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あなたはわたしで、わたしはあなたの件。
東京ドームのような大きなステージで私はここだと宇宙に叫びたいMai_Moonです。きっとたくさんの人の共感を呼ぶことでしょう。
本日は、私はあなたで、あなたは私について話していこうと思っています。
私の大好きなアーティストも「私はあなた」と歌っていたんですが、今までの人生でこのフレーズは聞いたことがある人がほとんどかもしれないけれど本当の意味を捉えることはなかなか難しいですよね。
だって、あなたと私は別の人間だし、考え方も環境もまるで違う。
違うからこそぶつかり合うこともあるでしょう。
こうなってほしいと願うこともあるでしょう。
ここで、この世界の成り立ちをご説明しましょう。
大前提として、今この世界を生きているのは私です。
これはあなたという意味でもあります。
私は私を生きているし、あなたはあなたを生きている。
これは間違いようがないです。
ただ、この地球という場所では絶えず出来事が巻き起こり、それに対して私たちは何らかの反応をしています。
それは感情として、思考として、考えとして、思いとして、私たちは感じています。
それは人それぞれ違うでしょう。
ではここで、ここに雨を降らせてみましょう。
私は雨が降って外に出るのが憂鬱になるかもしれませんね。
一方でどこかのあなたは、久しぶりの雨でテンションが上がっているかもしれません。
これを聞くと当たり前のように思えますが、同じ出来事に対して反応は様々です。
何かの出来事に対して同じように捉える訳ではないということはご理解いただけたと思います。
一方で、対人関係になると急にこの捉え方が難しくなります。
お店で大騒ぎをしている子供とそれを見つめているお母さんを見て、文句を言っているお婆さんがいるとしましょう。
お婆さんに同調する人もいるかもしれませんが、もしかしたらその子供は昨日まで寝たきりでベッドに横たわっていたのですが奇跡的に回復したのかもしれません。
この世の中にありえないことはないのですから。
お母さんは大騒ぎしている子供を見て、さぞ喜んで言葉も出ないくらいに立ち尽くすかもしれません。
これに言えるのはこのお婆さんには、お店では静かにしなければいけないと思っている自分がいるし、大騒ぎしている子供をほったらかしにするなんていけないことだと思っている自分がいる。きっとまだまだあるだろう。
これは単に自分自身に先入観があるということ。
出来事を見て、反応する自分がいるということ。
この先入観は今までの環境や生き方が関係しているかもしれないけれど、この世界において絶対的にダメなことも、いいことも存在しえないのです。
この話を広げていくと、いつまでたっても前に進めなくなりそうです。
ここで言いたいのは、誰かや何かを見ているときに湧き出てくる感情は私から出ていて、出来事に対して意味づけしているのは自分自身だよってこと。
あなたを見て悲しくなったり、嬉しくなったりしているのは自分自身なのであって、あなたが何かしたからではない。
あなたを見て私自身の何かの先入観が感情を引き起こしている。
あなたを見て、私を見ている。
要は、あなたは私。私はあなたなのである。
この世の中で起きているネガティブな感情の多くは、自分自身の先入観に過ぎないということを覚えていなければいけません。
この世界の成り立ちを理解すると、ネガティブな感情が巻き起こった時に誰かのせいにすることもないし、自分自身の先入観に気づいて修正することができるし、一石二鳥。
外側に起こっている出来事に意味なんてない。意味づけをしている自分がいるだけだ。
その意味が何から来ているのか、自分にとって心地いい感覚、感情なのかを精査していく必要があるだけです。
ただ、これを実践するのは本当に難しいですね。
私もまだまだ修行の途中であります。
これを知っているかどうかだけでも違うと信じて、必要な方にこの文章が届いたらと思っています。
それではまたの機会に…