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情熱

先日、とある人が言っていた。
自分軸が欲しい。
自分の中からどうにもみなぎるもの、そんな情熱を持ってやりたい何かを見つけたい。
でもお話を伺っていると、私から見ればとても情熱を持っている。
情熱をもってやりたいと思っていることをやってきたし、今もそれで何ができるかを考えている。

人って自分の情熱、やりたいことってあまりにも近すぎてわからないものなのかな。

私もずっとその人と同じように思っていた。
その人とは持っている経歴も何も違うし、同じなんて言うのはおこがましいとは思う。

でも情熱を持って何かをやっている人を見ると心震え、心底羨ましく
あんな風に自分もなってみたいと思った。
例えばアイドルに心ときめかせペンライトを振って応援している、いわゆるオタク系にだって、あんなに夢中になれるなんていいなぁと思った。
だから私は純粋な情熱を持っている様々なオタクを心から尊敬している。

私は今コーチングを学びセッションをたくさんし、そこから派生したイベントやら勉強会やらにせっせと参加し、結構忙しく過ごしている。
そして今後の事について、こないだ夫に少し相談をしたことがあった。
今後コーチングをどう提供していこうかというようなことだ。

正直、私がコーチングがめちゃくちゃやりたいかのか、ずっとそうしたいのかはわからないけど、今は今できることをとにかくやってみたいんだというようなことを言った。

すると夫が言う。
「いや、そりゃ好きやろ。そう思ってる。どう見たって。朝あんなに苦手だったMaiが毎日のように早くから起きて、あんなにせっせとやってるんだから。」

ずっと何かに夢中になりたい。そういう対象が欲しい。私が本当にやりたいこと、望んでいることって何だろう。
そんなことばかり考えていた。

あれ、でも夫から見たら、どうも私は好きな事を一生懸命やっているんだ。

今だって思う。
すぐわからなくなる。
私はどこに向かいたいんだっけ?
ちょうどもう一度考えたいと思っていたところだ。

でもどうも私は自分が夢中になっているその真っただ中にいるのかもしれない。

去年の私が見たら、どう思うかな。
来年の私が振り返ったら、どう思うかな。

大切なことってあまりに身近にあってわからないとはよく言うけれど、
そういうことなのかもしれない。

求めているものは目の前にある??
やっぱりまだピンとはこないのだけど、
でも自分をもっと信頼してあげた方が良さそうだ。

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