「夏ドラマ概論」にしようかと思ったけど、結局のところ沼を語っているだけなので、「夏ドラマ沼概論」にしました──
スカイキャッスル
想定外な沼でした……!
元々は韓国でヒットした作品らしいですね。何も知らずに、比嘉愛未さんか新井美羽さん辺りの出演情報から行き着いた、ただそれだけで観始めました。名作の予感がします🤤
1,2話のメモ
2話までの感じからだと、
・冴島家
支配者・虐待母
支配下→反逆者・遥人
傍観者・夫
・浅見家
支配者・瑠璃
支配者のバック・義母&英世
支配下・紗英
いけにえ・真珠
・二階堂家
支配者・モラハラ夫
被害者・杏子
二次被害者・翔
・南沢家
泉を中心として、三家の観察者たち
・夏目家
三家と対照的な家族
・九条先生
家族の痛いところを突く
もちろん未久(田牧そら)なども加えて変わっていくでしょうが、このような関係に見える。視聴者は泉の目線から謎を追う格好になっているので、つまり、泉が書いている小説がラストでメッセージになるのかな、と。私は幸せな家族について問いかけてくると予想してます。本当の幸せとは、幸せな家族とは、みたいな。九条先生がズバッと言うやつ、例えば二階堂家で「教育」ではなく「飼育」だと言い放ったやつが、直接的にメッセージの材料になりそうだな。
そんなことある⁉️ってくらい受験にこだわるのは、元が韓ドラだからなんでしょう。
そしてどーでもよくはない余談で、どーしても気になってしまうのは、ロマネ・コンティですよ。紗英さんが、生徒会長選で青葉くんに瑠璃を応援してもらうために、ロマネ・コンティを泉さんに贈って、金で釣ってる感がありすぎるんですが、開けたら安い"ロマネ・コンティ"っていうの、紗英さんならやっても不思議じゃないわ。泉さんが要らないなら私がもらうからちょーだいよ、安くても全然いいから。
ワイン解説については原作読むのが一番手っ取り早いと思ってます。最初に出てきてました。あ、「神の雫」のことです。
笑うマトリョーシカ
ざっくりと
清家→顔で物語る。語る内容は意味深。
鈴木→言葉で語る。態度に内面が滲む。
道上→視聴者と同じ目線から真相解明していく。
という構図かと。
1話からいきなりややこしかったし意味深台詞だらけ。一字一句までこだわられてそうな言葉とか、心の声と一致してない行動とか……何がどう繋がってどこに向かっていくのか想像つかない。スピーカーの方に向ける意識を強めにした方がいいと思っていて、普段より画面を見れてない自覚があります。
ネタバレ満載のメモを貼っておきます。めっちゃ長いので、めんどくさかったら飛ばしちゃって大丈夫です。
1,2話
3話
4話
5話
6,7話
6話後半あたりから鈴木の内面が滲むシーンが増えてるように思います。最初は、鈴木こそサイコパスで、むしろ清家の腹に一物あると思った。
「友達」や「家族」の話に落ち着くのかな、と思うんだけど……うーん🤔
だいたい問題提起型か提唱型に分かれると私は思っています。もちろん一概には言えなくて、問題提起したあとに続編で提唱してくる場合もよくある。これらは考察のやりがいがあるタイプだが、本当に「エモい」に尽きる場合も多くて……作者が思う「エモ」をこちらに見せつけてくるパターンね。提唱型ではあるけど、もう「エモい」という括りにしたい。笑
だから何って、もしかしてこの作品も「エモい」だったりして……と思う。考察のやりがいがあると言いつつ結局「エモい」かもしれないってこと。「どうする家康」はエモすぎてキャスティングの理由がわかった気がした、というのもあっての「エモい」で終わる説よ。
清家×鈴木
鈴木×道上
道上×清家
その他諸々
のエモを見せつけられたらどうしよう🤤
ブラックペアン
2018年の方で私は思った。帝華大派だな~、と。佐伯教授や渡海先生の手技がすごいのはわかった、スナイプやらカエサルやらの最新機器より医者の手というのは伝わってきた。でも佐伯教授や渡海先生が、たった2人で、僧帽弁閉鎖不全症の患者をみんな救えるわけじゃないやん、スナイプも要るって。簡単にできるようにすること、新たな技術の開発、こっちもめちゃくちゃ重要でしょ?
個人的ハイライトは最終回の「さらば、渡海一郎」のオペシーンです。インスタのリールで、その直前を公式さんが切り抜いて上げてくれてたんですけど、えw
一番好きなところ、規制かかってる。
⚠️リンクをコピーしようとしたら「Are you sure~」って訊かれたので「Share Anyway」にして貼りました。バイオレンスです。お気をつけください。
シーズン2に渡海先生はいなくて、天城先生がやってきた。原作読んだ時には色々と気付いてなくて、ひたすら天城先生に萌えました。文字だけで萌え🫀
だけどドラマになって、そういうことか!と気付きました。6年前に提起した問題、今か未来か、それの回収かと。答えを出してきてるように思えてならない。
そしてエモすぎて死んじゃう最終回にされそうですでにゾッとしてます。西浦正記さんが演出してる🫠<タスケテー
※私は「コード・ブルー」の(もはや気持ち悪い)ヲタクです。詳しくは自己紹介の記事を、と言いたいところですがそこらじゅうでヲタク全開にしてるのでフォローした方が早いかもしれないです爆笑
まずは1話から。
生死を懸けた理想と現実の二者択一で患者を見捨てるクソ台詞に合わせてベートーヴェン「悲愴」はヤバすぎる。
シンプルで、しかしながら難しい。だから天城雪彦のオペは芸術である。シンプルかつ難しい芸術はダイレクトアナストモーシスという作品、てことかな。
思い出の桜を見るためならお店の権利を他人に譲ってもいいってすごい。患者の執念。人生で一番大切なものは執念。ダイレクトアナストモーシスができるようになるまでに凄まじい努力を重ねてきたのは明らかだから、天城は執念を燃やして努力してきたんだろう。神と悪魔の共同作業で奇跡だ、なんて言われると嫌なんだと思う。
しかし、そのオペシーンに合わせて悪魔に魂を売ったパガニーニの曲使うのはヤバい。
一部カットしたりして整えてますが、この文量をインスタのストーリーで上げました🤦♀️
以下はストーリーの現物、これを読んでいた方は果たしているのか……?
今は、金を取れる人を治療して救う。
金を用意してスリジエハートセンターを創設すれば、将来、大勢の人が救われる。
まさかの両方だった~そういうことか‼️‼️
さらに5話では、この人は救われるべきか?という人に対しても医者としての姿勢を崩さない天城先生たち。
さーて、あと外せないのは音楽でしょ。
オーケストラは無理なんですが、
キュートさが強い「悲愴」第3楽章を目指して弾きました。前に弾いたのは天城先生より渡海先生寄りな感じするので。
あと「ラ・カンパネラ」はピアノ版です。パガニーニはちょっと……こっち(がなんとなくそれっぽいだけでも褒めてほしい笑)で許して🥺🥺
と言いつつ「24のカプリース」にも手を出してしまった私であった。
追加。
弾きましたよ……!