男の育休メモ•その19/奥さんにとって男性育休はどうでしたか?
僕は1月末から育休を取得していて、現在3ヶ月なのですが、娘の成長を間近に感じられて個人的には大変満足しています。
一方、奥さんは男性育休はどのように評価しているのでしょうか?毎日毎日旦那がいて息苦しいとか、たまには仕事したらどうとか、思っているかもしれませんし…
今回は奥さんに、男性育休について聞き取った結果をまとめてみたいと思います。
満足度はどうでしょう?
率直に言って、満足度は高いとのこと。良かった…本音だと信じましょう。
特に「安心感」があるそうです。「安心感」とは、以下のことのようです。
•日々、ちょっと目を離したい時に見といてくれるから助かる
(トイレとかお風呂とか料理とか)
•気分が滅入ったら、1人で出かけることができる、という状況が楽
(そんなに滅入っているわけではないけど)
•今のところ病気とか怪我等の緊急事態は無いけれど、家に居てくれるととりあえず安心
一方その分、以下の点が不安•不満なようです。
•3月までは僕が家で仕事していたので、「育休なのになんで仕事してるの…?」と思っていた、ちょっと不満だった
•1日仕事なりで僕が不在にすると、やっていけるか不安になる
仕事はできてますか?
奥さんはフリーランスなので、僕の仕事が落ち着いた4月以降、徐々に仕事をし始めています。一方で僕は結構暇になったので、家事•育児の分担をし直したところです。
さて、家事•育児分担もしたので、仕事は少しずつ出来ているようですし、その面での不安感は無いようです。
ただし一方、分担し直したにも関わらず、奥さんが仕事をせずダラダラ1日を過ごしていると、僕の方が少しイライラしてしまうこともあります。
この辺り、難しいですね…今はまだ僕が徹せられるので良いですが、お互いに仕事や何かやりたいことがあるとき、家事•育児をどのようにストレス無く分担するか、は課題です。
男性育休のいちばん良かったことはなんですか?
奥さん曰く、「体験を共有できること」だそうです。例えば、
•夜、ミルクのために起きた時に、僕も起きてくれるととても安心するし、2人で寝ぼけながらお話ししながら夜を過ごせると楽しい
•ウンチの時とかも、服に漏れちゃったとかそんな失敗を2人で共有しながら笑えるのがありがたい
これを聞いて、男性育休はやっぱり良いなぁと思いました。というか、良い考え方だと思ったのです。
なんでかというと、正直なところ僕は男性育休は「奥さんが辛いときフォローする」「1人では大変なので一緒に頑張る」みたいなイメージがあって、つまり「マイナスをゼロにする」ことなのかと思っていました。
当然その側面もありますが、奥さんはどちらかというと、2人の体験や思い出が共有•蓄積されていくことに喜びを感じているようで、つまりマイナスをゼロというよりも、プラスの価値が生まれていると考えていたからです。
これを聞いて、例えば僕が同僚に男性育休を勧める時に、伝え方が変わる気がしました。奥さんが助かると思うよ、から、一緒の体験ができて素敵だよ、という風に。
ちょっとクサい勧め方ですかね…でも素敵ですよね。
社会として男性育休がなかなか取得できないことが、その価値を認知できないことなのであれば、伝え方の問題なのかもしれませんね。もちろん制度や仕組みの問題もあると思いますが。
まとめ
当たり前ですが、奥さんにとっても男性育休はありがたいものなようです。聞いてみてよかったです。
加えて、まだ僕らも取得中なのでわかりませんが、夫婦で育児の体験を共有することは、将来の夫婦生活にとっても良いものなのかもしれません。