見出し画像

義母との同居を解消したい!⑫

ご覧いただきありがとうございます。maiと申します。夫と小学生の息子、そして義母と一緒に暮らす平凡な主婦です。

結婚して翌年には新居を購入、そして入居後に子どもを授かり一見、順風満帆な人生のように思えていましたが、義母との関係が悪化の一途を辿り、とうとう裁判にまでもつれ込んだという、平凡な主婦です。

このお話は、義母との同居という選択をしてしまったが故に、精神的にも金銭的のも追い詰められた我々夫婦の戦いと、その行く末をお伝えする、我が家の物語です。
 

 これまでのお話はこちらをどうぞ↓


⑫【訴訟を起こそう】



裁判である。

そう、あのドラマでしかお目にかからないであろうと思っていた「裁判」を起こす日が、我が人生に訪れることになるとは、想像もしていなかった。

両親に愛情たっぷり注がれてれ、平穏な毎日を送ってきた私であったが、まさか結婚相手の母親と裁判で争うことになるとは。


しかし我々に残された道は2つ。

このまま一生、互いにいがみ合いながら、
日常的に口論を繰り返して義母との同居を続けるか、
裁判で決着を付けるか。

残された道は2つとしたが、調停を起こした時点で、
そこに続く道は1つしか見えなかった。

むしろ7年間もよく我慢した方である。

世の中には7年程度で何を偉そうに言うのかと思う方々もおられるだろうが、あの義母とこれ以上同居を続けていく未来には、我が家に何かしらの事件が起こってもおかしくないと感じざるを得ない。



コネもツテも全くない状況で、とにかく弁護士を探すことからはじめた。

「弁護士 無料相談」で検索して出てきた弁護士事務所に片っ端から電話して、一番先に相談日の日程を調整してくれた弁護士さんに会いに行って面談、翌日には契約を決めた。

評判の良し悪しなど知らぬ。

それでも結果として仕事をキッチリしていただける方に巡り会えたのは、とてもラッキーだった。

調停の際に持参したこれまでの経緯をまとめた書類と、1時間ほどのヒアリングを元に、弁護士さんに作成していただいた、被告(義母)への受任通知なるものが出来上がってきた。

これはすごい。

我が家の他愛もない小競り合いがこんなにも立派な文章にまとめてもらえるとは驚きである。

この書類は義母宛(と言っても我が家)に郵送され、後日、義母からは弁護士さん宛に手書きの手紙が届いた。

先日、連絡いただいた件の返事が遅れまして申し訳ございません。
年の瀬も押しせまり、大雪予報や本格的な冬にむかい時期も悪く、引っ越しするにも先立つ費用も必要で、時間も必要のため大変困っています。
具体的な連絡が出来ず申し訳ありません。

その内容は、連絡が遅くなってしまったお詫びと、年の瀬に迫り雪も多く時期が悪い、引っ越しするにも費用がないため困っている。というもの。

意味がわからない。
全くもって自分都合な内容で、何の回答にもなっていない。
ひとまず火蓋は切って落とされたのである。

このまま義母が黙って受け入れるとも到底思えぬが、この件に関する問い合わせは今後、全てにおいて代理人を通してもらう旨が記されているため、義母とは日常的に会話が不要になった。

不満は変わらずにあるが、直接のやりとりする必要はない。
それによって口論も起きない。


結果的に我が家は冷戦状態に突入し、
これまでのような口論によるストレスから解放されたのである。






つづく

いいなと思ったら応援しよう!