「オーガニックって高い」。本当にそうかな?
オーガニックって高い・・。
ちょっと手が出ないなぁ・・。
もっと安くなってくれたらなぁ。
って思ったこと、ありませんか?
まぁ、確かに高いですが、今日はちょっとだけ違う目線から見てみてほしいなと思い記事にしました。
オーガニック食材が安い世界ってどんな世界?
叶ったら嬉しいですよね。
ちょっと考えてみましょう。
まずは本当に高いのか?について。
私の住んでいる地域は長崎県。
近所のスーパーのチラシには、オクラ(1ネット)がお買い得品として106円(税込)で販売されているようです。
一方グリーンコープでは、141円(税込)。
価格は間違いなく高いですね。
ではこのオーガニックのオクラが106円で販売されたなら?
買い手側は嬉しい。純粋に。
家計に余裕が出ますし、買う時の心理的負担は少ない!
今よりもたくさんの人が手に取れるようになりますね。
なんて素晴らしい世界。
では、作り手側はどうでしょう?
オーガニックや有機栽培をするということは、
それだけ手間暇がかかっています。
手間暇がかかるということは、量産ができないわけですね。
例えば・・・
1個200円のほうれん草を1000個生産できるのと、100個しか生産できないのとでは、利益が全然違います。
そうなるとどうでしょう?
1個200円で売り捌いていては、営業できませんね。
私たちだって、フルタイムで働いて、お給料が8万円だったら嫌・・というかやっていけませんよね?
いくら人のためでも、自分の生活が成り立たないのでは続けられません。
農家さんも同じです。
品質を維持するためには、「ある程度の価格」がどうしても必要になってくるわけですね。
手間暇って何にかかってるの?
虫食いができた野菜は、売り場に並べることができませんよね。
だから農家さん達は、虫による被害を抑えたいわけです。
ここで農薬を使えばもちろん簡単に虫の被害を抑えられるわけですが・・・オーガニックならそうはいきません。
じゃあどうするのか?
微生物の力たっぷりの土作りから始める。
牛肥や鶏糞、大豆を搾った油かすなどを、土にまぜ、土に住む微生物が食べて分解することで土の栄養分になっています。
いろんな菌が生息することで、栄養たっぷりのお野菜ができるわけです。(人の腸内環境と同じです)
栄養たっぷりに育った野菜は、pHバランスのおかげで虫が寄りにくくなるそうです。
100%虫食いのない作物を育てることはできませんが、こうした努力があって、農薬を極力使わずに育てることができるんですね。
化学肥料を使えば、早く作物が育ちます。
しかし、微生物のエサにならないため、土から微生物がいなくなってしまいます。
化学肥料により早く育ち、微生物の力を借りずに育った野菜は栄養価が下がり、pHバランスが崩れます。すると虫の被害が多くなるので、農薬を散布しなければいけなくなるのだそうです。
化学肥料や農薬を使えば手間なく害虫駆除できますが、身体への負担をなくすため、手間を惜しまず頑張ってくれてるわけですね。
ということはつまり、価格を下げるということは、=オーガニックを諦めるということ。
もしくは、農家さんの家計を苦しめるということ。
仮にたくさん作ることができたとして、買い手がいなければまた問題です。
困りましたね。
どうすればいいのでしょうか?
自分の収入を増やす?国がなんとかしてくれるのをひたすら待つ?
みんなが円満になれる方法はたぶん2つ。
①自分の収入を増やす
②国がなんとかしてくれるのを待つ
国が副業を推奨している時代。
起業、投資、なんだかブームがきていますよね。
難しそうだけどできないことはなさそう。
(簡単にできてたら誰も悩んでいませんが)
収入が増えれば気兼ねなく買えます。
デメリットはリスクを伴うこと。
勉強する時間を確保しないといけないこと。
自分のリスクはありますが、他人に迷惑はかかりませんね。
国がなんとかしてくれるのを待つのもまた、一つの手段ですね。
長い物に巻かれろ。
いかがでしたか?
私たちがまだ知らない事がたくさんありそうですが、これまでと少し見える世界が変わったと思えた人がいたら嬉しいです。
自分だけでなく、みんなが幸せになれる方法が見つかるといいですよね。