義母との同居を解消したい!⑪
ご覧いただきありがとうございます。maiと申します。夫と小学生の息子、そして義母と一緒に暮らす平凡な主婦です。
結婚して翌年には新居を購入、そして入居後に子どもを授かり一見、順風満帆な人生のように思えていましたが、義母との関係が悪化の一途を辿り、とうとう裁判にまでもつれ込んだという、平凡な主婦です。
このお話は、義母との同居という選択をしてしまったが故に、精神的にも金銭的のも追い詰められた我々夫婦の戦いと、その行く末をお伝えする、我が家の物語です。
これまでのお話はこちらをどうぞ↓
⑪【調停とは】
だそうです。
一般的には離婚時や親権争いなどで耳にすることがあるかもしれない。
むしろそれ以外ではなかなか耳にしない、普段生活をしている上ではほぼほぼ馴染みのないもの、それが「調停」。
紛争を抱えた我が家に必要な制度、それが「調停」。
調停を起こすのに必要な書類と費用を持って、夫婦で家庭裁判所に向かう。まさか裁判所を訪れる日が来るとは思ってもいなかったのだが、私たちは大きな一歩を踏み出したのだ。
そして手続きを済ませ、相手方(義母)に書面にて通達が行き、互いの日程調整を行った上で、第一回目の調停が開かれた。
時間にして約30分。
仕事を休んで出席した我々だったのだが、義母、まさかの欠席。
それでも制度にのっとって淡々と第二回、三回と重ねていき、公平・中立な立場である調停人の方から、どうも和解は難しいのではないかとの見解だった。
そして、人生の先輩であるその調停人の方からは、
「これは個人的な意見になってしまうかもしれないが、お義母さんとお話ししていて、思考がそこから止まってしまっていて何を言っても受け入れられない状態になっているみたいだから、ここで時間を費やすよりも次のステージに移った方が良いかもしれない」
とアドバイスをいただいた。
次のステージが示すもの。
それは調停ではなく、裁判だ。
和解不成立という結論で、私たちの調停は終結した。
ここまでかなりアッサリと書き記したのだが、期間にして約半年は要している。
夏に無料法律相談をして、書類を作成、約束事の締切を設定。
その約束は案の定守られず、退去勧告をし、それでも出ていく素振りも見せないことで調停を起こしたのが数か月たった初秋のこと。
月に1度程度の調停を3回ほど行い、和解不成立に至ったころには、冬の訪れを感じていた。
つづく