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ある日のスピンオフ・トーク ~ミドル世代のキャリア振り返り~

ミドル世代のメンバーと、各自の経験から感じるキャリア観を言葉にしている Middle Career Revolutionグループ。そのちょっとしたメッセージやり取りから、一人のメンバーとスピンオフ・トークする時間があったこと、そこで会話したことをグループメンバーとシェアできればと、書き残してみます。

スピンオフきっかけ&試してみたくなったこと

少し前、新たな参加メンバーを迎えた際、ある一人が自分の友人と同姓同名だったことから、その友人が参加したと誤解しちゃった!という珍しいエピソードがありました。
最近はSNS経由で、誰かのつながりからサードプレイス上で同姓同名の出会いも増えたことを実感する出来事でもあり、そのハプニングがきっかけで友人にDM連絡を取ってリアル再会した話や、「同姓同名の人と、サードプレイスで出会ったら、お互いを何と呼び合うか?」という話題にも拡がりました。

あるメンバーは、自分と同姓同名の知人を「大将」と呼んでいて、逆に自分は「兄貴」と呼ばれているとのこと。大人になってからのニックネームには、お互いの関係性や距離感も織り込まれて良いものだな~と感じたエピソードです。

そういえば、学生時代に流行ったSNSグループでは、お互いをハンドルネームで呼び合っていたことも思い出しました。
これを機にグループメンバー内でも、ニックネームが浸透するか試してみたくなっています…笑

・・・と、スピンオフ・トークのキッカケに話を戻します。

トーク会の後、同姓同名で友だちネットワークが10人以上に広がっている人のスゴイ実話をシェアしてもらい、私が感じたのが「同姓同名とつながりは、名前によって難易度があるな~。何かハードルの低いキッカケ無いかな?」と考えて、軽く思いついたのが出身地つながりでした。

そのことをグループで投稿すると、メンバーの1人が同じ出身県だと分かり、ローカル話になりそうな予感から、DMメッセージに場所を移すことに。ここがキッカケでした。

当初は、キャリアの真面目な話をする予感は無かったものの、

ノマド系 & 所属意識

という、キャリアや働き方の視点からも気になるキーワードが話に出てきて、「これはグループでもシェア出来たら良いかも。」という閃きから、今これを書いています。

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ノマド系って、どんな感じ?

今まで、働き方に関する記事で目にしたことのあった「ノマド」。でも自分とは少し距離を感じた言葉でもあり、「そういう形もあるのか~。」と思っていた程度でした。

その印象を、ぐっと鮮明にしてくれたのがメンバーの1人で、
「ノマド系というのも、実際どんな感じなのか気になります☆」というコメントに返してくれた、メンバーの経験と感覚が下記です。

・幼い頃から引っ越し経験が多いこと
・結婚するまで3年以上定住経験がないこと
・ある土地に5年在住した時も2回の近隣引っ越しあり
・故郷や所属意識などの感覚は希薄な気がしている

⇒ この話題を知人の方に話したところ「ノマドなんだね」と言われて、
しっくり感があり、自己表現に取り入れているとのこと。

住まいや所属する場所という点では、比較的長い期間を同じ場所で過ごしてきた経験をもつ私にとって、ノマドさんの世界は全く体験したことのないもので、実際に経験してる方からのエピソードはとても新鮮でした!

そこに全く良い悪いの感情はなく、ただただ
「違った世界や景色を見ながら、同じ世代として場所や時間を共有できていることが嬉しいーー!」と思っています。

「ノマド系」というと、最近では働き方やビジネス的な視点からの考察が多い印象ですが、メンバーの話から今はこんな風に感じています。

働く以前からの経験も織り交ぜながら所属意識について考えると、
その人を、より多様な面から知っていくことが出来そう。
人柄の理解においても、働く以前の感覚は影響力も大きそう。

自己理解に限らず、他己理解につながる大きなヒントになる予感です。

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同じ所属や場所に居ながらも、変化があったりしますか?

上記は、ノマド系の話題から派生して話は盛り上がり、メンバーから私が受けた質問でした。

この質問の背景と具体例は・・・
同じ企業に10年ほど勤めて、ずっと営業職。その過程でライフイベントも数回経験したことから、同じ担当顧客は2年が最長。
この経験から、同じ業務は2年くらいが限界じゃないかと思っている。

そして問いへの私なりの答えは

同じ場所や所属にいながらも、変化はあると思います。

そう考える理由は、
気持ちの変化(お互いの少しずつのスキルUPや自立など)や
市場など外的環境やパートナー企業の変化から、全く同じケースの方が少なかった。
実際に自分の場合は、9年間同じ顧客を担当したこともあります。当時の周辺を思い返しても、もっと長い期間の担当が続く人もいたので、私だけの例外でもない印象。
と、自身の経験から感じているからです。

更に想像を広げてみると、個々に違う出産・育休の状況や顧客のフェーズも違うので、期間の長い短いが正解の判断基準にもならないと思います。

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このように他者との意見交換から、周囲への配慮や自分が身を置く環境への感謝、そして違う環境下で過ごす立場を尊重する視点について、想いを巡らせる時間を今後も持てたらと感じているところです。


勘違いに気付いて、それを伝えられたら理想かも

先ほど書いたように、同じ場所や環境に長くいた経験が多い私ですが、「何か違うと感じたら、離れていく直感で生きているタイプ」と自分を表現すると、
「その『何か』が何なのかを言語化したい」とコメントが返ってきました。

ちょっと時間をもって考えてみたところ、こう感じています。

何か違う感覚 = 勘違いだったと気付くこと

違うのは、特定の条件や状態ではなく、理解の度合いかもしれません。
新しい環境に積極的にアプローチしていると
「あ、最初の印象と本当は違っていた」と気付くことも多いかと思います。

それは言葉も、人も、企業の印象でも共通していて
ありのままの表現されて、受け手の想像通りというケースの方が少ないかもしれません。これもコミュニケーションの難しさでもありますね。

だから相手を知ろうと思う気持ちから「勘違いだった」と、気付くことが出来たり、その経験からの学びや次の行動を共有できる仲間と時間を過ごせたら、もっと自分の経験が豊かになる予感がします。(これも今話題の心理的安全性かな?)

ミドル世代である今の時間を楽しめる1つの場所になった、この Middle Career Revolutionグループでは、経験も知識も豊かなメンバーが色々な考えや言葉をシェアしてくれるので、これからも「あ、勘違いだった(笑)」と学ぶ機会はたくさん訪れそうです。

これまでのグループトークの振り返りもマガジンにしてみました。