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参加リポート「First Step #3 専業主婦後、あなたはどう生きる?」~薄井シンシアさん×Yoko Chosaさんトークショー~

2020年7月5日(日本時間)にオンラインで開催された、薄井シンシアさんのグッドモーニング。企画3回目となる参加リポートです。
17年間の専業主婦生活を終え、47歳で再就職にチャレンジされたシンシアさんが、今一番気になるゲストをお招きして繰り広げる対談形式のトークショー。

今回のゲストは、30代・40代は派遣でスタートされてから、50代でやりたかった仕事に転職され、その間に4年の専業主婦歴と9回の転職ご経験をお持ちのYoko Chosaさん。今や外資系リクルーターとしてご活躍されている方でした。

今日のトークショーを振り返った時に、偶然にも私自身が最近よく考える「自分と周囲について、よく理解すること」に通ずるようなポイントが、沢山ありました。

●自分のなりたい姿を早めに考えておくこと

Chosaさんは、派遣で各社の仕事を続けている期間それぞれに、「すごく忙しい」「つまらない」「子育ては楽にできた」「ぬるま湯にいるよう」など、自分自身の気持ちの状態をしっかりと受け止めておられました。
そしてその度に「自分はどんな人間になりたいのか」「何のスペシャリストになりたいのか」という問いを真剣に考えられたそうです。そして今、リクルーターというご自身が願った職に就かれているからこそ、「早めから」考えておくことを特に強調されていました。
この言葉ともリンクして、このセミナーは女子大学生に特にオススメだと感じます。

●ブランク期間があるなら、それをどう過ごす?

シンシアさんからのコメントでは「日本人は資格を欲しがる傾向が強い」という話題も出ました。ブランク期間が長くなると、気配りなどの人間力は磨かれつつも、「社会に疎くなる」という可能性があるのも否めません。だからこそ「ブランク明けに、社会を知ることを優先できるか、知識や専門スキルで仕事を乗り切るか」という点は、興味深い考え方でした。その両方が高いレベルで出来れば理想だけど、全てがそうできない。だからどちらかを選択するために悩み考える人も多いのだと感じました。また「社会とは」という点についても、個人的には考えるキッカケになり、私の答えは「一様ではなく、様々な価値観の人が生きる場所」と今は考えています。

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●次は自分が選ぶ側になる!その根拠はあるか?

Chosaさんが今の就職先を選ばれる時に「次は自分がボス(上司)を選ぼう!と決めていた」との言葉が印象的でした。若い頃にリクルーターとしての糧となったご経験があり、更には様々な企業での就労ご経験、それらが有るからこそ、人との出会いに直感力が働くことも自己認識されていた、というお話をお聞きしたことで、その根拠に強い納得感を感じられました。一見すると大胆な選択肢に見えることも、その背景や根拠として自分の言葉で伝えられるものがあるか、今までいくつかの選択を重ねてきた私も、改めて考えてみたいキッカケとなりました。

●家庭や仕事に、自分はベネフィットになっているか

社会のニーズと個々人の希望の間に、ミスマッチが起こっている事例についても、話題は広がりました。自分の立ち位置を理解すること、人と関わり合うためのコミュニケーション能力、それを活かす為の気配りなど、当たり前とされるスキルも多い中、「ベネフィットについて自分の目と耳で自覚できているか?」というChosaさんからの言葉は、どちらか一方に偏らずに、冷静に考えられるよう、忘れないでおきたいと思いました。

●私にとっての、この日のFirst Step

さまざまなトークの中で「あ、この時間いいな」と感じた時がありました。
それは「仕事と子育てについて【両立できなかった】」という点について、シンシアさんとChosaさんが振り返っておられたシーンです。私は2つを両立できたとは考えていない、と言われるChosaさんに対して、私には両立できないと思ったから家庭に専念した、と言われるシンシアさん。特にChosaさんが、「できなていかった」と言われた理由について、以前は仕事で気持ちを満たすことは出来なかった、というお話や、子育てはシンシアさんのようには出来なかった、といったお話もありました。それを聞いて「出来たことを色々と振り返る時に、出来なかったことも織り交ぜると、違った魅力も見えてくる」という気付きを得ました。