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本当の敵は、あなたの中にいる。


傷つくところには、つっかえがある。

こう書かれていたのは、以前、「発信する勇気」著者の末吉宏臣さんのセミナーでお隣の席になった、ご縁あるこの方の記事。

「人の言葉に傷ついてしまう」

そんな方はぜひ全文読んでみてほしい。

彼女のまっすぐな本音に、かつての自分とも重なり合って胸にグッときた。


さらにはこの記事の中で、彼女の出演した舞台を観たひとりの女性が、舞台の演出に対して「傷ついた」というエピソードが紹介されていた。

舞台の中の1シーンに、
「お母さんをお祭りして胴上げをする」というシーンがあった。

その方は、お子さんがいらっしゃらず、
そのシーンに傷ついてしまって、
その後の公演の中身が入ってこなかったということだった。

「優しい言葉に傷つくのはどんな時?」


もちろん舞台演出に、子どもがいない人を批判するような意図はまったくない。
でも、傷つくのはなぜなのか?

自分で自分をジャッジして、批判しているから。

これなんだよね。
傷ついてしまったのは、本人の心のなかにある「思い込み」や「ジャッジ」がそうさせているから。

私も想像でしかないけれど、彼女も書いているとおり、

「子に恵まれなかった自分は、世の中から批判されている」
「子育てできなかった自分には、経験が欠けている」
など、自分の中でのジャッジや批判があったのかもしれない。

「優しい言葉に傷つくのはどんな時?」


そう、本当はだれもあなたのことを傷つけることはできない。

私たちが「傷つく」とき、それは外側の出来事や人の言葉が原因じゃない。

その出来事をどう捉え、どう反応するかは自分で選んでいる。

「本当の敵」は、自分の中にいる。

自己否定や自己批判——それこそが、私たちを止める最も強力な呪いなのだ。


外の世界に現れる出来事は、すべて「自分の内側の映し鏡」。

だから、もし本気で変わりたいと思うなら、徹底的に自分と向き合う必要がある。


こればっかりは、「一瞬で簡単にキレイさっぱり🪄」なんていう魔法はない。

だって何十年か生きてきて、あなたはその時間ずっと呪いをかけつづけて、深く深く眠りつづけてきたのだから。


でも、別の視点で見たら、そんなに強力な呪いをかけるとてつもないパワーが私たちにはあるということ。

それってすごいことじゃない?

私たちの魂は、「制限」や「不安」「恐れ」「無価値感」「無力感」…
そういった「ネガティブ」を体験してみたいがために、徹底的に自分に呪いをかけることにした。

だから、呪いをかけつづけることも、呪いから解き放つのも、あなた自身でできることなんだよね。

あなたは今、小さな鳥カゴに閉じ込められているように感じているかもしれないけれど、その扉のカギはとっくに開いている。

鳥カゴから出るか、出ないかは、あなた次第。

そうだとしたら、あなたはどうする?


わたしはその自作自演に気づいたとき、小さなカゴの中から出ることを決めた。

だけど、そこがたとえ牢獄のように感じていたとしても、長年住み慣れた環境にいた方がラクだったりするんだよね。

だって、誰かのせいや何かのせいにできるから。
傷つけたあの人が悪いんだ、世間が悪いんだ、って自分で責任を持たなくていいから。

呪いを解いて鳥カゴから出たら、そこは完全に「自由」だけれど、同時に「自己責任」の世界。

「目の前の現実は、自分で創りだしているんだ」と徹底的に自分で自分の人生の責任を負う覚悟が必要なの。

だけどその覚悟を持って、徹底的に自己否定や自己批判を手放していくことができたら、何をしようがしまいが、子どもがいようがいまいが、

「生きてるだけで、毎日が楽しい!」

心からそう思えるようになる。
不足感や不安感、無価値感から解放されて、いつだって満たされていることを感じられるようになる。

鳥カゴから出るのか出ないのか、決めるのはあなた。

そう、あなたを救えるのは、あなた自身しかいない。

本当のあなたはすごくパワフルな存在なんだよ。
それだけは覚えていてね。




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