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呪い
非常に厄介な呪いだ。
一筋縄ではとけそうにない。
×だ。
この呪いにかかったものは
×するもの為に日々脳と体を使う。
自分では解くことができないのだ。
他人に協力を仰いでも無駄だ。
呪いが進行すれば解ける可能性もある。
それは幸とも不幸とも言える。
この呪いは、むず痒くて苦しくて嬉しくて。
ほとんどの人は罹ったことがある。
非常に厄介だが、
君は恋する自信はあるかい?
月の影になることを許して
大好きだよ 愛してるよ
でももうダメなんだ
悲しんでくれるなら
夜にこっそり花をたむけにきて
一年に一度だけ月の下で密会しよう
無知の罪と、理解とは
人を心配することと、
理解するというのは異なる。
あなたのためを思うから、
こうあった方がいい。
それを私が望まない場合、
果たしてそれは助けなのか?
例え、私が破滅することが望みだとして
阻止することは果たして助けか?
相対的に同じ条件にならなければ
最適解を生み出すというのは、
非常に難しい。
「死にたい」
この苦しみを味わったことがある人が
どれほどいるのか。
彼らを救う唯一の
自由を夢見る少女の話
街が眠りについた頃。眠れない私は窓の外を見る。たまに通る車の音、忙しくしているのは信号機だけ、あとは何も動かない、静寂の街。
こんな街へ出たら私は主人公になれるかもしれない。そう、街が見てるのは私だけである。昼間の喧騒になんて飲み込まれやしない。静けさを切り裂くのは私なのである。私だけの舞台。
でもそんな勇気はどこにもなかった。私の身体には見えない鎖が絡みついていた。自由になりたくても自由を手に入