秋はキノコが注目されがちだけど

食欲の秋！秋の味覚といえばいろいろあるけど、特にキノコが注目されがちな気がする。しかし冷静に考えると、キノコって年中食べられる手の届きやすい食材ではないだろうか。安価で栄養価も高く、おもむろに「スーパーフード！」って感じがするし。（「おもむろに」というワードを使ってみたかったので嬉しい）

にもかかわらず、キノコが秋の代表味覚とされるのには絶対に理由があるはず。そして真実はいつもひとつだ。そう！「松茸」！

一般的に安価であるが故、食卓のお馴染みの顔揃いであるキノコの中で、言わずもがな最高級な贅沢品として一世を風靡するあの「松茸」。本来であれば庶民派キノコたちが代表を担うべきはずなのに、圧倒的な風味と存在感でキノコの常識を覆してくるあの「松茸」。そう、全てはあいつの旬が秋である事が理由で、キノコは「秋の味覚」として世の中に認識されているのである。これには他のキノコもやれやれ。「松茸」の顔を立てるためにも、自らの身を売って「秋の味覚」として振る舞うしかないのだろう。

そう考えると「松茸」って常に取り巻きがいるギャルのリーダーみたいだな〜と思った。今年も是非、彼女の話をなんでも肯定してうんうんとうなずいてくれるニンジンちゃんや、常に小さいカバンを持っていてくれる油揚げくんと共に、炊飯器の中でお会いしたいものだ。