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「家庭にリーダーはいる?」身近で考える話や参考になった記事

最近ある方と、「リーダーシップとは?」という話題から「そういえば、家庭内のリーダーは誰なのかな?」という話をしました。そして最終的には自分自身の興味や思考が深まった経験を書き残してみます。

その時に話し合い・考えたことが、構える必要がなく心地よく、リーダーシップという言葉への興味感度が高まり、更に思考を拡げるインプットに役立ちました。

私たちの一番身近な組織とは?

組織で働いている人と、今は組織に身を置かない私との会話で、共通点となったのは

身近にある小さな組織の1つに「家庭」がある

という視点でした。
見る視点や立場によって、家庭なんて組織と言わない!と言い切ることもありますが、ここでは少し身近に自分ごとに引き寄せてみました。

そして「じゃあ家庭の中でリーダーっているのかな?」と考えてみると・・・
「家庭内にもリーダーのような人はいるけど、一人じゃないかも。」
という話になりました。

確かに!と思ったので、少し強引に(?)、家庭を1つの組織に置き換えて少し掘り下げてみると、面白いと感じました。

💰 お金を稼ぐこと = 営業活動
👛 収支の管理 = 財務管理
📃 契約や法律・規定確認 = 法務
🍴 食事 = 1つの事業
👔 洗濯・掃除 = 環境管理
🏫 教育サポート = 1つの事業
👏 外注サービスの面接・採用 = 人事
🚙 外出の計画 = 企画やマーケティング

などなど・・・
(カテゴリー分けなど、個別に差が出ると思います)

それぞれにリーダーがいるよね!全部を一人で率いているケースはかなり大変そう。。。

これら多くのことは、大人が担うことが多いですが
家庭の中で子供は何のリーダーかな?と考えた時に、

「チャレンジすることのリーダーかもね。」との声に
「なるほど!それ良いね!」と、印象深く受け止めました。
子供にも何かをリーダーとして任せる心持ちで接することで、一人の姿として更に尊重できそうな予感がします。そして言葉として、その想いを伝えてみたいです。

担う項目の数は違っていても、家族一人ひとりにリーダーのような役割がある。もし家族が出来てすぐに役割が定着しなくとも、個性や考え方、得意不得意を反映して成り立っていることに気付く機会でした。

そして今回のような身近なケースに置き換えてみた上での気付きが、自己認識や、他者と共有し合うヒントになっていくように感じました。

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ではリーダーシップに必要なのは?

この会話の後で読んだ、2021/03/11 掲載の記事で、
出口 治明さん (APU(立命館アジア太平洋大学)学長)が、リーダーシップについて3つの必要な要素を挙げておられました。

1つめは「やりたいことをもっている」こと。
2つめは「旅の仲間を集められる」こと。
3つめの要素に「旅の目的地までチームをまとめ、引っ張っていく」こと。

誰かひとりが、全てを背負って引っ張っていく姿ではなく、
それぞれの想いをもとに協力したり、
強みを活かしながら共通の目的地に辿り着ける。

そんな風にあれたら素晴らしいなと感じます。

さらに上記の記事で触れられていた、「世界経営計画」というワードに興味を持ったことから、調べてみると更に
2020/04/17掲載の <連載> 人生100年時代を豊かに生きる
“古希学長”出口治明氏が語る 物事を正しく見るための「タテ・ヨコ・算数」
本物の教養とは何か(1) の記事内で下記のように解説されていました。

生きがいとは何かというと、抽象的でよく分からない。それを僕は「世界経営計画のサブシステムを生きる」と呼んでいます。ほとんどの人は「周囲の世界を良くしたい」と思っています。住んでいる町をきれいにしたいとか、職場をもっと明るくしたいとか。それを格好をつけて、「自分が周囲の世界を経営してもっと良くしたい」という意味で「世界経営計画」と呼んでいます。

「私のリーダー論」も自分ごとへのヒント?

更に広く見渡しながら、ビジネスや組織の観点で考えていくと、日経新聞にあるような「リーダー論」も参考になる、と感じています。
キャリアの旅途中の私は、各企業のメッセージも気になるところです。
またこの中から、「家庭内ならこんなシーン」に繋がる一言を見つけていけたら面白いかもしれません。(この一覧に女性リーダーの声もあると、より身近に感じられますね。今後に期待していきたいです。)

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今回、本当に気軽な会話から面白い視点で考えが広がったことが、とても印象深い経験となっています。
形に拘らず、年齢も縛らず、1つのチームとして捉えていった時にお互いを尊重できるような感覚が心地よい時間でした。
今後も、ふとした会話からの気付きを書き留めてみたいと思います。