義母との同居を解消したい!⑨
ご覧いただきありがとうございます。maiと申します。夫と小学生の息子、そして義母と一緒に暮らす平凡な主婦です。
結婚して翌年には新居を購入、そして入居後に子どもを授かり一見、順風満帆な人生のように思えていましたが、義母との関係が悪化の一途を辿り、とうとう裁判にまでもつれ込んだという、平凡な主婦です。
このお話は、義母との同居という選択をしてしまったが故に、精神的にも金銭的のも追い詰められた我々夫婦の戦いと、その行く末をお伝えする、我が家の物語です。
これまでのお話はこちらをどうぞ↓https://note.com/mai_name/m/mdbb225b7c5cd
⑨【妊娠と出産】
義母との同居にも慣れ始めた頃、そろそろ次の仕事でも探そうか、という矢先に、大変なことに気が付いた。
どうやら、私は妊娠しているようだ。
夫は数カ月前から単身赴任中で、義母と一緒に暮らしている状況である。
さぁ、どうしよ。
ひとまず仕事のことは諦め、出産を最優先に考えよう。
病院はバスでも歩いても行ける場所にある。夫が近くにいなくても何とかなる。
夫も、私の両親も義母も報告するととても喜んでくれた。
あとは安心して、元気な子どもを産むだけだ!
と、そんな簡単な話ではない。
すべてはホルモンバランスの乱れのせいなのか、いつも以上に眠い日々が続いた。
朝起きても午前中にはまた眠り、昼には昼寝をし、夕方は早く寝た。
生活スタイルの違う義母でも心配するほど、寝室にこもり、よく寝ていたのだが、その頃から義母と一緒に食事する回数も減り、顔を合わせる機会も減っていった。
つわりが終わると、気分爽快。夫の単身赴任先に1か月ほど滞在し、優雅な妊娠生活を楽しんだのだが、家に戻ると、引き続き義母との同居生活に戻り、些細なことで苛立ちを覚えることが増えた。
義母とは直接言い争うことは少なくても、不満を抱く回数が増え、それが蓄積される。離れて暮らす夫に訴えるのだが、口に出してみても、どうでもいいような内容ばかり。
自分を落ち着かせるために、紙に不満を書きなぐったこともあった。
そんな状況を見かねた夫は、会社に掛け合い、異動の希望を出して家に戻ってこれることになったのだ。
妊娠生活も終わりを迎えようというタイミングで、夫婦一緒に過ごせることが心強く、これでいつ子どもが生まれてきても大丈夫という安心感があった。
出産予定日を過ぎて1週間が経った頃
病院を受診して、陣痛促進剤を使用した計画分娩を行うことになる。
よく晴れた青空のある日、
無事、玉のような男の子を出産したのであった。
つづく