義母との同居を解消したい!⑩
ご覧いただきありがとうございます。maiと申します。夫と小学生の息子、そして義母と一緒に暮らす平凡な主婦です。
結婚して翌年には新居を購入、そして入居後に子どもを授かり一見、順風満帆な人生のように思えていましたが、義母との関係が悪化の一途を辿り、とうとう裁判にまでもつれ込んだという、平凡な主婦です。
このお話は、義母との同居という選択をしてしまったが故に、精神的にも金銭的のも追い詰められた我々夫婦の戦いと、その行く末をお伝えする、我が家の物語です。
これまでのお話はこちらをどうぞ↓
⑩【ある夏の日】
時は過ぎ…
子どもが産まれてからというもの、すべてが子ども中心で、目まぐるしく日々は過ぎて行った。気がつけば我が子も6歳になり、来年には小学生になろうかという年、私たち夫婦はある決断をする。
もう我慢できない。
このままでは頭がおかしくなる。
なんとしても現状を打破せねば…と、神妙な面持ちで、平日の10時ちょうどに、とあるところに電話をかける。
そこは役所で行っている無料の法律相談ダイヤル。
義理の母との同居がうまくいかず、家族間では話し合いにならないことから第三者を交えて、なんとしても義母に出て行ってもらう方法をと模索している私たち夫婦の、栄えある第一歩であった。
電話先の担当弁護士さんに、義母と別居できる方法を相談。
7年前から私たち夫婦が建てた新居に義母と同居している状況
新築にあたっての資金援助は一切無かったこと
同居前にした約束事を破り、義母の都合の良いように平気で嘘をつくこと
義理の兄を交えた話し合いをしても何も行動に改善が見られないこと
…などを可能な限り簡潔に話したつもりではあったが、話せば話すほど負の感情が膨らんできて、ほとほと嫌になったが、電話先の弁護士さんは、終始落ち着いた優しい口調で、こうアドバイスをくださった。
ひとまず、今からでも日付と署名を入れた契約書を作成すること
契約書の内容は、締切を決めた改善してほしいことと、守らなかった場合の対応(退去)
可能なら、その書類の下書きを誰か弁護士に見せて確認すること
守らなかった場合の退去勧告書類を作成すること
すべての書類が揃ったら、その書類を持って調停を起こすこと
本来であれば、入居時に作成しておけば最良ではあったが、家族間ということもありすべて口約束で対応してきてしまった。
そして入居前にハッキリと約束して承諾したはずのことも、義母には幾度となく
「そんなことは聞いていない」
「今さら言われても困る」
と突き返されるの繰り返し。
今からでも遅くないから、やはり書面で証拠を残すことが何よりも大切で、効果を発揮することだと教えていただいた。
ありがとう、無料相談。
ありがとう、紳士的な弁護士さん。
さっそくアドバイスに乗っ取り、夫と書類を作成。
双方で内容を確認し、日付と署名をもらうという最重要ミッションを
夫は難なくやり遂げたのであった。
つづく