動がともなわない。」

要するに、頭でっかちになりすぎていて、肉体への意識が薄い という状態です。

心理学だったり、スピリチュアルな分野、見えない世界に対しての興味関心が強い人によくみられます。

わたし自身も、見えない世界への学びに没頭しすぎていた頃は、肉体への意識が薄く、身体のことをおろそかにしていたなと反省しています。


ここ10年ほどの間に時代の流れがものすごく速くなりました。

この高速で変化していく時代は、激流下りをしているようなもので。

「激しい流れにのまれることなく自分らしく生きていくためには、心理面だけのアプローチでは足りない!」

そう思ったのは、35歳になる前くらいだったでしょうか。
2017年くらいから、わたしは心だけでなく身体とも真剣に向き合おうと決めて取り組んできました。

その当時は、1ヶ月の半分くらいは調子が悪いんじゃないか?というくらい、生理痛や頭痛、風邪の引きやすさなどで悩んでいたわたし。

どうしたら根本的に痛みや不調を解消できるんだろう?
どうしたら軽やかに行動できる肉体になるんだろう?

とずっと考えて生きていました。
でも、なかなか答えは見つからず、なんとか対処療法で乗りきるしかありませんでした。

しかし幸運なことに、ボディワークのプロたちとの出会いをきっかけに

身体の発達学、身体操作法、運動、整体、睡眠、栄養…

あらゆる角度から、身体を整えられるようになりました。

そこでやっと、根本的な原因を見つけて改善していく術を見つけたのです。

そうやって、見えない心や精神だけでなく、見える肉体の両方をバランスよく大切にするようになったことで、しっかり地に足をつけた状態で、すばやく行動に移れるようになりました。

肉体がパワーアップしたことで、今までできなかったことにもチャレンジできるようにもなりました。

登山、スノーボードでバックカントリー、ハイエースで北海道一周のキャンプ旅、農家さんのお手伝い、ダンス…

スノーシュートレッキング
北海道・三段山
バックカントリーに挑戦
みんなでつくった畑で収穫祭
ハイエースで自由気ままにキャンプ旅
東京に来てからはダンスチームに入って舞台にも出演
ロードバイクでさくっと往復60キロ


どれも肉体のエネルギーがないとできないことばかりです。

コロナの流行や、異常気象や地震での災害、「食糧難になる」といった情報で不安に襲われるなど…
世の中は、さらに先行き不透明な激動の時代になりました。

しかし、そんな時代でも、

肉体を整えていることによって、見えない恐怖や不安にのみこまれることなく、地に足をつけて今を全力で生きることができています。


40代になった今、不調だった20代〜30代の頃よりもわたしは元気です。
これだけ毎日執筆していますが、肩こりも頭痛もありません。
登山をしたり、ジョギングをしたり、長距離ロードバイクに乗ってもどこも痛くなりません。



肉体は、この地球で生きていくための魂の乗り物と言われています。
魂が宿る「神殿」といってもよいでしょう。
肉体とはとても神聖なものなのです。

地球では、この肉体があるからこそ行動できます。
肉体があるからこそ、いろんな体験ができるのです。

自動車も定期的なメンテナンスが必要なように、肉体も日々メンテナンスしてあげることがとても大切です。

痛みや不調があっても「そんなにひどくないから」と放置していませんか?
病気じゃないから、と無視していませんか?

肩こり、腰痛、関節痛、頭痛、生理痛…
すべての痛みや不調には必ず根本的な原因があります。

いざ、行動しようとしたときに肉体にパワーがないとすぐに行動できません。

心身一如と言われるように、心と身体はつながっています。
肉体が元気でないと、メンタルも落ちこみます。

すると、不安や恐怖の方が勝ってしまい、ますます行動できなくなってしまいます。

「迷ったらやる!」
「悩むくらいならとにかくやってみよう!」

そんなふうに、肉体をとおして行動して体験することでしか、私たちは成長できません。

頭の中だけで考えて、迷って立ちどまり、悩んでは立ちどまり、結局なにも行動できない…

それをくりかえしているだけでは、何の成長もありませんし、あっという間に人生が終わってしまいます。

肉体を使って、何かにチャレンジすることや行動していくことで、その結果はどうあろうと、私たちの意識は拡大し成長することができます。


これは、頭で分かっているとか、口で言っているだけでは意味がないのです。

肉体を使って行動すればするほどに、
私たちはどこまでも自由だったんだと、思い出すことができます。
目の前に引き寄せている現実は、すべて自分が創造していたことなんだ、と気づくことができます。

そうやって意識が拡大していくと世界を見ている視点、視座が変わるため、次第に不安や恐怖などにも囚われなくなっていきます。

私たちの魂は、あえて不自由さを経験するために、肉体という乗り物が必要な地球で生きることを決めて生まれてきた、と言われたりします。

肉体がない魂の状態だったら、ドラえもんの「どこでもドア」がなくても「タイムマシン」がなくても瞬間移動できちゃうし、なんでもすぐに願いが叶えられるし、不安や恐怖などのネガティブな感情を感じることもないそうです。

つまり地球生まれの私たちは、あえて不自由さやネガティブな感情を経験することで自己成長しようとしている、とてもストイックな魂なんですよね。

この地球で、大いにいろんな経験をして成長するために、ぜひ心だけでなく、肉体と向き合うことも大切にしてみてください。

身体はいつだって正直に、

不調や痛みをとおして

「あなたらしさからズレてるよ!」

とサインを送ってくれて、

腹の底からのワクワクや喜びをとおして

「あなたらしく生きてるね!」

とエールを送ってくれています。


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